二高の女性応援団は凛々しかった
地元で東北の早慶戦といわれる一二高定期戦にでかけた。三男がいるせいでもあるが、自分もその片割れの高校卒でもあるからだ。興味をひいた点は、かつて男子高だった高校がいまや男女共学になり、その応援団の副団長をいまや女性が立派に勤め上げている点だった。かたや(わが母校ではあるが)の高校はいつまでも男子高にこだわり続けている点が、片腹痛しだ。ちゃんちゃら笑っちゃう。その応援団の女性は、本当に立派だと思う。想像するに様々な抵抗感の視線に耐えてきたのだと思うこと。あの旗振りの重労働に献身的に働く姿。張り上げる声は、もう男女を越えている。応援団の伝統や行為を守りつつ、従来男子が牛耳っていた「舞台」に女子が登場したことも痛快であった。5回だったか、メイド姿の女性が歓声を背に登場した時は、場内が驚いたし、腹の底から笑った。男子高の定期戦をよくぞ破壊してくれたと歓声を送った。一高が外野に掲げた「共学粉砕」!!なんて、全く「いまさら」で見苦しいぞ。野球の結果も、二高の勝利(薄氷ではあったが)で、凱歌を歌わせてもらった。