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異文化結婚生活のひとりごと

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September 5, 2006
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先日、甥っ子にプレゼントした絵本。

実は、この絵本の英語版「Five Chinese Brothers」をナイジェリアの甥や姪のために、次回だんなが帰省する時に持って行ってもらうように注文しておいた。
(結局1冊では足りず、また注文する羽目になりましたが・・。)

だんなにこの絵本を見せて「どう?面白いと思う?」と聞いてみると、「面白いね。子供達も気に入ると思うよ。実はナイジェリアにもこれと似たようなお話があるよ。」と教えてくれた。

その話は本にはなってなく、大人が子供達を集めて面白可笑しく話して聞かせる、おとぎ話のようなものらしい。

それは日本で言う「桃太郎」や「浦島太郎」のように誰でも知ってるものなのか、それともだんなの家系にだけに伝わっている話なのか分からないけど、だんなの話し方も面白かったので紹介してみましょう。

だんなはよく、親戚の子供達を集めて話してたみたいで、子供達の反応の解説入りです。


昔、頭のとても大きな男と、お腹のとても大きな男と、とても小さな足の男がいました。ある日、3人はヤシの実を採ろうとヤシの木の下へやって来ました。

(桃ではなくヤシってのが、いかにもナイジェリア。)

さて、そこで誰が木に登るか3人は相談し始めました。

出っ腹の男は「この大きなお腹じゃ登れないよ。」
小さい足の男は「この足じゃ無理だよ。」と言い、
結局、デカ頭の男が木に登ることになりました。

(ここで子供達は「えー?デカ頭じゃ大変だよー。」とか誰が登るべきか討論するらしい。)

やっと木の上まで来たデカ頭。
ヤシの実をもぎ取っては、下に投げ落とします。

「あれ?いくつ採ったっけなぁ?」と考えるデカ頭。
そこで下にいる二人に「おーい、下にヤシの実は何個あるー?」と聞いてみました。

でも下の二人は「お前が採ったんだから、自分で数えてみろよ。」と言いました。

そこでデカ頭は下を向き「1個、2個・・」と数えるうち、頭が重すぎて木の上から落ちて、頭を割ってしまいました。

(ここではデカ頭の様子に笑う子、「えー?大変!」と心配する子と色々らしい。)

それを見た出っ腹の男は大笑い。
あまりに笑いすぎてお腹が破裂してしまいました。

それを見た小さな足の男は「大変だ!」と助けを呼びに行こうと走ったら、足が裂けてしまいました。

(ここまで来ると「3人とも死んじゃう!どうなっちゃうの?」とか「死んだらママに会えないよ。」とか「早く誰か助けてよ!」と、大騒ぎの子供達。)

たまたま近くの農場から人が来て、3人を病院へ連れて行きました。

(「あー良かったぁ。」と安心する子供達。)

それでも治らず、3人は遠くの町へ連れて行かれましたが、未だに帰って来ません。

その後、この3人がどうなったのか、町の人は誰一人わかりません。

おしまい。

・・・え?これがオチかよ?←これは私の心の声。)

日本のように「めでたし、めでたし」では終らないこのお話。何だか腑に落ちませんなぁ。これでせっかく安心した子供達は納得するのか??

これは「めでたし」な話ではなく、何でも人任せにするなとか、人の不幸を笑うものは自分も泣く羽目になるって感じの教訓も入ってるのでしょうね。

大人が面白おかしく話してあげながら、子供に討論させて意見を聞き出し、大人とのコミュニケーションを深める良い機会なんだと思います。

私はだんなの甥や姪にはまだ会ってないけど、だんなから彼らの話を聞く限り、同じ年頃の私の甥っ子に比べて、とても大人で賢いような気がします。

だんなが日本で、子供が自分の親を殺害した、親が自分の子供を殺害した、近所の人が幼児を誘拐し殺害した、何かに耐えられずに自殺した、などと言うニュースを聞く度に「彼らは人間ではなくデビルだ。」と言います。

確かにナイジェリアでは強盗殺人なんてのはザラでも、子供に手を出すなんて考えられないと言います。地域の子供は自分の子と同然という考えの元に成り立ってるらしい・・。

日本の幼稚園や保育所では親同伴か送迎バスが基本で、一人で歩かせるなんてもってのほかと主張する私に、「うちの近所では、子供達だけで幼稚園に歩いて行ってるよ。日本と違って近所で子供を狙う人はいないしね。」だって。

日常に潜む危険から守るために家で遊ばせ、小さい頃からゲーム漬けの日本の子供達。

思春期になって親とのコミュニケーションがうまく取れずに、ゲームをリセットさせるように、いとも簡単に親をこの世から消してしまおうと考える日本の子供達・・。

その背景には、とても複雑な今の世の中の事情が絡んでいるのが解るだけに、どうにかならないのかという思いと、かと言って何から変えれば良いのか解らない自分がいます。

物資に恵まれすぎて、人間としての基本を忘れている日本の子供達。

すっきりしないオチのだんなのお話に、すっきりしない頭で色々と考えてしまいました・・。



デカ頭で下を向くのは危険だよ。変な所に共感した私に愛の手を♪
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最終更新日  September 5, 2006 11:50:01 AM
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