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テーマ:国際結婚 ア・ラカルト(507)
カテゴリ:だんな様のこと
昨日の夜、退院した母が家の中でちょこちょこ動き回って、また具合が悪くなっていないかと心配で電話してみた。
私が母と話し始めるとだんなが飛んできて「代わって、代わって。」と目で訴えている。 ははーん。 昨日「充分休養しなきゃだめだよって日本語で何て言うの?」って私に何度も聞いてきただんな。早速それを母に伝えたいらしい。 母が入院した時もだんなは、「車の部品は壊れたら交換できるけど、命に代わりは無いんだから大事にしてね、とお母さんに伝えて。」と私に伝言して来ただんな。 だんなの母も私の母と同じような歳だし、だんなの父ももういないので自分の事のように心配してくれる。 それを聞いた母は「ありがたいねー。」ととても喜んでいた。それと同時に嫁がせた娘を実家に引き止めて、家でだんなを一人にさせている事を気に病んでいた母。 「何ヶ月も家を空けてる訳じゃないし大丈夫だよ。」と言ってもやっぱり昔の人なんでしょうね。 ちょっと話した後、だんなに受話器を渡すと、 「お母さん、だいじょうぶ?ゆっくり、ゆっくり休んでください。ほんとにー、ゆっくり寝てなくちゃダメです。何もしないでね。」 おー。完璧。昨日覚えた甲斐があったわね。 母は受話器の向こうで色々だんなに話してるらしい。 多分、私の帰りが遅くなった(と言ってもほんの2,3日延びただけなのに。)事などを詫びてるのかな? 「ううん、今はお母さんの方が大事だから、だいじょうぶです。」と答えるだんな。 その後、何か話す母に「はい。はいっ。」と姿勢を正し、相槌を打ちながら頭を下げている。 ・・何かその姿って営業所なんかで良く見る、見えない相手に「はいっ、申し訳ございませんでした。」とか言ってペコペコ頭を下げてるような日本人サラリーマンの姿そのもの。 電話を切った後、「何だか今の姿って日本人のサラリーマンみたいだったよ。」ってだんなに言ったら、「ナニ笑ってんだよー。」だって。 日本語の時は無意識のうちにちょっと日本人っぽくなって来てるのか?うちのだんな。 今回、母が具合が悪くなったのは高血圧性脳症によるものだったそうです。急な血圧の上昇により脳が浮腫み、極度の吐き気や眩暈が起こり、放っておくと脳出血を起こすものらしいです。 具合が悪いと言った母は、眩暈がして起きていられない、血圧の薬も吐いてしまい全然効かず、1日中寝てたのだけど、翌日このままじゃ危ないと思い、休日外来へ運ぼうと兄の車で家を出たけど、10分位走った所で動かせるような状況じゃないと判断し、近くのドラックストアの駐車場で救急車を呼び、嫌がる母を無理やり病院へ連れて行ったのです。 あの時「寝てれば大丈夫。」なんて言う母を家でそのままにしていたら、今頃こんな風に笑ってはいられなかったでしょうね・・。 早めに行動しておいて良かった。 今回の病気は手遅れになればこれだけ恐いものだったんだという事と、今後、一人で気分が悪くなったら無理せず、すぐに病院へ行くようにと母にお願いしておきました。 母の年代の人達ってまだ無理がきくと思って、今まで通り頑張っちゃうようだけど、やっぱりどこかにガタは来てるもの。 無理してるようだったら、まわりの人が気付かせてあげなきゃいけないなぁと思った今回の出来事でした。 だんなが典型的日本のおやじになったらどうしよう。ビビる私に愛の手を♪ ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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