玉虫左太夫の徒然草

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• 嗚呼　スーちゃん

  この週末、スーちゃんの訃報を聞いて、YouTubeでキャンディーズの過去を偲んだ。 まず、私はキャンディーズかピンクレディかという当時の論争でいうならば、「普通の女の子に帰りたい」宣言をしたキャンディーズに好感を抱いていた。（どっちも好きだったが） 当時のビデオを見ると、三人ともヤンチャで、芸達者で、自分というものを素直に表現できる、芸能界では珍しい存在であったと思う。だから広く愛されたし、解散という一見、身勝手な行動も共感をもって受け入れられた。 当時の曲を聴くとどれも鳥肌が立つ。初期のスーちゃんはリードボーカルをしていたのだが、デビュー曲の「あなたに夢中」などは、ランちゃんとバックにするコーラスの安定感があって、そのままいってもよかったのにと思うくらいだ。 アイドルではあるが、そのやんちゃさと、自己表現・芸達者もあってお姉さんグループっぽいところもあった。それは初期に「年下の男の子」という曲を歌っていたせいもあると思う。ドリフや伊藤四郎とのコントも堂々としていた。普通の女の子にもどりたい」というのは、芸能界のトップにたった当時にしては勇気のある行動だと思うのだが、自己を見つめられる賢い女性だったということだ。 女優に復帰した「ちゅらさん」などの演技も、天命の明るさが光っていた。 スーちゃん。安らかに眠ってください。

  2011年04月24日

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• ド勘違い「ハングオーバー」

  全く自分は、慌て者で、勘違い野郎になる時がある。昨晩は、無駄な時間を使ってしまった。 佐々木俊尚著「キュレーションの時代」という本で取り上げていた「ハングオーバー」という映画がどうしても見たくなってTSUTAYAでDVDを借りて試聴した。 ところが面白くないどころか、最低な映画なのだ。佐々木俊尚も映画を見る目はないのかな、なんて思った。 ところが余りにも低俗なので、タイトルを確認したら彼が取り上げたのは「ハングオーバー！消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」だが、見ていたのは「ハングオーバー史上最低の二日酔い」だった。 最初の設定だけがなぜか似ているが、似て非なるものであった。全く、時間の浪費だ。 自分はこれまでも大｢勘違い」をしてしまうことが、度々ある。 最近では、東日本大震災の会社の義援金の勘違い。会社が１億の援助をすると勘違いした。実際は百万だった。このケースでは、会社は「気前がいいな」と当初思ったが、百万とわかった瞬間は、「そうだろうな」と納得。 大分前になるが、面接して採用した人間の出身大学をしばらく東大だと思い込んでいたこと。実は東京経済大学だった。このケースは思いが強かったせいか、しばらくの間そう思い込んでいた。｢実害」というのではないが、やはりちょっと「笑える勘違い」だ。 だけど、早い段階で「どうもおかしい」と気がつくべきだ・・・我ながらしょうもない！！

  2011年04月24日

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  ビザ取り消しの「傷」

  来月は、３年ぶりに米国に出張だ。その後、初めての欧州スペインに行く。その渡航準備で、ESTA登録をしていたら、質問に回答していく箇所があった。 その中に、「ビザを取り消されたことがあるか？」との質問があった。 実際５年前に、ビザを取り消されたことがある。このブログにも書かれているがあれは悪夢だった。グリーンカードを申請していたために、帰国前提のビザをキャンセルにされてしまったのだ。その後、会社が帰任命令があって帰国したこともあり、長男・次男を残して家族は帰国。GCをめぐっての騒動も遠い昔の思い出だ。 ただ、次男にとってはGCが必要になることもあるだろう。あの時、GCがキャンセルになって涙した次男だが、GCにチャレンジしたことは間違いではなかった。弁護士代も半端ではなかったし、あの時の落胆は一生忘れない。 さて、今回のESTAの登録も、その項目のせいか「７２時間以内に再度回答する」と即座には渡航認証されなかった。ビザを取り消された「傷」は、要マーク人物として記録されているのだ。

  2011年04月23日

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• 花見の段取り今昔

  大阪のさくらも盛りは過ぎた。もちろん自粛なんかクソ食らえだから、花見はやった。会社の同僚との花見は久しぶりだったが、なかなか面白かった。 それは、花見を企画する時の、みんなの反応ぶり。 私は職場では年齢も上なので、その影響はもちろんあるだろう。 最初の一言は、「今日は天気もいいし、花見ランチでもやらない？」 で、折角やるんなら経理だけじゃなくて事務所のみんなに声をかけようと、事務所の全員にメールを出した。 ここは大阪だし、皆のノリがいいだろうから、盛り上がるのかなと思いきや、そうでもなかった。ノレない、ノラない人達もいるのだ。 「どうしてこういう話は、前もって連絡してくれないんですか？」と逆にクレームのメール。フーム。 私としちゃ、元々来れる人、やりたい人だけで花見ランチを楽しみゃいいのだから、少人数で強行した。 その日は、本当に絶好の花見日和で、会社から歩いて１０分程度の公園で、それは楽しい花見ランチとなった。 振り返るに二つのことがある。 「ノレない・ノラない」人達のこと。この人達にはグループみたいのがあって、揃って参加しなかった。この「揃ってノレない・ノラない」人達の集団心理が存在する。抵抗したいのかな、自分の考えで行動することにためらいがあるのかな・・・ もう一つは、こういった花見や飲み会などの企画力。参加者に呼びかけたり、参加者を調整したり、場所や料理を決めたり、などの段取り力。これが落ちてるのかな・・・ 花見や飲み会なんてものは、もっと気軽にやれるはずなんだが・・・

  2011年04月19日

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• 八経ヶ岳でオーストラリア人と仲良くなる

  今日は、朝３時スタートで、奈良の大峰山（八経ケ岳）に登って来た。今年初めての山だ。 これで百名山中６１座を登頂。今回近畿の山に初めてチャレンジ。今年は、北海道と九州の山を二つずつ登頂するつもり。 これまでの山行きにも、それぞれの思い出がある。今回の大峰山は、出会ったオーストラリア人と仲良くなったことだろうか。 あちらは吉野からの縦走で、なんと５泊目。帰りはヒッチハイクで駅まで辿りつきたいというから、車でピストンしていた私とタイミングが合ったので、駅まで送ってあげた。 山で友達になるのは、毎度のこと。なぜか外人とも親しくなる。 腹が出てきて、昨年より体調が良いとはいえない。また４月もこの時期だから残雪があって、緊張する斜面もあった。だが、こうした出逢いがあると、楽しくて長い登り・下りも苦にならない。 彼は近江八幡に住んでいて、８月まで日本にいる。いい山を教えてくれというから、色々教えてあげた。今回の縦走に続いて、来週はガールフレンドと北海道に行くとか。やっぱり若いから意欲的だ。 「日本は美しい国だ」を繰返した。外人にそういわれるのは嬉しい。特に、熊野ー吉野を縦走したり、木曽駒ヶ岳ー空木岳なども行ってるのだから、相当日本にハマッている外人と言えよう。 そんな出逢いを思い出しつつ、心地よい疲労感で日曜を終えるのも悪くない。

