玉虫左太夫の徒然草

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• 妥当な便宜

  　法律関係用語を英語に訳する時にわけのわからないものになってしまうことがある。　reasonable accommodation「妥当な便宜」もそれだ。　会社で働いていて、普通の能力をもっていて、障害があることで差別をしてはいけない、という脈絡で出てくる。そういった障害を持つ人が、普通に働けるように「妥当な便宜」を図る義務があるというので、その英語が出てくる。日本だと、そういった人の雇用を促進する制度はあるが、法律でそういった人を保護する、あるいは守るところまではいっていないのではないだろうか。　そういった人に「妥当な便宜を図ること」を企業に義務付けること。年齢差別、性差別、国籍差別を許さない国の面目躍如だ。　日本では、実はあらゆる差別がまかり通っていることは、米国の特に企業で、そういった周辺の訴訟が日常茶飯事であることに気がついた時、とても鮮明にわかるようになる。　ところで、これまでaccommodateやaccommodationは絶対に使えない英語だった。　　「妥当な便宜」という日本語は不自然だが、「便宜を図る」という日本語は、自分にはストンと落ちる日本語だ。accommodateがこの年でやっと「腑に落ちた」。　　　

  2007年08月23日

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• 「果てしない夢を」

  　子供達は無事到着。僅かの期間ではあったが、一段とたくましくなって帰ってきた。日本への転入という難題を抱えてはいるが、何とかなるだろう。　ところで、ZARDの泉水さんが亡くなってしばらくたつ。　ZARDの曲の中で、ずっと不思議でたまらない曲がこの「果てしない夢を」だった。　というのはこの曲は、ボーカルが次々と代わってのだが、とてもいい。　しかし、最後のほうに、突然ものすごくヘタなおっさんの声が混じっている。　「果てしない夢をずっと、ずっと抱きしめ」ってフレーズだ。　なぜ、こういう声を交えているのか、長いこと不思議に思っていた。　もしかして、バンドのメンバーで、一度もボーカルをしていない年長の人に、その一フレーズだけを歌わせてあげたのだろうか？、でもそんなメンバーがいたかな？　ずーっとなぞが解けなかったのだが、ある時それがわかった。　それは長島だった。　「果てしない夢を熱く、熱く抱きしめ」なるほど、「熱く熱く」は長島だったらわかる。　ZARDの中でも長島だったら誰もが許してくる。　今年の夏、約１３時間のLONG DRIVINGでもZARDは何度か流した。　「負けないで」「果てしない夢」がんばれ我が家の子供達、

  2007年08月22日

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  「立派にマザコンに育て上げた」

  　明日は、二人の子供が約２ヶ月ぶりに日本から帰ってくるというので、もうカミさんもうれしくてうれしくて・・・。　母親にとって長男と末っ子というのは何歳になっても可愛いいらしい。　私にしてみれば、誰にしても手に負えない男どもなので、どうということはない。　「お母さんは○○のストーカーみたいだ」といわれるくらい、末っ子を追い回す。　本人は本人で、三人の子供は「立派にマザコンに育て上げた」と自負しているくらいだ。　立派な「マザコン息子達」はお母さんをもてあましている。　時には、しつこいくらいに「カマイタガル」お母さんだ。　一方では、なかなか起きてこない子供達を怒鳴りまくったりもするカミさんだが、不在の２ヶ月はさすがに寂しかったみたい。　かわいそうなのは、不在の二人分も一身に「カマワレタ」次男と私だ。　無事着いてくれることを祈るのみ。　また、二人が合流してにぎやかな一家にもどる。 三男のテーマ絵本・・・　

  2007年08月21日

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• せっかくタイガースファンになったのに

  　せっかくタイガースファンになったのに、ヤンキースに三タテを食らうとはどうしちゃったの？　クレメンツも打てなかった訳でもなかったけれど、三回のダプルプレーにしてやられた。あのプレーやっぱりここにきてヤンキースの自力が出てきた感じだ。　カミさんに「やっぱり俄かファンじゃね」とバカにされた。　なんせ松井が登場した場面でも居眠りしてたからな。　　今週はNYだったけど、来週は地元デトロイトでリベンジだ。　今度こそ気合を入れて応援する。　ヤンキースはその後レッドソックスだから、いよいよ見逃せなくなってきた。　　

  2007年08月20日

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  Vocaburary Graph Thesaurus

  雨の日曜日だし、朝からゴロゴロ（いつもだけど）。　絵本の楽しみもあるけれど、ウエブサイトを見るのもやはり楽しい。　やっぱり、毎日ビッグりさせられるのはグーグル廻りのガジェットのすごさ。　もうYouTubeの映像の時代に突入しているから、ビデオに分け入っていくのも一つ。　でも、今日見つけたのはVocaburary Graph Thesaurusってサイト。　igoogleで登録して辞書として使用できると思ったのだが、ビックリしたのはその視覚を利用してグラフ化して言葉の関係を示しているところ。昨年０６年のGoogle大賞をとったのだから、当然だろうけれど、発想がもうNetと視覚の時代の最先端をいっている。　従来Vocaburary buildingは語源と派生を押さえること、というセオリーはあったろうが、それを視覚でくもの巣のような図で示したこと。着想とウエブのテクニックが結実したものだ。　語彙が増えなくて悩んでいる我々にとっては（私はもう手遅れだが）優れものだと思う。プラスこれには、発音も付いている。　電子辞書は毎日の必需品だが、パソコンか携帯が、こういった辞書群をいつでもどこでも利用できるようになれば、電子辞書をも凌駕するのかも。 インターネットには毎日新しいアイデアが生まれていて、現実化しているんだなと、正直ため息さえつきたくなる。　

  2007年08月19日

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  雨の日のルルのおしっこは

  　今日の日曜は、朝から雨だ。しかも８月だというのに肌寒い。　日曜朝のルルの当番は私なので、雨といえどもおしっこをさせねばならない。　実は我が家は、雨の日でも、外でさせている。他のうちはどうなのだろう？　どこか室内に、処理させる場所をこしらえているのかな？　雨の日に外にだすと、それはもう足元が泥まみれになるので、面白くない。　そこで開発したのが、ごらんのルル用雨具。Tシャツを着せているだけじゃないかといわれそうだが、腹回りだけは濡れない。　着せられているルルも、あまり気持ち良さそうではないが・・・　

