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テーマ:国際結婚 ア・ラカルト(507)
カテゴリ:だんな様のこと
昨日、夕食が終って洗い物をしてるとだんなが突然、
「もし私が今、急に死んだらどうする?」と聞いてきた。 ・・なによ突然、縁起でもない。 お盆だからこんな話?終戦記念日だから?? いやいや、だんなには両方とも関係ない(←関係なくはないけど)話だし・・。 洗い物の手を止めてちょっと考える私。 どーするか。まずは救急車かなぁ?それからどうしようか・・。 「近くに住むあなたの従兄弟に電話して、どうやってナイジェリアのお母さんの元へ連れて行くか相談する。」と答える私。 彼の家では家族が亡くなっても日本のように火葬にする習慣はない。 日本のお墓は「○○家」として先祖代々の骨が一つのお墓に納められてるけど、彼の家では一人一つのお墓に眠る。 だんなの亡くなったお父さんも家の敷地内にあるお墓で眠っている。 だんなは今、日本に住んでいるからって火葬されて日本のお墓に入る気なんて、さらさらないはず。 じゃあ逆に私が今死んだら?って聞いてみると、 「あなたは私の妻でしょ?もちろんナイジェリアに連れて行って家で葬るよ。」 だって。 ・・・複雑。 その気持ちはとても嬉しいけど、複雑・・・。 今はまだ私の母もいる。 母は娘の亡骸を遠くだんなの国へ送りだすだろうか。 私はまだ彼の国へ一度も行った事がない。 そんな所で穏やかに眠れるんだろうか。 お盆には仏壇にきゅうりやナスで作った馬(牛?)を飾ってもらい、お彼岸には家族にお墓に来てもらい、団子でも供えて欲しい・・。 お線香の煙も浴びてみたい。 そう思ってしまう私はやっぱり日本人。 あれこれ考えたあげく「もし今だったらお願い。火葬して実家のお墓に入れて。」と答えてました。 その答えは彼にどう受け止められたかは分からないけど、 それは今の私の正直な気持ち。 これが母を見送り、私たちも年老いて一緒に彼の国で暮らしているなら話は別。多分、彼の隣で眠るでしょう。 それでも日本に帰りたいと思うか、もしかして彼の国には行かず、ずっと日本で暮らしているかもしれない・・。 子供もどちらの国にいるか分からないけど、あとは子供の判断に任せるかも・・。 同じ日本人同士ならこんな事考えずに済むかもしれない。 問題といえば「あの姑と同じお墓には入りたくない。」とか?? 先の事はわからない。 生きている限り、死というものは必ず隣にある。 お互いいつかそんな日が必ず来る。 話してるうち悲しくなり顔がゆがんできてしまった。 「安心して。私たちにはそんな日は遠く遠く未来のこと。 順番どおりお母さんを見送って、私たちも年老いて、それからの事だから。」と、 とりなすだんな。 ・・もう。先に言い出したのはあなたでしょう? 結婚してもうすぐ1年半。 今までは結婚という事に力を注いで来たけど、国籍の違うもの同士が夫婦になり、やっぱり考えなくておかなくてはならない、いざという時の事。 みなさんはどうお考えでしょうか・・。 いつになくしんみりモードな私に愛の手を♪ ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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