  2011年04月17日

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• ワンカップ菊水

  昨夜は、大阪の福島で飲む。 初めて、会社の同僚と大阪の飲み屋っぽい「立ち飲み」からスタート。 ビールの次にワンカップ菊水を頼むと、店のほうが「いきますか？」と言った。最近はこの手の度数の高い(１７度）日本酒を飲む人がいないらしい。 なーに、ワンカップ菊水は親爺の好きだった日本酒じゃないか。いくらでも飲める。 二本目には「大丈夫ですか？」ときた。なんでワンカップ二本ごときに目を丸くするのか？ 結局、そこは５本を空けて次の店に向かう。「はしご」開始だ。 若い同僚は、福島界隈に「馴染み」をたくさんもっているようだった。色々な店に案内してくれた。それぞれの店が安い！ これだよ、これ！大阪に期待していたのは！ ３軒目以降は覚えていないが、今朝起きたら、家にいたのだから無事に帰ったのだろう。お財布の中も、あまり減っていないし、良かった！

  2011年04月16日

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• 「原発を容認する」国民

  津波による原発事故がこれだけの大惨事を引き起こしながら、東電も政府も、そして国民側も歯切れが悪い根本理由があると思う。 それは、ほとんどの国民が「原発を容認してきた」あるいは、今の状況でさえ「原発を容認する」事実があるから。 東京都知事選挙で当選した石原慎太郎は、他候補者が、見直しや凍結を訴えたのに対して、ひとり「原発は必要である」と明言して都民の支持を得て当選した。この矛盾がなぜ起きるのだろうか。 沖縄の米軍基地も構造は似ている。自分の住居の近くにはないほうがいいが、安全保障上必要だと多くの国民が思っている。 放射能は困るが、原子力による電気は欲しい。 政府と東電の「癒着」ぶりは明白。原発の推進派の学者がバックにあっての情報開示なのだから、「安全だ」だの「混乱させないように」ばかりだった。 国民側もこれだけの事故が起きるまで、目が覚めなかった。そしてこの状況下でも原発推進派に投票する国民だ。 自らの生死をわける事態が起きてもそれを受入れる日本国民。復興費用を大増税で「平等に」負担を求めることも「受入れる」のだろう。

  2011年04月15日

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• 百人一首に残る貞観地震

  契（ちぎ）りきな　かたみに袖を　しぼりつつ末（すゑ）の松山　波越さじとは　　　　　　　（後拾遺集）猪瀬直樹の「眼からウロコ」より

  2011年04月13日

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• PTG第二世代

  文藝春秋の５月特別号で、立花隆の「PTG第二世代へ」という文章を読んだ。http://www.bunshun.co.jp/mag/bungeishunju/ トラウマをPTSD（心的外傷後ストレス障害）というが、PTGとは、「トラウマ体験をしたあとで、むしろそのような体験をしたことがその人の人格形成にプラスに働いて人間的に大きく成長させる」外傷後成長（PTG)をいうのだそうだ。 立花氏の中国収容所かたの引き揚げ体験、戦中世代の大空襲体験、ヒロシマ・ナガサキ体験、オキナワ体験。そういった「トラウマ体験に押しひしがれるのではなく、むしろそれを糧として成長をとげる「PTG]世代として生きてきた。それが戦後日本の繁栄を導いたともいえる。」 「きみらポストツナミのPTG第ニ世代がきっと日本を再生させてくれるにちがいないと信じている」

  2011年04月13日

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• ３．１１と９．１１

  福島原発事故、最悪の「レベル７」に引き上げ (読売新聞 - 04月12日 11:01) このニュースを受け取った瞬間の不安感は、９．１１後当時米国にいて、この先いったいどんなことが起きるのだろうという、とてつもない恐怖感に似ている。 ２００１年の９．１１後というのは、自分は転職を決意して、しかも米国へ家族で渡る決意をし、ミシガン州に下見に行っていた時期にあたる。なぜそんな危険な国に行くのか、しかも数ヶ月後にアフガン侵攻を始め、イラクとの開戦が近いという雰囲気、そしてテロリストからどんな攻撃があるのか、恐怖を克服する過程にあった。 余震もおさまらない今のの状況・雰囲気も何か似ている。とてつもない恐怖感。自分はどうなってしまうのだろうという絶望感。 ９．１１の当時は、渡米後の家族を気遣っての、友人から激励のメールを受け取っても、あまり素直に喜べなかった。会社の工場閉鎖・リストラをきっかけとしての渡米だったし、自力で展望のある転職を果たすつもりだったのに、転進先の米国は、空港も国境もそんな雰囲気ではなかったのだ。 震災と原発レベル７の状況は、まさに八方塞で、出口が見つからない。 さて、９．１１後の米国と我が家の雰囲気はどのように変わっていったのだろう。 一つは明らかに、時が解決したということ。陳腐だけれど事実だと思う。 米国はイラク戦争の泥沼に入っていったが、国内の恐怖感は序じょに薄れていった。家族の米国暮らしも、序じょに現地に溶け込むことによって雰囲気が変化していったと思う。

  2011年04月13日

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• 次男の奨学金に期待してる

  次男の奨学金を確保するために、Financial aid applicationの作成をしている。 次男は最後の学年なので、これで最後と思うと少し安心する。 しかし、大学院に行きたそうだし、どうなるのかな・・・三男が日本で震災を見て、医学部にいくなどとノタマッテいるし、まだまだ教育費地獄は続く。 それにしても次男の大学の授業料は(寮費など全部で）＄５４，５６０！８５円で換算しても４６４万円だ！こんなお金誰が払えるんだろう！ この大学（Williams college)が親の年収と扶養家族の状況で、奨学金を出してくれるので、奇跡的に普通の費用で済んでいる。 昨年は長男が卒業したので、一人の扶養家族費用が減ったということで、授業料が大分上げられた。（長男の州立大学費用分そっくり上げられた！） 合理的なのだと思うが、去年は痛かった。 今年は、昨年の年収が低かったし、三男の浪人費用が上がるので、次男の奨学金が増えて、負担授業料が減ることが期待できる。全く合理的だ！ 授業料の元々の金額が日本では考えられないが、多額の奨学金が出るなんてのも全く有難い話ではある。これは米国のいいところだ！