  2007年08月19日

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  Flotsam

  今年のコルデコット賞受賞（絵本）はFlotsamというDavid Wiesnerの三回目の受賞作品になったのだが、この人の絵本の独創性にも驚かされる。　今回のFlotsamはミヒャエルエンデのモモにも共通するような、浦島太郎の竜宮城の話のような、しかし全くそれとも違う不思議な絵本を作り出した。　この絵本は絵のみで文はないのだが、想像力を書き立てらる絵本ならではの楽しい世界だ。　表題のFlotsamは何と邦題がつけれるのかも、興味深い。　「漂流物」ではピンとこないし、余りにも硬すぎる。内容からもってきて「海辺の落し物」か「ある日海辺で」か「海辺の落し物」だろうか？「海辺の落し物」じゃ英語とはずれるし、ストレートすぎるかな。まさか「海辺で見つけたフィルム」「海辺で見つけた」ではないだろう。きっと日本側の出版時も苦労するだろうな。　この人は三回目の受賞なので、ついでに前の受賞作も読んでみたが、これもスゴイ。これは、昔なつかしブーフーウーの話から始まるのだが、奇想天外な展開だ。　そして何しろ、この人の絵本構成の独創性だ。絵の組み合わせで、ズームインーアウトを繰り返すので、よりストーリーに近寄った、ある種漫画の手法にも似たものを感じる。奇妙さも混じった、まさに夢の中のファンタジーといったところ。週末に出会った必見の作家だった。

  2007年08月19日

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• 「言いまつがい」

  　Engrish という日本人の言い間違い＝奇妙な表現収集サイトがあるのは知っているが、じつは私の英語のレベルのせいか、あまり笑えないことが多い。おかしみやズレが米国人のようにすんなり理解できないのだ。（さすがに８/17付けのUsed Ladiesコーナーは笑えるが・・・）　ところが、ちょっと角度は違うが、面白い日本語のサイトがあるのを知った。　　連載１０００回を越えたとなっているから、もう日本ではとっくに評判になっているのだろうけれど、ほぼ日刊イトイ新聞の「言いまつがい」だ。　息子達が米国暮らしの英語に慣れてきて、やらかす母国語の日本語のいい間違いを楽しむことがあったが、これだけの「言いまつがい」の数々をネット投稿で収集して見られると楽しいもんだ。やっぱり糸井重里は天才だ。　まず、こういった素朴なおかしさを表現できる人はよっぽど頭がいいのだと思う。　この人の場合、ストレートなお笑いを目指すのでなく、何気ないおかしみを探し求めている人のように感じる。しかも、自分ではそのおかしみの枠組みだけ作って、ネット投稿で読者に投稿させるのも鋭い。　言い間違いは、偶然の産物だから、意図的に考え出すだけでは、限度がある。それをインターネットで収集するのだから、まさにWIKIPEDIAと同様だが、「よくぞ考え付いた」と思う。　もう一つ。こういった発想をビジネスに使わないことがいい。実際には本が売れるし収入には繋がるし、結果的に周辺のビジネスにもなるかもしれないが、何か万人が楽しめるものをこしらえたような痛快感がある。それも才気走ったものでなく、素人に参加させているので、素朴感がある。　入院中のおじいちゃんに回復を祈って、お見舞いに送ろうかとも考えたくらい。　いやー、世の中色々なことを考え出す人がいるもんだ。　兎に角、目一杯笑わせてもらった。　さて、今度は純粋に英語の「言いまつがい」に相当するサイトがあるかどうかをさぐってみよう。　恐らく、自分の英語のレベルでは笑えないとは思うが・・・、まず間違いなくあるハズだ。　　

  2007年08月18日

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• タイガースファンになるしかない？

  　今の地元のチームというとデトロイトダイガースで、日本の地元というと楽天イーグルスだ。　タイガースの方は、昨年久しぶりにワールドシリーズ出場だったし、今年も結構強い。長年の「ダメとら」の面影もうそのように、強いのだ。　一説にはキャッチャーのイワン・ロドイゲスの補強のせいだという人もいる。イチローと首位打者をねらうオルドネスも好調を持続している。そして強打のシェフィールドも補強された。　投手もボンダーマンは安定しているし、バーランダーも若いだけあって昨年以上の貢献をしそうだ。　私は、去年からタイガースファンになることにした。　特に理由はないけれど、恐らく「強いと興味を惹かれる」というのはある。ゲームをみても面白いし、まず地元でもあるから、取り上げられることも多い。　そしてまず、TVで毎晩やっているのだから、どうしたって選手も覚えてくる。レッドソックスもヤンキースも見たいけれど、それはタイガースとの試合があった時くらいしか見られない。　　日本と違って衛星放送で始終イチローやダイスケが見られるわけではないのだ。　とはいっても、昨晩はTVでヤンキース戦があって、松井を見ることが出来た。実は松井がバッターボックスに立つ場面のみは、松井に打って欲しいと思う。　　要は、タイガースに日本選手がいてくれたら万全なのだが・・・　　ま、この程度のファンではあるけれど、ワールドシリーズへの進出をめざして、明日も是非クレメンスをめった打ちにして欲しいと思う。

  2007年08月18日

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• 太白山のおにやんま

  　どうも年のせいか、昔のことを思い出すと切がないが・・・、次は太白山の思い出。　今でも、東京から新幹線で、仙台に向かう時、到着案内を聞きながら、必ず西側の窓から確認する山が太白山だ。標高百数メートルの小山だから、たいした山ではないが、もっこりとして、目立つ山だし、あそこは子供のころから、昆虫採集に夢中の子供には、最高の場所だった。 　家族で遊びに行く時は、マツダの小型トラックのホロ荷台に、乗っけられていった。「荷台に人間を乗せるのは交通違反だけど」といいながら、子供は荷台に乗っけられ、でもその暗くて狭い空間が、密かな楽しみでもあった。　そして太白山。　カラスアゲハか青筋アゲハがもちろんねらいだったのだが、オニヤンマが採れれば、そりゃ最高だ。　どうしてもオニヤンマを採りたいのだが、子供ではなかなか、捉えられない。　そこで、採集網を親父に託すことにした。　オニヤンマは、一見飛ぶスピードが遅く見えたのが、親父が果敢にも振り回した捕集網をスルっとすり抜けて、逃げてしまった。　私は、思わず泣き出してしまった。「おとうさんのせいで、おにやんまが、・・・」　子供心に悔しさで、泣き止むことができなかった。　随分長いこと、「おにやんまと泣き止まないおまえ」ということで、母親から、昔の思い出話に揶揄的に、持ち出される話だ。　

