日本のこれから
成田空港から東京まで、いたるところで節電を理由にエレベーター・エスカレーターが止まっていた。重い荷物を持つ旅行者にとって、こんな不便な事はない。今まで、不便を感じたことがなかったため、余計に感じる。おそらく、障害を持つ者、高齢者にとっても優しい国ではなくなっている。日本の電力事情はきわめて安定していた。日本国内にいると停電は本当に思い出せないほど少なかった。それを防ぐためとはいえ、都内でも、あらゆるところが節電をしており、以前のような発展した国、明るい国といったイメージがなくなった。光は国の繁栄を意味するように思う。 旅行者が日本の変化を感じるのだから、企業に取ってはかなり大変だと理解できる。多くの国では、電力事情が不安定なため、大手企業は自らコストをかけて電源を確保している。電力の安定供給が日本国内で望めなくなったら海外に出るか、製品に発電コストを上乗せするかどちらかになる。何も理解していない国民の声に乗せられ、思いつきで原発停止を推進する売国奴「管」。日本の技術の国外移転は避けられないだろう。ますます、日本の空洞化は進む。また、企業に税金を負担させれば有利な国に移転するだけだろう。日本は国民自ら自分の国を崩壊に向かわせている。自民党、民主党の問題ではなく、質の低い国民自らが日本を崩壊させていく。 中国が偉大だった数百年前に戻ろうとしているのと平行して、日本は中国の周辺国になろうとしている。国民自ら選んだ結果だ。日本の政治家の国際会議での発言。国内報道はされていないか、国民に知らされていない場合が多いが、聞くに堪えない。震災の事ばかりで、日本の将来、国際社会への提言等が全くない。あったとしても理解に苦しむ惚けた内容である。 政治家が馬鹿でも、官僚が支えていたのが日本の特徴であった。それさえも民主党政権で失った日本。どれだけの国民がそれを理解しているのだろう。公務員たたき、官僚たたきをしている場合ではない。日本国民は女性化しているのではないだろうか。自分よりも弱い者をたたく、取るに足らない些細なことを大げさに騒ぎ立て、見失ってはいけない大きなものを考えていない。海外に出ない日本の若者。明らかに日本は斜陽している。女・子供、先のない老人ばかりの意見が通るような国では、未来がない。