  2011年04月12日

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• 東北セミコンダクタ在職者へのエール

  愛する東北セミコンの現職者へ声援のブログを書くことにしよう。実は、東北セミコンの在職中に身につけたモトローラ・東芝のノウハウ及び、英語の力が確かなものであれば、転職は非常に容易だ。特に技術職・専門職にいた人は引き手あまただと思う。残念ながら就職支援会社（DBM等)などはあまり役に立たない。「支援」を辞退して会社が支援会社に支払う手数料（５０－７０万）を直接受け取ってもいいくらい。転職のポイントは、１）職務経歴書にいかに具体的にTSCでやってきた内容を豊富に織り込めるか　２）応募会社の情報を入手する選択肢を多くすること　３）精神的にリラックスして「待つ」に尽きる。的確に｢餌」＝履歴書情報を撒いて、「魚」＝応募会社の食いつきを待つのだ。英語が出来ることは有利には動くが、むしろ大事なのが専門の内容。年齢は関係ないと信じるしかない。事実私の場合、米国への転職・国内での転職を４０前半、４０後半で２回有利に成功させた。応募会社の選択肢は、分野によって斡旋会社が複数あるから、なるべく多く接触したり、登録すること。そのチャンネルが多いほどチャンスは膨らむ。DBMなどの支援会社は、チャンネルを多くするのに役立つこともあるが、彼らのもつ情報は、ほとんどインターネットで得られるものと変わりない。インターネットで８割、彼ら独自のもの２割。結局は自分の専門分野の斡旋エージェントは自分で見つけざるをえないことに気がつくだろう。英語に自信があって外資系狙う場合は、さらにチャンスは広がる。候補者も多いし倍率も高いが、可能性はある。数多く面接を受けて、失敗してもがっかりしないこと。目処としては５０－７０社に履歴書審査を送付。１０－１５社と面接、２－３社合格と考えておけばいい。早ければ２－３ヶ月。遅くとも半年ー１年内に次が決まる。退職一時金、失業保険があるのだから、１年かけて決めればいいのだと思う。大事なことは、変化を恐れないことと、妥協すること。例えば、現在の宮城県での就職にこだわって、移住や単身赴任を選択肢を考えないようでは、チャンスはやってこない。工場経験から考えれば、チャンスは首都圏近郊県・他県にあることになる。家族のことを考えると決断どきだがやむをえない。それと年収のこだわりをなくすこと。一時ダウンになっても、転職できたことが素晴らしいのであって、すぐ挽回できる。（私の場合は、アップしました。）就職場所や年収に拘ってしまうとチャンスは広がらない。大胆な妥協があって、まず転職を遂げることによって道が広がります。プロセスが長引いた場合、「こころが折れそうになる」時もあるけど、自分をひたすら信じる。TSCで培ったものは、必ず実を結びます。精神的なリラックスするこつは、没頭できる癒しのグッズを複数見つけておくこと。（たとえば、漫画喫茶・ブログ・映画・温泉旅行・ドライブ・散歩・山登・釣・庭仕事家事・料理・育児・TVなど）必ず転職できます！！がんばれ！！！

  2011年04月10日

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• ZARDは「負けないで」より「果てしない夢」

  「元気をくれるうた」ランキング、1位はZARDの「負けないで」 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1562987&media_id=17 確かにZARDの「負けないで」を聞くと元気になる。会社の「閉鎖」のニュースが流れて暗くなりかけた時期もこの歌を流して勇気をもらった。しかし、この歌に加えて「果てしない夢を」が我々年寄り世代にはいい。なぜか。 「果てしない夢」には、なんと長嶋茂雄がゲスト参加しているのだ。 初めて聴いた時、まさか長島茂雄とは知らないから、なぜZARDはこんな変なオッサンに歌わせるのか耳を疑った。ZARDのメンバーのドラムか誰かに、特別一パートを与えたのだろうと思った程、「ハズシテ」いる。 しかし、今にしてみると泉水さんも亡くなって、長島も脳溢血で倒れた後、リハビリ生還を遂げた。大震災復興中に聴く歌にはもってこいだ。

  2011年04月08日

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• 「ずっとウソだったんだぜ」

  「ずっとウソだったんだぜ！」アーティスト斉藤和義の原発批判ソングがYouTubeに http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1562032&media_id=53 この曲には確かに共感を覚える。 元歌「ずっと好きだったんだぜ」は中学校の同級生が教えてくれて、好きになった。それを聞いたとき、どこかで聞いた声だと思ったのだが、後でそれはポンキッキの主題歌か何かを歌ってる人と同じで、子供とTVを見て聴いた事があったためだとわかった。 原発の危険性を認識していなかった自分の不明のため、今回東電株では大損を被った。典型的に自業自得だ。 原発問題の責任は、東電はもちろん政府、その原発政策を容認した国民側にもある。それをわかっているからこそ、この悲惨な事態を「受入れる」しかないのだろう。 日本人が「大人しくて」「秩序正しく」「災害も仕方ないと受入れる」世にも珍しい民族と世界は捉えている。その味方も間違ってはいない。 原発は日本人だけでなく、世界の人も「エネルギーを確保するためにやむなし」と推進を容認してきた事実もある。自分達が容認してきたことの結果であることをまず「受入れる」べきなのではないか。

  2011年04月08日

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• 東北セミコンダクタを愛している

  この会社は東芝とモトローラの合弁で８７年に設立された。 当時は、最先端の技術でメモリー量産工場として胸もときめく工場だった。 働いていても「産業のコメ」の一旦を担っている自負があったし、仙台にありながら、インタナショナルな会社に貢献しているといった満足感があった。 問題があった時の、本社米国とのやりとり、米国からこちらの経営のために赴任する外国人のやり方に日産のゴーンと同様の畏怖と尊敬のまなざしがあった。 残留組にせよ、転職組にせよ、この会社を愛することには変わりはない。 初代社長から歴代社長、くせのある出向者たちの思い出も尽きない。 会社は従業員に手厚い支援をしようとしていると思うし、震災も含めて閉鎖はやむをえない事態だと思う。後は、それぞれがどんな選択をするかだ。 東北セミコンでの経験は、半導体の巨大外資と代表日系の間違いなく貴重な経験であって、個人の仕事の上でも財産となるものだ。先に転職した人も、紆余曲折はあってもその経験の上で仕事をしていることは間違いない。 これを信じて前に進めば、転職などきっと道は開ける！！

  2011年04月07日

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• 東北セミコンダクタの前倒閉鎖

  前に務めていた東北セミコンダクタ(仙台）が今回の震災の影響で「工場を再開しない」と発表した。前倒しの閉鎖というわけだ。 約６００人の従業員がいるのだが、お気の毒というしかない。 そしていくつもの感慨・感想がわいてくる。 この会社は東芝とモトローラの合弁企業として始まったこともあって、とても待遇の良い会社だ。１５００人規模の大工場になってから何回かのリストラがあったが、外資系ということもあって手厚い退職パッケージを用意した。 今回も震災で前倒しの閉鎖ということで、給与支給期間の延長プラス〇年分の退職一時金など、普通ではあり得ない好条件で「転職を支援」する。 自分のように約１０年前に転職した立場からいうと、残った人達は好条件があるからなのか、どうして自ら「ゆでがえる」の道を選んだのだろうと首をひねる点もある。良く言えば、転職への慎重さ、現会社への忠誠心みたいなものもあるのだろう。 逆にいうと、最後の結末が見えていたのに、自ら変化を遂げられなかった人達だとも言えるかもしれない。 １０年前のリストラの際、会社の今後と転職の情報交換を趣旨とした掲示板を立ち上げたことがある。この時に痛感したのは、当時従業員達が、会社の将来に対する議論や、転職か残留かの議論に乗ろうとする機運が少なかったこと。むしろ掲示板に対する冷ややかな目を感じたので早々と掲示板を店じまいした。自分が転職を志向して会社を去った立場だったので、残る立場から「なぜ無謀なマネをするのか」と考えた人が多かったせいだと思う。 そして現在まで２チャンネルでの「やりとり」はあるが、転職派も残留派も自らの決断で、それぞれの選択をして現在の状況に至ったのだと思う。誰も文句なし。今回の閉鎖前倒しも、突然死ではなくて、親切にも予告された自然死なのだと思う。 私から見て「動かない人」「動けない人」の気質は、今回の震災にも見られた東北の忍耐強い気質に関係しているとみている。何が起きても受入れる、海外からみると不思議な体質だ。 私のように海外に転職したり、大阪に行ったりした立場だから、言ってしまうのだが・・・思い切って宮城を飛び出すことを考えたほうがいいって。

