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異文化結婚生活のひとりごと

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August 23, 2006
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カテゴリ:うちの家族
幼児がシュレッターで指を切断されていたと報じられた今日のニュース。

今年3月に2歳の女児が両手の指9本を切断、7月には2歳の男児が左手の指2本を切断するという、何とも痛ましい事故が起きていたそうで・・。

想像するだけでも胸が痛くなる。
痛い思いをした本人、それ以上にケガをさせてしまった親の気持ち。

確かに小さな子供がいる家庭では、シュレッターのコンセントは抜いておくべきだとか、親の不注意だとかいう意見も数多く見られる。
確かに私もそう思う。

しかし、子供というのは親の見ていない隙に予想もつかない事をしてしまうもの。日頃、細心の注意を払っていても思わぬ怪我をさせてしまうの。

実は私の兄も子供の頃に、右手の小指の第一関節を欠損している。

確か兄は小学校に入ったばかりの頃。私は幼稚園生くらいだったと思う。

当時、私達は社宅のアパートの3階に住んでいた。
昼間、私は家にいて母はベランダで洗濯物を取り込んでいた。

その時、外で遊んでいた兄が帰って来たと思ったら、突然バターン!と大きな音と「ギャー!」と言う兄の叫び声が。

ただならぬ事態に驚いた母が玄関に走ると、兄が玄関ドアに指を挟まれていた。

あのアパートはとても風通しが良く、風の強い日にどこかの部屋の窓が開いていると、玄関ドアは吸い込まれるように勢い良く閉まってしまう。

母はあの時、ベランダの扉を開けっ放しにしていた。

そこへ何も知らない兄が帰って来て玄関を開け、入った途端に急にドアが閉まってしまい、重い鉄でできた扉は思いっきり兄の小指を挟み潰してしまったのだ。

とめどなく流れる血。泣き喚く兄の姿。
そばにあった手ぬぐいで兄の手を押さえながら半狂乱になってタクシーを呼ぶ母。

私はどうしたら良いのか分からなかった。

タクシーの中でも母は兄を抱きかかえ、必死に止血しようとしていた。

病院で手当てをしてもらったが、結局、兄は小指の第一関節を根元から失ってしまった。

仕事から帰って来た父は「お前がいながら何でこんな事に!」と、母を少しなじったのかもしれない。

夜中に麻酔が切れて泣く兄を膝に乗せ、手をさすってあげながら泣いていた母の姿を思い出す。

父は滅多な事で怒ったり、母に大声を出す事なんてしない人だったけど、あの時は相当ショックだったのだろう。

私といえば「おにーちゃん、痛い?」と聞いてばかりいたような気がする。
そりゃ聞かれなくても痛いだろー。今思うとなんてマヌケな妹。

たった1本の指の先っちょだけを欠損させてしまっても、両親の心は相当ダメージを受けたはず。

私がこのマンションの3階に引っ越して来た時も、母の第一声は「子供が出来たら玄関ドアには絶対、気をつけなさいね。」

兄の件から30年以上は経っているのに、母は未だに自分の不注意で息子の体を欠損させてしまった事を後悔しているのだろう。

通知表にはいつも「いつもクラスのみんなを笑わせてます。」と、成績には関係のない所を誉められていた兄。

兄は元々明るい性格なので、小指が人と違ってもいつも通りのおちゃらけた兄に戻った。

ただし困ったのは音楽のソプラノリコーダーの授業。

右手の小指が人より短くなってしまったので、肝心の「ド」のポジションが押さえられないのである。

何とかならないかと家族総出で方法を考えたけど、やっぱり届かない。
結局「ドには届きませんってことで、先生に許してもらおう。」という、当たり前といえば当たり前の事で、コントのような家族会議は終わり、兄の曲はそれ以来「ド」抜きになった。

思春期になって「この小指、そっち系の落し前みたいで誤解されそうだよなぁ。」と、ちょっと悩んだ事もあったみたいだけど、兄はリコーダー以外は何不自由なく普通の生活が出来る。

しかし、ちょっとした隙に9本もの指を切断してしまった子のことを考えると、とても胸が痛くなる。

玄関ドアという身近にあるものでさえ、ちょっとした不注意で凶器に変わる。

シュレッターの刃は、いつも職場で使っている大人の私でさえ、巻き込まれたら怖いよな・・と思うもの。子供の指なんてひとたまりもない。

ましてや2歳の子供にはその恐ろしさなんて解らないもの・・。
やっぱり親は細心の注意を払うべき。

なんとも考えさせられる胸の痛い事故です・・。



「ド」の音を出せなくてもギャグで乗り切る兄を持つ私に愛の手を♪
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最終更新日  August 23, 2006 10:39:35 PM
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