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カテゴリ:思いつくままに!
現在の職場にいられるのも実質的に後1ヶ月程になった。
長男よりも若い部下の不祥事の結果と言えば結果だが、単純ではない。
部下の数、責任の重さ、ありとあらゆる情報、全てが集中していた。恐らく、自分の人生で最高峰の立場だろう。社会的な地位を考えると父を超える事はできないが、超エリートであると子供の時から刷り込まれていた兄達は超えただろう。
日本に帰国し、学業を修め、社会に出た直後と同じ立場に戻ろうとしている。給料も初任給とほぼ同じだ。これから第一線の現場にでる。家族と離れるようで本当に辛い。
行動の規制はなくなり、海外渡航に制限はなくなり、息子に会う機会もできるだろう。ボランティアで得た知識が息子との関係で役立つかもしれない。ただ、日本に連れてくる事は極めて困難になった。日本では、父子家庭に対しての支援はかなり厳しいのを実感している。
転職を繰り返してきた身ではあるが、今回は特別に心が痛い。
この組織で、自分が育てた若者達をずっと見守りたいと言うのが本音である。
学生時代から通った道。思い出のパン屋は店主夫婦が90歳代になり閉店した。大きな夏みかんの木がある家は、一人残された爺さんが死んだのか木は切り倒され、家も取り壊され、最近駐車場になった。
帰国後の日本語アクセントの必死に修正をしてくれた町医は長寿を全うした。
懐かしい町の匂い、子供の頃の玉電の思い出。サンダルで乗っていた。
都落ちの悲哀をひしひしと感じる。
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Last updated
2010.02.06 15:16:49
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