ぴろぴろ日記

とうとう正式に異動の調整が来た。覚悟していたとおり、地方だ。それも、市でもなく区政も引いていないような田舎町だ。

日本に帰国して初めて田舎勤務になる。これまでずっと都会だった。恵まれていた。外国育ちで日本の常識もわきまえず、転職を繰り返して遅く入ったのに、先輩達に本当に良く面倒を見て貰った。

今回は、大きな事故続きで仕方がない。運命だろう。恐らく、定年まで回復する事もないだろう。人生そんなもんだ。

その様な先輩達を見てきた。今回事故をおこし大怪我をした部下は、言う事も素直に聞かないなど、余り良い部下ではなかった。

しかし、彼は彼なりに、人生を掛けて１年間ずっと必死で頑張ってきた。ずっと、見守ってきた。私は、私なりの評価をしてきた。他の多くの部下と異なり、私の助けを殆ど借りず、彼は自分の力で頑張ってきた。

しかし、最後の最後で、私しか助けてあげられない場面で、こちらも責任を取らざる得ず、必死で支えようとしたが力及ばなかった。

世間では、射撃場事故や、民主党政権の様々な矛盾の露見、ありとあらゆる興味深い事が起こっているが、部下の余りの悲運の為、ニュース価値は低下してしまう。

正式な不合格の通知はまだ伝達していないが、辞めないで十分な療養後、回復していたら、最後の一回しかないチャンスを生かして貰いたい。