  2011年04月07日

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• 足元が見えていないかも

  　震災と家族のことで精一杯だったりで、自分が東京電力の株を持っていることをすっかり忘れていた。この原発による暴落で、ほとんど紙切れといっていいだろう。株主にも原発の責任はあるのだから、被害額は損害賠償の一部と割り切ることにする。さて、そういった実際の自分の足元の問題をすっかり忘れていることはないか？被災のニュースで、津波や原発の近くにいる現地の人の大変さに思いをはせる。しかし、仙台の実家の屋根の被害もひどい。補修するのに百万から二百万かかるそうだ。頭が痛い話だ。被害というものは、まだまだ芋ずる式に出てくるのではないか？津波や原発の影響で景気が悪化することも二次被害とよべそうだ。うーん、おっと考えていたらお風呂のお湯を止めるを忘れていた。

  2011年04月06日

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• 嗚呼ニッポンレンタカー

  昨日、ニッポンレンタカーから電話があって、「大阪からレンタカーの乗捨て料金６万を支払いましたか」と問い合わせの電話があった。 これは震災翌日、大阪から仙台に移動した際のレンタカー料金のこと。 仙台で三日過ごした後に、大阪に引き返して返却するつもりだった。ところが引き返すガソリンが入手できないのだ。仙台を脱出しても山形でガソリンが切れる。山形でもガソリン入手が困難な状況を鑑み、何とか仙台で乗捨てさせてもらえないか交渉したのだ。 その料金が６万円！ 交渉自体は、カミさんの独断場。「涙のお願い」で乗捨てさせてもらったのだけれど、乗捨て代を「サービス」させることは無理。(通常料金約４万は勿論前払いしてある） ところが、仙台営業所で清算をする際に、それを請求されなかった。これは震災時なので、特別な計らいをしてくれたのかと思った。 ところがあれから２０日あまりたっての電話だ。 やっぱり請求忘れだったのだろうか？ 「また連絡するかもしれません」と切ったのだけど・・・今更でしょう！？

  2011年04月05日

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  佐藤隆春個展は上越市

  個展会場を探すというのは中々難しい。自分のネットワークの広がりがないことに少しがっかりだ。とりあえず、佐藤隆春の個展は、上越市の画廊が短期間だが提供してくれることになった。松島のロケーションは、仙台市からまあまあの距離にあるので、訪問客も結構多かったと思う。それに比べると上越市でお客さんが来てくれるか心配だが・・・とりあえずはよかった。読者の方で、新潟在住の知人がいたら是非宣伝ください。

  2011年04月03日

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• 「自粛」はしない

  原発のリスクが去ったわけではないが、私の三男もいったん宮城に戻ることになった。昨晩夜行バス大阪発で１３時間かけての長旅に発った。「早く現地で瓦礫除去のボランティアに参加したい」と言ってる。浪人の身だが、殊勝なことだ。震災と原発のニュースを見る中で、進路も医学部に変更するとか・・・ 放射能の影響を極度に心配した私だが、子供は別の次元で成長しているのかもしれない。 一方、福島の友人が多いだけに、いったい今後は福島はどうなってしまうのだろうと思う。当人達と直接連絡がとれないのが心配だ。こういうときに、年賀などの通信を怠っていたことを悔やんでしまう。 三男が宮城に帰ってルルの面倒をみられるので、交代でカミさんが初めて大阪にやってくる。山形空港からだ。大阪は経済的にも、震災・原発の影響のない、信じられないくらい平和な空間だ。桜も咲き出した。 震災地の人には申し訳ないが、「自粛」はするつもりはない。桜の京都にカミさんと訪れるつもり。

  2011年04月02日

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  画家　佐藤隆春の松島個展が震災のために開催できない

  ">今回の震災の影響で、宮城県冨谷町出身の画家　佐藤隆春の松島での個展が開催できなくなり、困っている。 http://www5f.biglobe.ne.jp/~t-satoh/ 毎春、松島の藤田喬平美術館で開催していたが、津波の被害が大きかったのだ。 彼は、地元の宮城県をベースに絵だけ生きている（絵画を売ることで生業を得ている）。 地元、松島で個展が開催できないということはとても大きなダメージなのだ。 今、考えているのは、自分の絵を車で運べる範囲での、別な土地での個展の開催。 たとえば、震災の影響の小さかった日本海側の東北地区の画廊などの場所がないだろうかということだ。 秋田・山形・新潟などで誰か、彼のための個展会場を提供してくれる人はいないだろうか？

  2011年03月29日

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• 子供の感受性

  読者である友人からたしなめられた。逃げたくても逃げられない人がいるんだからと。 そうだな。 「原発なんか全く気にしていられない。生きていくことに精一杯だ」と。 そういった何十万の人から比較すると、私の原発の不安・悩みは別次元の世界かも。 疎開しながら遊ばせているブログだから、そりゃたしなめられて当然だ。 それでも馬鹿は治らないらしい。二つある。 カミさんを疎開させたい。週末に再度大阪から宮城に迎えに行く。次男は米国から「早く早く」という。 もうひとつ。息子の友人兄弟は宮城に返すことにした。 原発の恐怖以上に、親子が離れ離れに暮らすと情緒不安定になるのだ。それはティーンエイジでもおきる。 子供のことに責任をもてるのは、親に限るのだ。 原発問題は長期戦になることは必至なので、確かに手に負えなくなりつつあることは事実。子供は大人の判断を敏感に感じ取った。でもそれは仕方がないこと。 非日常の生活が、様々なドラマを作る。

  2011年03月28日

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• 「お父さんが死んだら・・・」

  このタイトルにしたのは・・・ 疎開している息子の友達とお父さんの会話に胸を打たれたから。 宮城にいるお父さんを心配して、お父さんと電話が繋がった瞬間にその息子が号泣した。 「お父さんが死んだらどうする！」 原発の高濃度の放射線ニュースが心配で心配でたまらないのだ。奈良や大阪城に連れいていっても上の空だったのだ。 心理的なストレスもはかり知れないものがあるのだということ。 宮城に頑固にも動こうとしないカミさんを迎えにいこうとも思うのだが、この親子の愛もあるし・・・難しい局面になった。