  2007年08月17日

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• 「ふあがり」

  　今日は、染物業界用語と親父の時代について三連ちゃんといこう。　「ふあがり」というのは、お客さんの希望した色に染め上がらなかったときの、いわば工場で出来てしまったの不良品のことをいう。　その工場が全盛のころでも、「ふあがり」＝不良品は悩みの種であった。　技術的なもの、機械や品質管理のツールが不十分な時代、思い通りの色がなかなか出せないというのは日常茶飯事だった。　納品した半被（はっぴ）が、希望の色と違っているために、客から返品を食らうことが，たびたびあった。小さいな工場で、手一杯の注文を抱えている時は、再度染め直すというのは、大変な手間だ。物が返されてきた時の、悔しそうな、途方にくれて、しかし、また工場に戻り、染め直しにかかる親父の顔を思い出す。　今の時代になって、工場経営の一旦を担うようになって、不良品（お釈迦）を出さないことが、業界は違うといえ、いかに大変なことか、わかるようになった。　経済成長まっさかりの染物屋の一場面。

  2007年08月17日

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• おがくず

  　いまひとつの思い出はおがくずだ。　染物屋の染の工程の一つに、おがくずを使用するものがあった。　良く判らないが、大漁旗や前掛けに絵柄や文字を染め抜くときの、スクリーン役をする材料として使用していたのだと思う。　染物工程で使用する副材料として、おが屑を利用していた訳だ。そのおが屑は、近くの材木工場で発生する、くずをもらい受けていたようだった。 　材木工場におが屑をもらいにいくのに、手伝いに行ったことがある。　それは半地下になった場所に、おが屑がうずたかく、積み上げられていて、おが屑に埋もれながら、シャベルで、大きな紙袋にそのおが屑を、すくい集める作業だった。　子供の自分の仕事は、おが屑を入れる袋をシャベルで入れやすいように押さえていることだったと思う。頼りない記憶だから、ただ眺めていただけかもしれない。　覚えているのは、それはそれは、汗もしたたって、おが屑に染み込んでいくような大変な作業に、思えたこと。親父は肉体労働者だった訳ではないが、その労働する姿を刻み込んだ記憶があるということ。

  2007年08月17日

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• 染物干し場

  　日本では記録的な暑さで、熱中症になる人が多いというニュースを聞いていたら、なんとその同じ症状で親父が入院したという報が届いた。残念ながら、ここから簡単に見舞いに行ける訳ではない。この状況も覚悟の上で、渡米したのだから、親不孝の極みではあるけれど、回復を祈るのみだ。　親父は長いこと染物屋を営んでいたのだが、いくつか思い出すことがある。　それは干し場のことだ。　染物屋の商品は、のれんや大漁旗、八百屋の親父がよくするマエダレ（前掛け）から神社ののぼり、お祭りの半被（はっぴ）風呂敷の名入れなど様々なものがある。　その一つに「手拭い」があった。今はトイレで手を拭くのもタオルだが、その昔は「手拭」だったのだ。それは、トイレにかけたりもするし、奥さん方が掃除の際に頭にかぶったり、ハンカチ代わりに腰からぶら下げたり、様々な使い方をした。　親父の染物工場に、「名入れ手拭い」の仕事があった。それは長いさらしの生地に、商店の名前や電話番号をいれて、年末に配ったりするものだった。　名入れで染め抜いたその、長いサラシを切断する前に、乾かさなくてはならない。　染物工場には、そういった長い生地の染物を専門に干す「干し場」がある。　それは、高さ１０メートルくらいだろうか、鉄骨で組まれたやぐらのようなものだった。　そこに上って、颯爽と「干し」の仕事にかかる職人達を見上げて、いつかあそこに登ってやろうと子供心に機会を伺っていた。なにせ、その時期の子供だから、柿木だの屋根だの塀の上だの、高いところはお手のものだ。　あるとき、その機会が訪れた。日曜日の誰もいないその干し場に上がってみるチャンスが訪れたのだ。　白いペンキ塗りの梯子に取り掛かって、天にも昇る気持ちで颯爽と、登っていった。　眺めはいいだろうし、なにせ、高いところが好きなのだ。　ところが、登ってあがってみると、勝手が違った。　足場は、鉄骨だがそれぞれの隙間が空きすぎていて、１０メートル下の地面が良く見える。そして、なんだか、動くたびに、その干し場が揺れるのだ。　登ってその上で遊ぶつもりだったのが、足がすくんで動けなくなってしまったのだ。　というより、干し場の頂上の鉄骨に惨めに、しがみつく格好になってしまった。　そして身動きがとれない。降りることも出来ない。あー。　小学校の４－５年のことだったと思う。どうやって発見され降ろされたか、あまり記憶はない。　覚えているのはその恐怖感と、干し場の鉄骨が、風にゆっくりだが、揺れる感覚。　そして、しばらくの間、その高場の鉄骨に、じっとしがみついていたこと。　干し場に干される白い手拭い生地は、とてもきれいな光景だったけれど、ちょっとほろ苦い思い出。　

  2007年08月17日

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• 「元気が良くてあわてもの」

  今日は、いつになく連想が働いて、「嫌いなもの」から「ボヤ騒動」へ飛んだ。そして今度は一気に「ボヤ」から「あわてもの」の自分の過去へと飛ぶことにしよう。　それは「わわてもの」の自分の子供の頃の思い出だ。　そう、小学校の卒業文集でも自分は「元気はいいがあわてもの」の○○君という表現になっている。　小学校の３－４年の頃だったろうか、当時、年は離れているが、中の良い従兄弟がいた。　頻繁に会うわけではないが、会うと鉄棒を教えてくれたり、兄のように接してくれる。　ある日、誰かとデパートに行った折に、その従兄弟を見つけた。　相手は、どうも自分には気がついてない。　ようし、ここは一丁、オドカシテやれ。　彼はエスカレーターで、階下に下りようとしている。　いまだ。　いきなり、背中におぶさってみた。　鉄棒の名手で力も強いことはわかっている。　と、いきなり振り向いたのは、見知らぬおじさんだった。　あの親しい顔が振り向いてくれると思ったのに・・・　こっちもギョッとしたが、おじさんも驚いて、双方声がない。　咄嗟に、しっかりおぶさった腕をはずしたのけれど・・・　とにかく逃げ出すしかなかった。　という思い出。　

