仙台藩出身「玉虫左太夫」
テレビでは「新撰組」、マンガでは?「竜馬が行く」がこちらでの娯楽物として定着しているのだが、では明治維新時に仙台には人物はいなかったのか、これは昔から抱いていた関心事だった。あの時、仙台はいったい何をしていたのか?何が起こっていたのか? 日本で買いだめした本の中に「奥羽越列藩同盟」という中公新書の本があり、週末から今日にかけて読んだのだが、いたゾいたゾ、その名も「玉虫左太夫」。 仙台藩出身で、あの明治維新期に咸臨丸に乗り込み渡米した経験から、民主政治を政治思想に展望しつつ、薩長連合に反発。奥羽越列藩同盟を結成するのに奔走した人。歴史の結末としては、薩長官軍に敗れ、切腹させらられているのだが、仙台にだっていたんじゃないか。 この本では、当時東北にも人物はいたんだと、他にも会津、南部、米沢,庄内各藩の家老や中心人物を取り上げている。