  2011年03月28日

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• ウザイ親父の企画

  ３月１８日（金）に宮城から名古屋に疎開させたのだが、宮城に返していいのか判断に迷う。それはもちろん福島第一原発の状況が定まらないからだ。高濃度の放射能が検知されたり、三人の被爆者がでたり・・・子供達を返してもかまわない状況なのか不安なのだ。子供達は二つのことを言う。早く帰りたいということ。でも放射能は怖いということ。我が家は原発から１１０キロ地点だから、もっと近くに住む人の悩みからいえば、まだましなのだろう。それでもやっぱり考える。若者の将来のことだから。さて、一方でこちら（疎開先　大阪）では充実させてやろうと、昨日は奈良を巡ったのだけれど、ティーンエイジの子供達が古都巡りに興味をもっているとは思えなかった。ウザイ親父のひとりよがりのようだ。興福寺・春日大社・東大寺・唐招提寺・薬師寺・法隆寺。それも自転車で挙行したので、さすがに午後の法隆寺に着くころはみな疲れ果てていた。さて、今日は日曜日。さらにウザイ親父の面目躍如、張り切って大阪城・姫路城・二条城の城廻を企画してるのだが、どうだろう！？

  2011年03月27日

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• 「疎開」の子供達を奈良に

  震災後、一週間宮城入りして、その後一週間サラリーマンモードに戻って迎えた金曜日。名古屋に「疎開していた」子供達が大阪入り。狭い単身マンションに４人が寝泊りだ。 「避難生活」に慣れないせいか、子供(中２）の一人が高熱を出した。でも、元々サッカー選手だけあって、すぐに回復。食欲も旺盛で、大阪で連れて行った串揚げの店でも、「大食い」。 今日から、奈良・京都を得意のレンタサイクルでの散策を強行する。 「疎開」で「なまった」体を多少動かすことと、少し「お勉強」のお手伝いもしなくては。奈良の国宝めぐりで｢歴史のお勉強」を手伝ってあげよう。

  2011年03月26日

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• ガソリンスタンドに並ぶ忍耐力

  震災の起きた翌々朝、３月１３日(日）の早朝に白石から４号線を北上した。（大阪から北陸道、新潟ー小国ー白石(宮城）） その朝の光景は、異様ではあった。 飲料水や食料が、昨日と同じようにコンビニに行けば手に入ると思った人々が、普通にコンビニに買物に行き始めた。 ところがどのコンビニも閉店の貼紙を出し、暗くなっている。何しろ停電だし、商品は届かないし営業どころではない。 人々は、コンビニの中を覗き込み、不思議そうに帰っていったのだ。しかし、私がそれを目撃した時、これはパニックになって「略奪」に発展するかもと予感した。それは、コンビニの前で店側の人と「交渉している」姿をみて尚更心配になった。 しかし、実際それは起きなかった。東北の人は、「店に在庫があるのだから、売ってくれないか」と控えめに申し出るけれど、「不当ではないか」と抗議したり、ましてや「略奪」など絶対にしないのだ。「店側も大変なんだな」と納得して引き下がったのだ。 確かに、日本人の秩序だった行列は、驚愕ものだ。ガソリンスタンドに並ぶのでも、寒風のなか、なんと車の間に立って、携行缶を持って待っている人もいた。５-６時間もだ。 行列を崩す、割り込みは絶対に許されない。 私はといえば、とてもがまんしてガソリン行列に加わることはできなかった。日本人的でないとも言える。 ３月１５日(火）の朝５時にも、ガソリンスタンドに行ってみた。これも驚きなのは、店が開くかどうかわからないのに、百台近い車が整然と並んでいるのだ。車で寝ている人もいるし、空の車もあった。 とても自分はできない。

  2011年03月24日

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• ボランティアの難しさ

  宮城県の東向陽台公民館で食料の配給を受けていたのですが、ここで個人ボランティアの難しさを目撃しました。 公民館の前で、「高校生以上のボランティア求む、必要なものコメ・みそ」などの手作りの立看をたてて炊き出しをしているグループがありました。 大きな声を出している人の顔に見覚えがあったので、声をかけると前の会社で一緒の人でした。 彼は、公民館側を側面から助けたいとして、ボランティアで活動を始めた模様。 食材がある人から、コメ・味噌・野菜を集めて、ボランティアに炊き出しをさせる、そういったサイクルを作りたかったようです。 私も面白いと思ったので、自分の息子達にそのボランティアを手伝わそうと思いました。 ところが・・・ 彼と公民側が対立してしまったのです。彼には公民館側のやりかたが「手際が悪く」みえる。公民館側は彼のボランティアが余計なお世話？に見えて、快く思わない。結局、同じ敷地内でボランティアをやってくれるなということになってしまった。 彼は、がっかりしてしまってその活動をやめざるをえなくなった。 そして・・・嫌な話なのだけれど、彼がそのボランティアを立ちあげる過程で「一人一万円」を募ったのです。それが、「返してもらえない」ということになった。これは、多分事実ではなくて、一時期連絡がつかなくなっただけだと思う。 配給を待っている人が噂しあう声を聞くと「あのボランティアは詐欺だった」となってしまった！！ 私の知人にその「濡れ衣」はあんまりなのだけれど・・・実際の話です。

  2011年03月21日

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• お母さんも逃げて

  宮城からの避難は、結局私の三男と一緒に共同生活をしていた一家の、子供二人。私を含めて４人だけ。つまり私の家内も、その子供のおとうさんも（お母さんは昨年亡くなっていない）宮城に残った。 この決断をした時は、我が家もその一家も涙の決断であった。 我が家は、幸いなことに長男が就職して大阪、次男が米国の大学にいる。 お母さんが残ることに関しては、次男は特に涙を流して、避難するように説得した。 次男は米国の大学で物理専攻の教授にも、助言を求めた。原発から１１０キロ地点の今の状況はどうすべきなのか。その教授は「自分だったら１００万円を払っても避難する」という回答だった。 今でも混乱するのは「日本政府は間違った方向に導いている」とする海外の見方があること。 次男は海外のニュースを主に見ているから、宮城に残るとするお母さんが心配でならないのだ。 三男は、「自分はまだやることが’ある。死にたくない。だから宮城を出る」割と単純明快。むしろ「お母さんがもし一緒に避難したら誰がルルの面倒をみるんだ」とむしろ、残ってルルの面倒をみるべきだと思っている。 長男は、また違った視覚だ。「三男や友人を連れて行くのに、なぜおじいちゃん・おばあちゃんを連れて行かないのか」と。 私は、はっきりいって何が正しい行動なのかはわからない。 お母さんを説得できなかっことが、将来悔いの残ることになるかもしれないし、軽々に地元を逃げ出すことを悔いるのかもしれない。 子供を託したお父さんの心境も察せられる。リスク回避とはいえ、親子がしばらく離れて暮らすのだから、この不安だらけの状況下もっともだ。三人で涙の決意となった。 今、名古屋の義兄の元に三人を託して、私は大阪に一人。 しばらく仕事から離れていたので、復帰しなければならない。