  2007年08月16日

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• 悪夢のボヤ騒ぎ

  　嫌いなデボンストリートの日記を書いていたら、昔の悪夢を思い出した。　それはデボンストリートにも近いシカゴ郊外のホテルでの話。　感謝祭休暇を利用して家族で食事と買いものに出かけた時のことだった。　どうにかたどりついたホテルに荷物を預け、郊外のスーパーに日本食の買出しと食事に出かけた。シカゴ郊外のスーパーは、生鮮食品を買うのには便利な場所だ。食事も済ませ、後は元のホテルに帰るだけ。自分の予約したホテルではあるが、米国に暮らし始めた直後でもあり運転も不慣れ。例の通り、帰りつくのが四苦八苦だ。　相当な時間はかかったが、なんとか元のホテルの建物が見えて一安心。ところが様子がおかしい。　ものものしいのは、数台のパトカーやら消防車やら、上空にはヘリコプターまで飛来している。　それも、火元らしき場所は、わがホテルらしい。　そこで、ハッとなった。　ホテルに到着した時に沸かしたコーヒーポットの電源を切った覚えがない。とっさに「自分だ！！」と思った。　ロビーに入ってみると、「煙が充満して、けが人も出ている」という話だった。そして、ホテル客と消防士・取材陣らしき人で混乱状態。　あー、どうしよう。　まず、頭に浮かんだのが「一生かけて償わなくて」はということ。そして家族に及ぼす破滅の人生・・・。　車に待たせてあった家族に打ち明ける。家族一同真っ青。そして、どうすべきか！？　だが、ためっらってもいられない。火元が自分である以上「自首」というのか、事情を説明にいかねば。　ロビーで救助活動にあたっている消防士らしき人を捕まえて、必死の事情説明。英語もままならないけれど、やむをえない。　ルーム名、コーヒーポットの件、電源を切らずに外出したこと。　その消防士は即座に、無線でホテル内の同僚に連絡をとっている。　ところが、どうもまともな英語でないせいか、様子がおかしい。　無線で「その人間じゃない」といっているようだ。　何がなんだかわからないが、どうも火元は自分の部屋ではないらしい。　だんだんと事情がわかってきた。どうやら火事ではないようだし、騒ぎのフロアが違っている。　フー。　「火元」ではなくて、「テロ」の可能性がある「事件」だという。　フー。　後でわかったのだが、９・１１の直後だったこともあるのだが、ホテル内に、原因不明の煙が発生したためのテロ騒とのこと。　考えてみれば、コンセントを抜かなかっただけで火事に結びつく訳もないじゃないか。　事態がわかって、自分の勘違い・思い過ごしだったことがわかって、腰が抜けたのなんの。　ホテルが騒然となっているのを見て、「自首」し、勘違いとわかるまで約１５分程度。　二度と味わいたくはない、思い出のボヤ騒ぎ。　（家族にはしっかり絞られました。）　

  2007年08月16日

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• 鬼門デボンストリート

  　今住んでいるミンゲスストリートは割と好きな通り名だ。　嫌いなストリート名がある。それはデボンストリート。　なぜかというと、シカゴのデボンストリートは我が家の鬼門で、良く道に迷う箇所だから。　まだ米国にきて車の運転もままならない頃、ダウンタウンから空港近くのホテルに向かった。ところが夜も遅くなったせいで道に迷ってしまったのだ。　地図を見ながらも、なかなか目的のホテルに近づけない。いい加減同乗者も、うんざりしてきた頃、誰かが「あれ！！この同じストリート、さっきも走らなかった？」「そういえばこの町並みに見覚えがあるな」運転しながらも嫌な予感はしていた。　同じところに戻ってしまったのだ。それがデボンストリートだ。　シカゴ北部には、しばしば遊びにいくが、なぜか似たような箇所で道をまちがう。そして、なぜか、いつもデボンストリートなのだ。　我が家の鬼門！デボンストリート！

  2007年08月16日

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• ペルセウス流星群

  我が家の庭からもペルセウス流星群は観測できた。　大木が視界の一部遮ったし、街灯が少し邪魔になったので条件は良いとはいえないが、一時間で２０個程度。　２００１年のしし座で本当にシャワーのように流れるのを見ているから、今回のはたいしたことはなかったけれど、米国側で見るのは始めてで気持ちは良かった。　日本では蔵王の刈田岳が、流星観測のひとつになっているらしいが、なるほどあそこだったらよく見えるだろう。だけど、夜中にあそこまでドライブするのは怖いだろうな。　

  2007年08月14日

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• 「人生は手強い」

  長男の大学費用の支払い期限が来て、金額が予想していたものより高かったのでつい「高い理由をあきらかにせよ」と子供にあたってしまった。　全く、子供にあたってみたって、金額が変わるものでもあるまいし、みっともない、とは思う。　米国の大学の学費は高い。が、とても合理的に、授業料体系が出来上がっていると思う。　ウエブサイトにいくと、それは細かく情報が得られるし、経済的援助や奨学金やら、子供が努力して、それなりの成績を収めさえすれば、それなりの納付で、大学に通えるようになっていると思う。　米国に駐在していながら、まさに、来年帰国せねばならない我が家の事情では、そういった「しくみ」も子供にどう利用できるか、しかし、深く理解していないと、以外に難しい。　親子でイライラしているからだろうか。　　親も何とかしてやりたい、子供も親に負担をかけたくはないと思ってはいるのだが、現実は非常に難しい。　まさに「人生は手強い」だ。　

  2007年08月10日

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• 田吾作

  　これも死語になったのだろうか？　この言葉に久しぶりに出会ったのは日本語の会話の上ではなかった。　英和辞典で出会ったのだ。　英語のほうはYak。　　仕事で時間管理のソフトが、うまく動いてくれないことを嘆いていたら、同僚が使った。　このソフトはYakだと。　気になったので、調べてみて、一番ピンとくるのは、「このソフトは田吾作だ」。　その昔、学校の教師で、生徒を冗談めかして、「この田吾作！」という口癖の先生がいた。　米国人が俗語で何気なく、冗談めかして使用する言葉が色々ある。

