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テーマ:最近観た映画。(40148)
カテゴリ:日頃のおはなし
先日の日記で紹介した映画「フラガール」。
観てきました。もちろん同じいわき出身の幼なじみと。 映画の公開前に彼女に「観に行かない?」って誘ったら「私も今、誘うのに連絡しようと思ってた。」との事で。さすが彼女とは何でも通じてるわー。 この映画の舞台、常磐ハワイアンセンターにも子供の頃しょっちゅう一緒に行った仲。だもの、やっぱり一緒に観に行かなきゃ! 子供の頃の思い出のある地元の話が映画になるって事で、公開前は、正直ひいき目で見てた部分もあったかもしれないけど、いざ観終わってみると本当に良い映画でした。 東京から炭鉱町へ呼ばれて、炭鉱の田舎娘たちをプロのダンサーへ育て上げる先生役の松雪泰子。彼女の60年代ファッションもなかなか良かったし。 最初はテンポ良く笑わせてくれるストーリーが、中盤以降は涙・涙で、また号泣モードに。 あちこちで「泣かせる映画」と言われてますが、俗に言うお涙ちょうだいものでは全然ないんだけど、とっても心を打たれる作品です。 廃れて行く炭鉱と、時代の波に乗れない親世代。 そんな中から抜け出したい少女や、職を失う家族の為にダンサーになる女の子たち。 どちらの世代も背負うものが大きすぎるからこそ、ひたむきで一生懸命になれたんでしょうね。 これが実話だから、なおさら涙が出ます。 私たちが子供の頃、フラダンスショーのお姉さん達は、ハワイから来たプロのダンサーだと思ってました。ところが実は、いわき弁丸出しの地元のお姉さんだったんですね。 映画ではちょっといわき弁とは違うかなぁ?と思った所もあったけど、あの独特の方言が懐かしかったです。 私達の親世代は訛りがきつくて、地元の人同士の会話を東京の人が聞くと「この人達ケンカしてんの?」と思うほど、荒っぽい言葉使い。 「でれすけ!」とは「このバカ!」とかの意味。怒られる時はコレですね。 やわらかく言えば「しょうがないなぁ、このアホは。」みたいになったり。 「くんちぇ。」とは「下さい。」の意味。 京都なら「おくれやす。」もっと東北なら「~してけろ。」になるのかな? お店で「これ下さい。」なら「これくんちぇ。」 お願いするなら「~してくんちぇ。」 これを映画の中でフラガール達が使ってると、なんともかわいいものだなぁと思いました。 もちろん小説でもそのままいわき弁。 他にも地元の人にしか解らないイントネーションもありましたねー。 そこで笑ってる人は間違いなくいわき出身でしょう。 映画館を出た後、二人とも「あーよがった。」と訛ってましたが。 笑って泣いて、本当に良い映画でした。 映画のパンフレットからも、この映画にかけるスタッフや出演者の思いが伝わって来ます。 この「フラガール」は米アカデミー賞最優秀外国語映画賞部門に日本代表として出品されるそうです。 自分の地元の話をこんなに良い映画にしてもらえて、また多くの人達が感動してくれて凄く嬉しいです。 ぜひ観てみてくんちぇ。訛る私に愛の手を♪ ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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