  2011年03月20日

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• 脱出路の風景

  宮城県から関山峠を越え、山形、南陽、小国、胎内のルートで北陸道にでた。 山形はガソリンスタンドは５軒に一軒。しかし、やはり行列がそれぞれ百台以上が並んでいた。 ガソリンが手に入ったのは約２００キロ走った、新潟県に入ってからだった。 約３時間かかっていた。 ここは待ち時間なしに、１０リッターまで給油できた。 今は２００キロ走れるほどは、ガソリンを持っていないはずだから、まさかここまできてガソリンを求めるのは合理的ではない。 関山も小国も、道路わきの雪は深いが、天気が良かったので路面凍結もなく問題なく通過。（ちなみに宮城県でチェーンを捜しまわったが準備できなかった）途中、新潟・山形の県境あたりからコンビニが営業していたが、棚にはカップラーメンや冷凍食品などは一切空だった。 新潟からの北陸道は、ガラガラで快速に飛ばせた。 富山から東海北陸道に抜けて、岐阜に到達。この道もガラガラだ。 途中、富山の近くで給油。２０リッターの制限だった。 愛知は津島の義兄宅に到着したのが夜１０時半。約１１時間で到着したわけだった。

  2011年03月19日

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• 再び大阪へ

  原発の動きがどうしても気になる。特に海外の見方が・・・米国・韓国・ロシア・フランス・ドイツが次々と母国への帰国を決めるCNNの報道を見ながら、私も宮城を家族ごと脱出する決意をした。これはあくまでも私自身の判断だ。大阪から飛んできた時と同じように、「動きすぎ」かもしれない。しかし、決めた。　ところが、カミさんに話したところ「私は残る」という・・・私の両親の問題、今共同生活をしている三家族、愛犬ルルの世話などを考えた末のことだ。これは断腸の思いで、呑むしかなかった。その代わりというのか、今共同生活をしている他家族の子供を二人、大阪に連れていくことになった。吉と出るか、凶と出るか全くわからない。しかし、海外大使館が続々と在留歩人の海外脱出を決めるなかだ、子供の将来を考えるなら、動くしかないと思うのだ。今日・明日は新潟方面は雪で、動きようがないし、福島通過の道は避けたいところ。総合的に考えると、峠越えに難儀しても、新潟経由がベストだと思うのさ。自分の頭で考えて、自分の責任で判断・行動する。難しい判断ではある。

  2011年03月17日

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• 「へたに動かないほうがいい」のかどうか

  人間が考えることは大体同じなのだろう。目下は、原発の動きを見ながら、家族を脱出させるべきかで悩んでいる。もう一つは、脱出方法。ガソリンがないのだ。そして頼みの新潟への道も雪が邪魔している。今日は、私の富谷町はマイナス４度。またかなり冷え込んだ。配給が７時半からだったので、６時半から並ぶ。でも、もらえたものはカロリーメート５つ。近くのウインマートは並べば、食料品がなんでも手に入るというので、カミさんは８時から並びに行った。開店１０時。土木関係に努める人が、許可証とって緊急車両に乗って大阪からやってきた。私のやり方とは正反対。「へたに動かないほうがいい」そういう考え方もあるね。この場合は多くの人が動けないんだから。大阪への帰り方が難しくなってきた。はっきりいって私は、いざとなったらテントを張ってビバークできるので、特に遠路はなんともない。首都圏か新潟のガソリンが切れるところまで行って、ガソリンスタンドの前でビバークするつもり。ただ、首都圏に向かうと福島を通過せねばならないし、新潟に向かうには山道がネックになる。皆が難しい選択を迫られてるんだから、しょうがないよね。仮に、同居してるお父さん（将監中学校の先生）は、ムサシ（ホームセンター）に朝から並んでいる。いつもは早起きして、情報を仕入れてくれる。三男は、宮城野区のボランティアに登録したが、昨日が仕事がないと帰されたとか。ツイッターでの情報取得が一番というが、今一使い方に不慣れなのは失敗した。大体はわかるが勝間和代さんのようには、使いこなせない。

  2011年03月17日

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• 安否を知りたい人がいたら（仙台周辺で）

  その後の経過。 大阪から北陸道を通って、新潟に到達。新潟から山形・小国を通って宮城・白石経由、４号線を北上。仙台は、宮城野原の実家に朝８時前に到着。日曜の朝。 宮城野原付近は、ほとんど被害が見受けられない。 ４号線を北上した際、信号はほとんど真っ暗。 主要交差点のみ。 ほとんど電気が通っていないので、ガソリンスタンドがやっていない。限られたガソリンスタンドの前に長蛇の列。 コンビニの前で、中の様子を伺うひともいたが、ほとんど閉鎖。 一部のコンビニが配給協力をしていた。商品の提供。 実家の両親は無事。 仙台駅から徒歩１０分の近辺は、電気・水はOK. 大阪で買っていったレトルトは喜ばれる。 次、私の家の富谷町・明石台に向かう。ここは水・電気・ガスも何もなし・近所の三家族で共同生活をしてた。 ストーブ・炭・食糧に皆、喜んでくれた。 周辺地域は、インフラの復帰が遅れている。月曜の昼でもまだ。住吉台に水が供給されたそう。 公民館で配給を待つ生活。（東公民館出張所など） 海岸部は本当に地獄図らしい。 石巻女子商で先生をしている友人は、避難した翌朝、海辺にあった二遺体を運ぶのを手伝ったそう。本人も避難所から脱出するのも必至の思いだったそう。まだまだ、海岸部に孤立して取り残されている人がいる。 宮城野原は唯一ネットに接続できます。もし、仙台周辺に安否の確認したい人がいたら知らせてください。車のガソリンは限りがありますが、自転車で会いに行けますので。

  2011年03月14日

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• サイクリングでリフレッシュ

  週末は、頭を切り替えて遊んだ。金曜は、水泳と居酒屋で。土曜は、京都は北野天満宮を中心に京都の町をサイクリング。日曜は、神戸の町のサイクリングとＤＶＤ岩井俊二の映画を見た。単身赴任の週末としては、充実した二日間であった。どうも週末も仕事をひっぱってしまって、自宅でパソコンを開いていることが多い。だが、実はあまり集中できていないことが多いのだ。思い切って「遊ぶ」ことは、心身共にリフレッシュになる。今週のポイントは、レンタサイクルで町を探索したことか。自転車は時間の節約とともに、町の裏側をじっくり見られるのがいい。地図を片手に、自分の好きな場所に行ける。待ち時間もない。京都のマウンテンバイクは１２００円で若干高めだが、スピードが出せるから快適、神戸の駅レンタルだとママチャリだが５００円と割安。この歳になって、段々と効率的な遊び方をおぼえてきた。

  2011年03月06日

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• 家族旅行の地に再び

  今日は神戸に遊びに行った。 神戸は考えてみれば４０年ぶり。 小学校の頃、万博のついでに観光バスで訪れた。 ほとんど記憶はないが、神戸のポートタワーは記憶に残っている。 大阪の千里に近い場所に住んでいるので、昔小学校の頃に見た｢太陽の塔」や大阪城の「タコ石」なんかを改めて見る機会があった。 家族旅行の地に、「再び訪れる」ってのは、どういう気分なのだろう。 自分と子供の「家族旅行の地」と言ったら・・・ニューヨークかボストンか、コロラドだろうか。 親がどんな気持ちで子供を連れてくるのか、子供を持つような年齢になって思い出すのだろうか。