  2007年08月08日

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• ヨダレは健康な証拠？

  日々悩みは深いが、なぜか眠りが深くなって、よく眠れる。　みっともない話だが、眠る姿勢によっては、ヨダレを垂らしそうになって目覚めることがある。　もともと、小さい頃はよだれをよく垂らした赤子だったようだ。　　矛盾するのは、パン食のときはもちろん、ご飯食の時も汁物や飲み物がないと、食がすすまない性質だ。それを、唾液の分泌が少ないせいではないかと、カミさんは言う。　　でも、夜中によだれを垂らしそうになって、目覚めたり、もともと涎の分泌の多い人間なのに、「唾液の分泌が少ない」はずはない。　しばらく前に、胃腸の調子がおかしいということで、検査したのだが、何の異常も発見できなかった。なんせ、腹が張った感覚はあるのだが、基本的に食欲がある。　食欲はあるは、涎は垂らしそうになるくらい唾液の分泌も活発、よく眠れるし、いったいどこが悪い？？　食欲旺盛で、少々腹が出てきたことは確かだが・・・　　

  2007年08月08日

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• リベラルアーツ・カレッジ

  　この言葉さえ知らなかったし、これに属するとされる大学の名前も聞いたことがなかった。　ウイキペディアでは「リベラルアーツ教育と少人数教育を特徴とする大学」とある。　グリーンカードがなくても奨学金を出す大学はないものか、これが我が家の悩みであり次男の悩みだ。　切羽詰って、次男が見つけてきた大学が、この定義の大学。　学費は一見、非常に高いのだが、親の収入に応じてかなりの奨学金が出る。そしてミソは、学力が高ければ、留学生もその対象になるということだ。　グリーンカードさえあれば、かなりの名門大学にも行けたのに、というのが最近の次男の親に対する見方＝恨みなのであった。そして、裏をかえせば、親としても「悪い夢を見せてしまった」、今後も「親のひけめ」として、一生子供に言われる続けるのかもしれない、と覚悟していたところであった。　来年の一家あげての帰国を前にして、今回の大学キャンパス・ツアーは、一途の望みをかけてものだったわけだが。　結論は、希望がかなえられる大学が、ないでもない。　少し、安心した。

  2007年08月05日

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  便所が汲み取りだった頃「おつり」という言葉があった

  　臭い話で恐縮だが、確かに、その言葉はあった。　大便をするときの、糞つぼ？からのはねかえりをそう呼んだ。　そして、「おつり」をさけておしりをひねるのが習慣だったのだ。　あの頃。　便所は怖いところだった。特に便器は怖かった。　梅津かずおは、それを漫画に表現した。　ふと、「おつりは死語になったね」などと話になったので、ここに書きとめておこう。

  2007年08月05日

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• めぐみの雨

  　東部をドライビングしている間、外気は３８度Cまであがったくらいだったし、全米でも異常気象が話題になっている。　真夜中に到着したミシガンは、気温が２０度C。この温度差が、夏のミシガンが過ごし易い所以だ。　　そして、今日は久しぶりに朝から雨だ。　　この夏、まとまった雨がなかったので、庭の芝生はすっかり死んでしまった。　この雨で芝生が生き返ることはないにしても、少々ほっとした。　夜半に雨音に気がついた時でさえ、「お、雨か」と嬉しくなったほどなのだ。

  2007年08月05日

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• ペンシルバニアの有料道路は高すぎ

  　フィラデルフィアから一挙ミシガンの我が家に帰宅。　帰りの走行距離は６６０マイル。　次男が距離をかせいでくれたので、運転の疲労はないが、深夜１時の帰宅はこたえる。　ルート７６－８０－６９で、ピッツバーグ経由の最短だったが、驚いたのはペンシルベニアR７６、トールロードの料金の高さ。＄１７。　　走行距離が３００マイル分だから当然かもしれないが、これまで高速料金で＄１７も払ったことはなかったので、ビックリ。　持ち合わせがなかったらどうするんだろう？なんて想像してしまうくらい、あわてふためいたよ。　日本の高速料金に比べりゃ、ましだけど、ミシガンにはこんな道路ないぞ。　地元の人はペンシルバニアを避けて走るのかな。

  2007年08月04日

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• モダンアートを素通りするなかれ

  キャンパスめぐりも５校目で、さすがに似たような説明を聞くのも、うんざりしてきた。　ツアーは子供に任せて、フィラデルフィア美術館に足を運ぶ。も近道と思って街の中を走ってみたが、以外に道が狭くて、かつトローリー電車が邪魔して時間がかかってしまった。　通常は、モダンアートは後回しにするのだが、時間も限られているので、今回はモダンアートに目を向けてみた。　それが、新しい発見があること、あること。　いつも気になっているのだが、見る機会のなかった画家達の作品をたっぷり賞味できた。　それは、キーファー、マーセル・デシャン、マン・レイ、ジョージア・オキーフ？達だ。　フラッシュさえたかなければ、デジカメもOKだから、しこたま撮影してきたので、不慣れな作家達の名前も記憶できる。　でも２時間足らずの時間では、無理だったな。

  2007年08月04日

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• ナビゲータのこつ

  　長距離ドライブで、見知らぬ街にたどり着くのに、便りは地図のみ。　次男が、出発前にさえ、意中の大学をはっきり言わなかったので、旅程の途中で行く先が決まったりした。　持参のアトラス０７は、地元の図書館から借り出したもので、さほど詳しいものではないが、これと、ホテルで印刷したマップクエストを頼りに進む。　米国のハイウエーは、旅行者に非常に不親切な箇所がある、と思う。　運転していて、右か左か即座に判断しにくい「箇所」があるのだ。　そのせいで、道を誤ったり、行き過ぎたりが、何回かあった。　これを、地図をにらみながら補正・修正するのがナビゲーターだ。　ナビゲータのコツは、地図情報と通過地点情報の観察力・対比力だ、と思う。　１）現在地の確認。これは走っているストリートと横ぎるストリートで判断する。　２）ハイウエーでは、出口番号と地図上の番号を見る。　３）見えるもの全てから判断。　と、コツは判っても、現実には失敗をやらかすのが人間だ。

  2007年08月03日

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• アマーストのパスタ

  　ロードツアーで、食事が全て外食だったのだが、レストラン探しも、楽しみであり、また、「あたりはずれ」で苦労するものだ。　今回はイタリアンで、「あたり」が多かった。　チャイニーズは、２回目の餃子が、饅頭みたいなのにあたったので、「ハズレ」　良かったの単純に頼むパスタ。　アマーストという街のダウンタウンで、何気なく入ったイタリアンが「あたり」だった。　レストランとは呼べないようなところだったが、パスタの種類から、ソース、を細々と指定できる。こういうところは、日本人にとって苦手で煩わしいところでもあるが、慣れてくれば楽しくなる。　頼んだのは、スピナッチとチキンいり、ガーリック風味のパスタ。　乾燥トマトの色がよくて、それも評価できる。　パスタは太平麺。この茹で具合が良かった。　元々、満足のいくメニューに出会えるのは、少ないのだけれど、今回の成果は、このイタリアン、だったかな？？

