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テーマ:TVで観た映画(3919)
カテゴリ:ぼやき
最近、以前テレビでやっていて録画しておいた、「ほたるの墓」、「さとうきび畑の唄」を見た。
私は、ほたるの墓はあんまり見たくなかった。 今回見たのは、秋ごろやっていた松嶋菜々子主演のを見たのだが、まころんが見たいというので見た。 やっぱり悲しすぎた。 この作品を見て、子供の私だったら松嶋菜々子のやった役が悪役に思えるだろう。 だって、あの兄弟に途中からご飯を少ししか食べさせなかったり、意地悪とも思える行動を多々やってのけたのだから。 でも、私は今子供が二人いる。 その母親の立場になって考えると、松嶋菜々子のやった役が仕方ないことだと思えるのだ。 自分の子供にご飯を食べさせてあげたいと思うのは当たり前。 実際、「あなたたちにあげるご飯があるなら、一粒でも多く自分の子供に食べさせたいのよ。」と言っていた。 私はそれが理解できる。 自分が同じ立場に立ったら、自分も同じことを思うだろうとも思う。 だんなの戦死を知った次の日から、お兄ちゃんと節子の兄弟にはほとんどご飯を食べさせなくても、自分はしっかり食べていたのだって、自分は自分の子供たちを立派に育てなくてはいけない。それだけの理由だろう。 確かに、あの兄弟はかわいそうだ。 かわいそう過ぎて、あまりにも胸が痛む。 でも、松嶋菜々子の役だって、やりたくてあんなことをやったわけではないのだ。 きっと、やらなくてすむならやらなかっただろう。 そう考えると、戦争の怖さがよくわかる。 人格まで狂わすのだから。 ほたるの墓は、あまりにも残酷なのだ。 確かに、実際こんなことがあったんだろう。 当時の日本では珍しいことじゃなく、もっとひどい境遇の人もたくさんいただろう。 だからこそ、胸が痛みすぎるのであんまり見たくないのだ・・・。 そしてさとうきび畑の唄も見た。 これはテレビで放送していたとき私は見たのだが、まころんは仕事でいなくて今頃見てたのだ。 誰が戦争をしたかったのか・・・・。 少なくても、戦争に借り出された一般国民はしたくなかっただろう。 一番大事な家族が引き離され、それぞれ違う場所で命を落とす。 なんて残酷なことなんだろう。 そしてそんな状況でも命は生まれる。 死に行く命。生まれる命。 そして残酷な現実。 私も修学旅行で沖縄に行って、実際防空壕に入ったことがある。 ガイドの人が、持っているライトをみんなで消すと真っ暗になって前の人も見えなくなる。と言っていた。 今現代の世の中では考えられないことだ。 でも、ライトを消すと本当に前の人の影も見えない。 100人以上が一気に入ったのに、人が見えないのだ。 こんな中で空襲におびえていたのかと思うと、何も言葉が出てこないものである。 今現在、イラクは不安定だし、自衛隊も派遣している。 今は日本は戦争をしないと言う法律があるが、いつまた戦争をしたがるかわかったもんじゃない。今のままの政治なら。 これからも、地球の人間は戦争をやめないだろう。 私には、人をやたらに殺して何になるのか。はっきり言ってよくわからない。 ただ、悲劇を生むだけにしか思えない。 今回のイラク戦争だって、戦争を起こせばアメリカの副大統領(?????)みたいな人の持っている会社が儲かるからはじめたと言う特番を見たことがある。 金をもうけるために、人を殺すものなのか・・・・。 人を殺してもうけたお金で、いったい何を買うんだろう。 一般庶民の貧乏人の私には見当もつかないものだ。 早くこういう愚かな人間が自分たちの愚かさに気づいて「戦争」と言うものを地球上からなくしてほしいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月22日 23時52分26秒
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