  2011年03月06日

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• N沢潤一さんの祝辞が止まらない

  三男の高校の卒業式の祝辞に、N沢潤一氏が登壇されたそうだ。 ところがN沢さんの祝辞が、なんと３０分も止まらなかったそうだ。 失礼ではあるが、父兄や先生達は、かの大学者も認知症は避けられなかったかと、目を伏せるしかなかったとか。もちろん誰にも止められはしない。 残念ながら、その話の内容も、「症状」を裏付けるようなものだったそうだ。 話がまとまらなくて、何を話しているかわからなくなるというのも老いなのだから、いいじゃないか！５００人を越える人ががまんして付き合ってあげたのだし、えらい！ あの大先生だってそうなんだから、世の認知症のおじいちゃん達も、大丈夫だって！

  2011年03月03日

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• 「遠慮なく食え」

  三男が受験のために、大阪に来ているので激励のために寿司屋に連れて行った。大阪では寿司屋に入ったことがないので、初めての店にした。ところがその店の単価の高いこと。しかし、受験前の息子の手前、「遠慮なく食え」と言うしかなかった。それを文字通り「遠慮なく」食いやがって・・・はまち・あわび・はも（と頼んで「「はも」は夏しかありません」と窘められた。）昔、やはり知らずに「高い寿司屋」に入ってしまったことがある。彼女（今のカミさん）と一緒だった。その時、どうしたか？タマゴだけ頼んで「オアイソ」した。見栄があると「勇気ある撤退」は出来ないが、背に腹は変えられない貧乏学生だった当時は、即店を後にできたのだ。

  2011年02月25日

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• 褒めて落ち着く米国人との会話

  米国の文化は、「ほめる文化」だと感じる。日本人は、人をほめることが苦手だ。ほめることを恥ずかしいと感じたりする。簡単には、「評価」しないし、人前で褒めることをしない。米国は、褒められないと会話が落ち着かない。一渡り議論があって、少々白熱の会話があっても、thank you for ----と締めくくると非常に安心感・信頼感が生まれるのだ。だから、米国人との会話のコツは、頻繁に「褒め」や「評価appreciate」を入れることだと思う。なんせ、お天気まで「褒める」のだからね。底抜けの楽転観と、第三者とうまくコミュニケーションをとろうとする多民族国家の歴史が｢褒める文化」の背景にあるのだろう。

  2011年02月23日

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• ルルへの弔辞

  今朝、愛犬ルルに「癌が見つかって手術する。覚悟してほしいと獣医がら言われた」と連絡があった。ルルに弔辞を送る。あなたは我がＳ家によくぞ貢献してくれました。我が家が、米国に引越した時にも、１３時間の貨物フライトを耐えて、米国に渡りました。我が家の子供達が地元の学校になれずに、辛い思いをしているときも、あなたは皆のささえになってくれました。あなたが米国で「ぎっくり腰」になって入院した時、家族は皆で心配しました。８０００ドルを越す手術・入院代は払えないと私が言った時、家族から総スカンを食らいました。（幸いなことに、手術をせずにすみました。）米国から日本への引越しは、さらに大変でした。書類の不備や航空会社の対応の悪さで、日本に着いてからでさえ、ハラハラどきどきでした。日本に帰ってからも、あなたは家族の心の支えでした。さて、ここまで覚悟をして書いていたら、ルルの症状は「癌ではなくて、胆石だった」と連絡が入った！！まてまて、弔辞まで用意したのに！！！ヤブなのか、なんだか知らないけど、様子がよくわからにけど、良かった・・・

  2011年02月15日

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• 昨今の部長さんは可哀想

  自分より若い人が、仕事の上では年齢に関係なく、議論できることはいいことだ。 一見、若い人が、年上の人を質問攻めにしたり、「どうなっているんですか？」などとやりとりしているのを聞くと、いったい秩序はどうなっているのかと思ったりする。でもそんなことはない。 議論をする時に年齢は関係ないはすだ。 日本人は、それに抵抗を覚える人が多い。 昔の企業は、秩序を重視することが多かったから、上からの「お達し」みたいなやりかたが多かった。 昔の部長さん達のイメージは大分現代のものとは異なる。 偉そうに、ハンコを押すくらいのイメージだ。 昨今の部長さんは、大分変わってきて、可哀想なくらい。

  2011年02月12日

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• 家に入れない！

  またも、間抜けなことをしてしまった。 朝ゴミ出しにいった。マンションのゴミ出しのルールは８時まで。 ついでに新聞でも買いに行こうと、マンションの外に出た。 さて、ゴミを出して新聞を手に、マンションに戻ろうとして、ハッと気がついた。 ガーン。オートロックで入れない。鍵を忘れてしまったのだ・・・ これだからマンションは不便だ。 マンションの入り口で、新聞を読みながら人が出てくるのを待った。 昔もあった。家に入れなかったこと。 でも、あの時は家に入れなかったのは、先に帰ったカミさんが眠ってしまったから。寒くて山の手線に乗って、寒さを凌いだような記憶がある。

  2011年02月11日

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  長谷寺の梅

  週末は暖かかったので、室生寺と長谷寺の足を運んだ。 この時期に訪れる人は、ほとんどいない。 特に室生寺は、駅から距離もあって、静かでよかった。 室生寺は十一面観音菩薩(国宝）が目当てだったのだが、本物との距離がありすぎて様子がわからない。「撮影は固くお断り」だし、印象が薄くなってしまった。 長谷寺の国宝、十一面観世音菩薩は巨大な仏像なので、圧倒的な印象がある。 髭を生やした菩薩さんだからだろうか、威圧感があった。 古刹・仏像めぐりはやはり、心が洗われる。 シーズンになると、さらに自然が美しいのだろうが、観光客の多さには辟易させらられる。２－３月はシーズンオフの寺参りに励むとしよう。

  2011年02月07日

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• 白菜の漬物は腐る直前まで

  自炊もまあまあ軌道にのってきたけど、やっぱり便利なものに頼るのは事実。カミさんが持たせてくれた、自家製の沢庵と白菜の漬物もそれだ。これだけで、ご飯・味噌汁があれば、単身の食卓としても十分。タッパーなどに分けて、結構たくさん持たせてくれた。ところで、１０日くらい経って、白菜の漬物が「匂う」ようになってきた。というか、若干酸っぱくなってきた。それでもおいしいので、昔おふくろがやったように、細かく刻んで生姜をまぶした。これがまたうまい。そして、ご飯がすすむのだ。しかし、ある量が残っていて、舌がしびれるほどの酸っぱさになってきた。迷ったけれど、さすがに捨てざるをえなくなった。涙をのんで捨てた。白菜の漬物は、腐る直前までうまいということだ。子供達は冷蔵庫に古いものが残っていると「早く捨てないとお父さんが食べちゃう」と心配してくれる。食い意地が張っているようだが、そうではない。腐る直前がうまいものもあるのだよ。