  2007年08月03日

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• フィラデルフィアのホテル探しで疲労困憊

  　今回の旅、訪問先の大学が出発前に、はっきり決まっていなかったので、ホテル探しには苦労した。　今、最終地フイラデルフィアの近くだが、昨日ここに３時頃到着したのにもかかわらず、ホテルが決まったのが６時頃だった。３時間近くも、あーでもない、ここでもないとウロウロしてしまった。　最初のに見かけたモーテルで躊躇したのが、悪かった。　もう少し、いいところをと、隣町に向けてハイウエイに乗りなおしたのが運の尽き。　１０マイルも戻って降りた街では、なかなか見つからない。みつけたところは、見た目が悪いの少々高い。　スタバで気を取り直して、さらに数マイル遡ったら、今度は、目当てのMarriottがハイウエーから見えるのに、そこに降りられない。適当な出口からハイウエイに降りるのに、地図を正しく読むテクニックが必要だ。　ハイウエーを降りられずに進んだら、今度は渋滞に巻き込まれて、時間を食ってしまった。　全く、ついでないときは、こんなもんだ。　時間をかけてたどり着いたマリオット。周辺にこれといった場所がないのに、値段が気に入らない。　結局、協議の末に、元のモーテル付近に戻ることになった。これで、すでに３時間経過。　給油が必要になったので、GSに入ろうとすると、反対車線からで、角度が悪い。　今日のユーターン回数を記録すれば、１０回は越えただろう。　そこから、くだんのモーテルに接近するも、最後のチャレンジで、もう少し探してみようとのことになる。　そこから、さらに数マイル。あげくの果ては、ぱっとしないDAYS INに決定。　あー疲れた。　　教訓。　　早めの到着。早めの決断。ホテル探しに疲れたくなかったら、下調べして決めておくこと。

  2007年08月03日

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  「はらぺこあおむしくん」の美術館に立ち寄る

  ロードツアーの途中で、その土地が「はらぺこあおむし」の作家エリック・カールの故郷であることを発見。　記念美術館に立ち寄った。　　はらぺこあおむしくんの作者も２９年生まれで、以外に年はとっているが健在だ。　何より、旅の途中で、偶然見つけたのことで興奮。　美術館の展示作品は少なかったけれど、あおむしくんの製作過程の紹介があったりで、楽しかった。また、偶然日本の絵本作家のAllen Say？の作品も展示されていた。　　　　

  2007年08月02日

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• 「少年よ大志を抱け」の母校に

  　今回はキャンパスめぐりの旅だが、どうしても自分の知っているもの・人にめぐりあうと、そこに関心が行ってしまう。　今日の大学は、ウイリアム・クラーク・新島譲・内村鑑三の出身大学だった。　これまで訪れた２校は、本当のど田舎にあったが、ここは複数の大学が集まっているせいもあって、小規模の町だ。それでも自然にに恵まれている。　調べてみると、少数規模での大学教育は、米国の「アッパーミドル」の子息に定着しているとあった。どうかなー？

  2007年08月01日

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• 分裂症になりそう

  　次男のためのキャンパスめぐりの旅とはいえ、一方で、日本にいる三男と長男の行方も気になるところ。　実際、分裂症になりそうだ。　ことに、こちらのキャンパスツアーをするたびに、米国の大学環境のすばらしいことに驚嘆する。　もちろん学費も信じられないくらいにバカ高いが、親が出せる範囲は決まっていることと、奨学金の出る大学のみと限定しているので、親としても開き直れる。難しいのは日本のほうだ。　日本の環境が良くないのは判っているが、このタイミングでの帰国が決まってしまっているので、後戻りもできない。　「分裂症」も、一週間の休暇の中で、楽しみつつ消化するしかないのだ。

  2007年07月31日

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• バーモントの月

  　バーモントから南下してマサチューセッツ州。　飯豊村から朝日村をドライブしているような気分　なだらかな稜線を両側に従えて、しばらく快適な運転だ。　一軒目の宿は少々高かったので、変更してホリディインに宿泊。　夜半になってホテルの窓から見えた月が山陰に沈んだ。　「マサチューセッツの月」・・・か　　

  2007年07月31日

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• 走行距離７７０マイル

  　住んでいるところは田舎なのだが、米国にはいくらでも田舎がある。　今日の走行距離は７７０マイル。　家内と次男と交代で運転したので、朝四時に出発して夕方５時、何とか目的地に到着。　遠いなー。なんでここなの？と思っても、子供の選択だから文句もつけられない。　超ど田舎には違いないが、次男が選択したには訳があった。　そこがグリーンカードを持たない身で米国の大学選びをするつらいところだ。　兎に角、今バーモント州にいる。　キャンパスの環境としては、最高だろう。　しかし、ここまでたどりつくのに、次回は車はゴメンだな。　日本でいうと、新潟と福島の県境といったところ。　　カナダ国境にも近いから青森と秋田の県境だろうか。　冬は厳しそうだな。　

  2007年07月30日

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• 2001年の流星群

  　ここバーモントでみる夜空も暗くて、流星観測には最高の環境だろう。　さて、流星群の思い出は何と言っても01年のしし座流星群だ。　あのシャワーのような流れ星は忘れられない。　明け方２時過ぎに家族全員を起こして、さらに観測しやすい大亀山森林公園まで、車で移動。　あの、夜空の饗宴を家族で満喫。子供は眠かっただけかもしれないが。　あの流星の感触は、たまらない。　雨の雫のような、線香花火が落下するときのような、スーっと落ちるような感覚。　流れている間に祈ると、願い事がかなうというが、２００１年の際に祈った人は、いくつももの夢をかなえているだろう。　そして私も、２００２年に米国に来てしまったのだった。　

  2007年07月29日

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• 明日からロングドライビング

  　明日からアメリカ東部にドライビング。　次男の候補大学めぐりが主。時間的にはプラスアルファで楽しむのは難しそう。　訪問先が複数になるので、車にしたが、半端な距離でない。　まずは安全運転で行ってこよう。　

