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カテゴリ:日頃のおはなし
これ昨日、だんなが撮って来た桜です。 「ちょっと現場の写真撮るからデジカメ持ってくよ。」 と出掛けた彼。 帰って来ると仕事用の写真のほかに 桜の写真が数枚。 「はい、おみやげ。キレイだったから撮って来たよ。 桜が好きだって言ってたでしょ。」だって。 おー泣けるじゃないの。ありがとう。 忙しくて花見にも行けなかったからなぁ。 「きれいだねー。で、これどこ?」と聞いてみても 「内緒。どこでしょうー。当てみて。」 えー?小田原に仕事で行くって言ってたからなぁ。 でも、そのまま小田原ってのもヒネリがないしなぁ。 「神奈川のどこか?」 「ノー。さいたま。」 ちょっと、小田原行ったんじゃなかったのかい? 「うん、行く途中で見つけた。」らしい。 でも○○公園とか、△△河川敷とか、 地名があるでしょうに、どこ?って聞いても 「さいたま」の一点張り。 まあ、きっと彼には地名まで解らなかったのでしょう。 じゃあ、クイズにするなよーって感じでしょ? この場所知ってるよーとお心当たりの 「さいたま」の皆様、ここがどこだか教えてください! さて、桜で思い出すのはちょうど一年前。 無事ナイジェリア里帰りから戻り、 ひと風呂あびてスッキリした彼。 うちの前の桜も満開だった。 さあ、入籍するべく皆様ご存知の面倒くさい、 役所や大使館や入管用の書類を用意すべく動き出した。 で、ちょっと立ち寄った駅前の 地元密着型の超ローカルなスーパーの中の ジュエリーコーナーで彼は立ち止まった。 ショーウインドウを覗いて店員さんと話したりしている。 どうやら私の結婚指輪を物色しているらしい。 彼が耳元で 「今はお金があまりないから良い物は買えない。 とりあえず安いのを買っといて、 お金が出来たらあとで良い物を 買うってのはのはどう?」と聞いてきた。 私は、そりゃ指輪は欲しいけど、 結婚指輪は二つも三つもいらないし。 その分でドーンと一個、良いのが欲しいなぁ。 それに、どうせ買ってもらうんなら 地元密着型スーパーではなく、 一応ブランドもののが欲しいしなぁーー。 でも今を逃したら一生買ってもらえないかも・・。 と、まるで金の斧と銀の斧を突きつけられた 小市民のように迷っていた。 まあ、でもそう遠くないうちに 私の欲しいブランドの指輪を買ってくれるだろうと 大博打に出て、その場は「また今度ね。」の方を選んでしまった。 あれから早一年。 「また今度。」という言葉は 何年先まで有効なんでしょう? 私の賭けはどうやらハズレだったらしい。 あの頃の彼に対する私の読みは浅かった・・。 満開の桜を見るとあの時の大博打を思い出し、 大井競馬場から出てくるおやじのような 強ーい敗北感を覚えるのでした・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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