  2011年02月04日

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• 仙台は殿様商売の店が多い

  顧客第一という考え方が未だに浸透していない場面に出くわす。 たとえば、仙台という都市では、大阪の関西に比べると客への対応が非常に横柄なところがある。 殿様商売というのか、簡単に言えばサービス不十分。 それと、サービスの悪さにクレームをつけることに、逆に「そこまで文句を言わなくても」という人もいる。 でも、それを「大目に見る」ことが、顧客第一の考え方が浸透しない原因だと思う。 だから私が決めていることがある。 もしある店で不快な対応を受けた時、「サービス悪いね」と言ってあげること。 そんなことに敏感になるのは、最近クレームをつけられる側にまわるはめになってしまったこと。 お客様のクレームを受ける責任者にも兼任させらようになった。 クレームの最終段階は、「担当者じゃわからん。責任者を出せ」なのだ。 お客様は神様なのだ。

  2011年02月01日

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• 動かない人生もある

  自分の人生は、バタバタと転職が多かった訳だが、一方で動かない人もいる訳だ。最近、卒業後、最初に就職した会社の同僚や先輩と会う機会があった。彼らは入社以来、ずっと同じ会社に３０年近く動かないでいる。じっと動かずにいても、会社が「もっている」のだから、素晴らしいことではある。「石橋を叩いても渡らない」私の親などは、不景気な時ほどバタバタせずに「ジッと耐えることだ」という保守的な人生感を持っていた。私の二番目に転職した会社などは、最盛期は千五百人ほどの大工場だったが、今は閉鎖直前だ。この十年近くリストラに継ぐリストラなのだが、この激しい動きの中にあっても動かない人はいる。「チーズはどこへ行った」という本があるが、チーズを探しに行かずに飢え死にするネズミに対して、チーズ探しをしてこそ生き残れるというテーマだ。それでも動かない人にとっても、動かずに漁夫の利や結果オーライということもある。これはバタバタした人間にとっては、ラッキーな人生だなと羨みたくなる。沈みかけた難破船から陸をめがけて泳ぎだした人間が、途中で疲れ果てて溺れしまうのに、最後に豪華船が通りかかって救助されるような話。人それぞれ。

  2011年01月25日

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• 匿名の国

  今、複数のSNSを使用している。 自分のブログも含めて、一番の関心事は、匿名について。 Facebookは実名でのソーシャルネットワークで、卒業校や会社を明らかにしてコミュニケートする。 やはり匿名のブログや掲示板とは趣向を異にする。 ２ちゃんねるの匿名投稿は、日本の典型。 匿名投稿の特徴は、投稿に対する責任を伴わないので、誹謗中傷・言いっぱなしの無法状態になってしまうこと。 しばらく前に勝間和代とひろゆきの記名・匿名の議論があった。 ８０％は記名でいけると思うが、２０％は名前を伏せて発信したい。 ２０％匿名にしたい理由は？ 自分の恥や失敗を隠したい。名前を伏せた発言をしたい！？ なんだか、言い訳になってしまうな。 恥や失敗は言いたくなければ発信しなければいいのだし、個の責任で堂々と発信すべきだ。 胸を張って堂々と自分の意見を表明できるのかどうかってことかな。

  2011年01月25日

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• センター試験

  三男がもがいている。 センター試験の結果が良くなかったのだとか。 自分の時代、最後の一期校・二期校制で二つの大学を受験できた。 一期校の不合格が判明した後、浪人を嫌って一方の国立大学を受験。不本意といえば不本意だが、そこに行くことにした。 今考えるに・・・ ある学力レベルに達するために、一年や二年、余計にかかる人間もあるだろう。経済的問題はあるが、浪人を選択しても良かったかも。 自分の場合、図らずも「不本意」という気持ちが、長く意識に残る。これは良くない。 「妥協」せざるをえない時が来るとしても、「不本意」という気持ちを残さないようにしてほしい。 選択肢・・・ どうも日本人には選択肢が少ないような気がする。新卒、受験生、失業者、退職者、誰にとっても。 １８歳の高校生の進路選択は、これだけなのかな？海外の可能性はないのかな？上の二人の兄達が、米国の大学に行ったので、特に日本に帰らざるをえなかった三男だけがそのチャンスがないのは、気の毒だと思う。 日本から海外に出る留学生が少ないと嘆いていたはずだが。。。 なんだか、子供以上に親があれこれ考えてる。

  2011年01月23日

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• これが家族ということか・・・

  正月以来久しぶりに我が家に帰る。単身生活に没頭していたので、両親・妻・子供がいる「世帯」に戻ると賑やかだ。しかし・・・やはり、家族はありがたい反面、やっかいでもある。お醤油の位置、ゴミ箱の置き場、部屋の「乱雑さ」が気に食わなかったりする。ワイワイとした会話でも、楽しいんだけど、ちょっと攻撃的になったり、わがままだったり、なまいきだったり、「どうでもいいことなのに？」だったり、「何をイライラしてるの？」だったりする。これが家族ということか・・・

  2011年01月22日

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• 青くなった

  しばらく飛行機を使っていなかったせいで、チョンボばっかりで厭になる。 伊丹空港から羽田に向かおうと朝6時頃に伊丹空港に到着。ところが、ＪＡＬの自動受付に便名を聞かれた時、初めて間違って関西空港から羽田行きの便を購入していたことに気がついた。インターネットの表示が、大阪/関西と大阪/伊丹の違いなので間違ってしまったのだ。 さーどうしよう。ところが、さすがＪＡＬ！機械の傍に立っていた制服のお姉さんに相談したら、親切にも20分しか違わない便に変更してくれた。再生再建中だからだろうか、とても対応が柔軟だった。お姉さん、ありがとう。しかし、やばかったなー。相変わらず、こういったチョンボがたまに起きる。注意しなきゃ。

  2011年01月22日

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• 定食メニューでは

  このところ東京出張のために、外食ばかりの日々。美味しいものが食べられるのはいいのだが、東京の定食メニューはボリュームが多すぎだから、太るのは必定。女性向けを用意している店もないではないが、むしろ量を増やすことがサービスだと考える店がほとんど。麺とご飯の組み合わせとか、複数のもの楽しめるのはいいにせよ、何せカロリーの摂り過ぎになってしまう。中年にとっては、定食を選んでしまうとカロリーコントロールに反してしまう。大抵は誰かとのランチに出かけるのだが、まさかそれを避けることもできないし。東京でのサラリーマン達は、いったいどうやってカロリーコントロールをするのだろうか？

  2011年01月19日

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• 「単身生活は可哀想」は間違い

  単身赴任は寂しい、可哀想という人がいる。そんなことはない。私の場合は、全く逆。天国とは言わないが正直楽しい。仕事だけでなく、単身生活の場所で遊びつくそうと思っているから、家族が心配する必要はない。家事も楽しい。掃除・選択・料理も我ながらカミさんより手際いいかも。料理の味やレパートリーはまだまだ。道具が揃ってからは、おつきあい以外は基本的に外食していない。基本のおかずの思想があれば、料理だって楽。手数をかけてはいないが、自炊で十分やれる。まずいお惣菜を買ってくる必要もない。確かに、楽しめる前提はあるからだと思う。離れた家に信頼があって、いつでもスカイプでも携帯でも繋がれること。一定の、便利な環境。職場からの通勤距離が短い。住環境の充実（TV,冷蔵庫、洗濯機などの家電）それと前向きの気持ちだろうか。ほぼ、地元と同様の快適な環境が整った。

  2011年01月16日

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