  2007年07月28日

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• 蛍の乱舞

  　中学時代に友人達と、自転車で石巻の朝日山にキャンプに行ったことがある。　それは夏休み直後のことだった。　自転車をこいでいる途中で夕立にあってしまい、ずぶ濡れになって現地に到着したのだが、夕闇が濃くなって現れた蛍の乱舞には驚かされた。　あれほどの蛍にはお目にかかったことはない。ここミシガンでも土蛍が乱舞するが、水辺に生息する日本の蛍と違っている。　川の流れか、梅雨時や湿地の草むらか、あの時の朝日山の周辺状況はわからないが、夕立でずぶ濡れになった天候とも関係があったと思う。　

  2007年07月27日

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• チップが十分でない時

  　米国暮らしで、面倒くさいものにチップがある。　今日は、チップが不十分な時の、相手の出方というものに遭遇。　今日のケースは、韓国レストランでのディナーだった。支払いは、日本から来たA氏。　５人で＄２００弱だったのだが、２０％相当というのが相場なのだが、その人は勘違いしたのか＄２０を払った。　それが１０％程度なので、少ないことは気がついたが、敢えて何も言わないで見ていた。　店を去るときの反応は、支配人らしき人から「何かありましたでしょうか」と聞かれただけで済んでしまった。サービスの程度としては、普通並みだったが、支払い者が意味を聞き取れなかったこともあって、特に反応を返さずに、そのままレストランを後にした。　これまでの私だと大抵は２０％近くを無条件で払っていたのこともあり、少々考えさせられた。　教訓１：間違ったフリをして１０％程度を払ってすませることも可能。　教訓２：しかし、異常事態と認識するレストラン側は必ず、その不審さを尋ねてくる　教訓３：機械的に２０％を払うのも気前が良すぎる。　結論：キマヅイ思いを避けるなら、１５％以上は必ず払った方が無難だが、後は実際のサービスに応じて決めるべし。

  2007年07月25日

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• 見たい夢を自在に見る

  　心地よい事柄や、思い出の人、おいしい食べ物、思い出の場所、そんなものを自在に夢でみることができるか？　自分の場合、出来る時がある。　昨日は、料理本で読んでいた漬物が、そのまま夢に出てきた。　自分で漬けたことはないのだが、なんだか菜っ葉の漬物を一生懸命作っている夢だった。　見たくもない夢をみるよりは、心地よい、おいしい夢を見られる方がいいよね。

  2007年07月25日

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• 虫刺されにはキンカンかメンタムか

  　ゴルフコースに出た時に、虫にさされたのだろう、その箇所が少々腫れた。　ミシガンの虫にさされた時は要注意。　案の定、少々痛み出した。　でも、治療法がわからない。　日本人の発想は、虫刺されだから”キンカン”。　わかりますね。　でも、”キンカン”では効きそうにない。ではなにか？　痔の薬だったら常備なのだが、発生した箇所が腹部近くで、それを塗るにはちょいと考えてしまう。それじゃ、なんだ？？　　そこで、常備薬で経験のあるのは、オロナイン軟膏か、メンタムだった。　そして・・・、結果はわからない。　・・・が、米国の薬局で、最初から探しだすよりは、日本で慣れた薬というものは、安心感がある。

  2007年07月24日

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• 桃は焼いて食べる

  　こちらのスーパーで桃を買うと、あまり熟していなくておいしくない。　今日料理番組を見ていたら、桃をバーベキューグリルで焼いて調理していた。　こっちの料理の鉄人の一人だから、素人料理ではないと思うのだが、なるほど。　最後に、チョコレートとナッツをふりかけて「デザートには最高でしょ」と紹介していた。　ふーん。そうだったのか。甘みのある日本で食する桃を見かけたことはないし、米国人はあの桃をどうして食べるか、長いこと不思議だった。　りんごもピーナッツとナッツをまぶして串刺しにして食する食べ方もあるのだからな。　桃を焼いて食べたっておかしくないか。

  2007年07月22日

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  キャンパスめぐり

  　次男のサマーキャンプが終了したため、再度シカゴへ。　このキャンプはメディカルキャンプといい、医学をめざす子供に病院やらを見学させたりするもの。大分刺激を受けて帰ってきたようだ。　ついでにシカゴの北部にある大学のキャンパス見学ツアーに参加。　ミシガン湖沿いにあるそのキャンパスの建物・環境の抜群なことといったら・・・２時間のツアーは、現役の学生によるものだったが、ラフな格好で説明するその女学生の堂に入っていること。短パンにペットボトルをぶらさげながら高校生とその父兄を率いる女の子は、英語は機関銃のように淀みなく、説明は微に入り細に入りで、つきそった我々夫婦を感嘆させた。　若かりし頃に、こんな環境で勉強できていたらなどと思ってしまうのは、誰もが思う感想か。それにしても、ここの学費は半端でないし、子供のとっても「目の毒」に終わってしまう可能性もあることに、あまりウキウキしてもいられない。　帰りは独立記念日前夜の花火をめざす家族で、どこも渋滞。松島の花火大会よりはるかに規模が大きい。（当たり前か・・・）シカゴダウンタウンを大きく迂回しR294－R94で帰途へ。片道３時間もアッというま。　

  2007年07月03日

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• 眩暈

  　子供達が日本へ一時帰国。　親のほうは、今回はこちらに残留。実家と小母さんの家に世話になることになる　そろそろ、親は動かずに子供の動きを見守るしかない時期が到来したようだ。　親として動きが少ないのは、それはそれで楽になったのかもしれないが、一抹の寂しさもある。　やかましく口を出したいこともあるが、子供達はそれを嫌うくらいには成長した。　随分甘やかしてしまったという後悔もあるが、後は自分の責任で人生を選択して欲しいところだ。　なんていうと、子供が揃って巣立ったような言い方だが、残念ながら、実態はまだまだ。　長男の大学転入先、三男の高校転入先の決定するための、一里塚に過ぎない。　それを考えると、まったく、眩暈を感じるのだが、まだまだこれから難問が待ち構えていそう。

  2007年07月01日

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• シカゴ

  　シカゴはここから車で丁度３時間。　年に２－３度、買い物やレジャーで訪れる。やっぱり遊びがいのある所だ。　今日は、次男のサマーキャンプが目的でイリノイ大学まで行ってくる。　片道３時間は退屈だが、この田舎暮らしではやむをえない。　日曜だしカブスかホワイトソックスの試合観戦でもくっつけようかとも思ったが、帰りが遅くなりそうなのでやめた。　日本食スーパー「みつわ」によろうかと思ったが、高いし敢えて日本食を買い込みたいわけでもない。　コリアン街にあるレストランに寄るかどうかだが、行ってみて雰囲気で決めよう。　さて行ってきます。

  2007年06月24日

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• 日本の大学事情

  　新聞に日本の大学の記事が載っていた。　少子化が進んで、日本の大学運営も難しくなっているようだ。学生が集まらないので、温泉やらカラオケを呼びものにして学生集めに走っているある大学の特集だった。　子供が米国から日本の大学への転入を考えて、転入先を考えている矢先なので興味があった。　学生の方から、その大学の教授や伝統にあこがれて入学を望むのが普通だったのに、今じゃ逆転してしまったのだろうか。これだったら、やはり米国の環境の方が、はるかにいいのではないか？　三人の子供は、それぞれ異なった選択をしようとしている。日本に向かおうとしているのが二人。米国に留まろうとしているのが一人。新聞情報では日本に向かっても、何かそれなりに幻滅を感じるものもある。　米国暮らしも５年。こちらで幻滅を感じることも多い。　親としては、帰国が決まってしまったので、最早大きなことは言えないが、どちらの方向に進むにしても、いい経験をして欲しいと願う。

  2007年06月22日

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• 「神の否定」流行り？

  　最近、図書館に出かけ本を借りる際に気がついたのだが、神GODについて否定本が目立っているような気がする。　科学者に神を信じる人が多いこと、そして米国自体が神の存在を信じることが基礎になっているところから、それをここにきて、改めて真っ向から否定する本が出ている。　「The God delusion」もその一つで、ちょっと読みづらいのだが、半分くらいを一気に読み進んだ。　　こっちでは教会にも大分お世話になったけれど、宗教論議は少々気になるところだ。

  2007年06月17日

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• 「お茶汲み」

  　日本で外資系会社に働いていたり、米国で日系企業にいるせいもあって、「お茶くみ」という仕事が、日本特有なものであることは良く知っているつもりだ。　私の感覚では、女性がこの仕事をするのを当然視するのはおかしいと思っている。　しかし、最近、少し違った感想をもった。　それは、米国に長く暮らしている日本人女性が、日本からの重要顧客を迎えるにあたって、日本の感覚で「お茶のサービス」を依頼されたときに、はっきりと拒否した場面に出会った時だった。その反応を観察しながら、「そんなにハッキリと拒否するほどのものかな？」と疑問に思ったのだ。　そしてその女性が拒否した結果、日本人男性が米国にやってきた日本人顧客にお茶をサービスすることになったのだが、日本人の客は「キョトン」としてビックリした表情をした。女性がお茶サービスするのが当然と思っているところに、違う対応が待っていた時に起きる反応。　来年、日本に帰国する心の準備が必要だと思っている状況から、こんな場面を観察することに敏感になっているせいかもしれない。　ひとつに、「お茶くみ」の習慣が時代遅れだということなど、とっくにわかっているのに、それが日本の習慣として無くならない事実。そしてそれを踏まえて、「私はお茶くみなど決していたしません」と見栄を切ることは、分別のある日本人女性のすることではないなと思えたのだ。　大会社ではない、人不足の在米日系企業で起きたヒトコマなのだが、少々自分の感覚も後退したのかな？

  2007年06月09日

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• お葬式とボブディラン

  　会社に働いていた女性が癌のために亡くなった。放射線治療を続けている間にも、何回か会社に顔を出して、働き続けようとしてしていたのを見ていたし、随分がんばり屋だなと、みていたが、やはり病魔には勝てなかった。　今日はそのお葬式に参列。祭壇は花と写真で一杯。多くの友人が駆けつけていた。　教会でのそのお葬式で、ユニークだと思ったのは、牧師さんの言葉の合間に流れるバックグランドミュージックがボブディランの「天国への扉」だったこと。明るい調子の曲と、涙で故人に思いを馳せる雰囲気が日本のそれとは違って、アンマッチな感じがした。　帰りの車で友人に、米国で葬式にこの選曲は普通か？と聞いてみたら、故人が生前に気に入っていたのなら普通だが、あまり聞いたことはないと言っていた。　

  2007年06月08日

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• 松坂のお陰で

  大リーグでの日本選手の活躍があるので、TV観戦も多くなってきた。日本ほどは日本の選手に注目しているわけではないが、それでもMLBでのイチロー、ダイスケー、松井への注目度はかなり高い。　　もともと私はサッカー派で、野球はそれほど見ないほうなのだが、最近はよく見るようになった。　今年は特に松坂のお陰で、レッドソックスの選手のことや、対戦する際の相手チームの逸話を知る機会が増えたことによるもだと思う。選手のことや、そういったチームの歴史に関心がなければ、それこそ興味自体わかないものだ。　それが、少しずつ松坂が登板する試合から、大リーグの様子がわかってきて、興味もましてきた。日本で観戦するときでも、松坂を応援するだけでなく、その辺を知る楽しみが増してくる、といった楽しみ方をしているファンも多いのでないだろうか？　大リーグを観戦するもうひとつの楽しみ方は、選手の成績を統計的に見る楽しみ。　MBLのウエブは、打撃成績や防御率などを、切り口自在に眺めることができる。　日本のプロ野球ウエブよりはるかに、親切でかつ詳細にわたり、かつ柔軟・自由に閲覧できる。これを知っていると、選手への興味がますますわいて来る。　

  2007年06月07日

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• 新たな展開（帰国に向けて）

  　今日は長男が大学から帰ってきた。　帰ってきて話をするたびに成長したなと思う。　ことに、我が家が一年先は日本に帰国しなければならないことについては、長男としてその重みを感じていることに、たくましさを感じる。　そう。　我が家は、一年先だけれども、日本への帰国に向けて一歩踏み出した。　三人の子供には苦労をかける。　家内も爆発寸前で、一触即発のときに、長男が帰ってきた。　家族の微妙なバランスというのか、弟達や親の立場をかばおうとする長男の思いやりを十分に感じて、またも涙が出てしまった。　家族のありがたみというのか、頼りないと思っていた子供がいつの間にか、家族の絆をたもつ役割を、立派にはたしている。

  2007年05月06日

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• 快晴のミシガン

  　いまは金曜日の夕方で、ミシガンは快晴だ。　仕事も終わって、今から三男のテニスの試合でグランドラピズ往復だ。　ミシガンNO1兄弟と仲良くなったこともあって、三男のテニスの腕も上昇中。　片道一時間のドライビングだけど、楽しんでくるとしよう。

  2007年04月21日

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