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テーマ:心のままに独り言(8756)
カテゴリ:日頃のおはなし
昨日の朝、前日だんなは寝たのが遅かったので、珍しく朝寝坊してた。
私達の住む賃貸マンションには幼稚園生くらいの子供が多く、最近その子達がマンションの階段で遊ぶようになった。寒くなって来たからかなぁ。 ドダドタドターッ!と階段を駆け昇ったり降りたり、玄関先で大声出したり。鬼ごっこでもしてるのかなぁ。 私は子供の遊ぶ声はキライじゃないので聞き流しているのだが、まだ1歳未満の赤ちゃんがいる家庭もあり、その人達には迷惑だろうなーと思っていると、案の定「こらっ!静かにしなさい!」と誰かのママさんに叱られた様子のガキんちょ軍団。 そのうちだんなも起き出して来たので、子供達がうるさくて眠れなかった?と聞いてみると、 「大丈夫。子供が遊んで大声出すのは普通でしょ。」だと。 彼も子供好きなので良かった。助かったねガキんちょ軍団。 そう言う私も、子供の頃はここのガキんちょ軍団と同じ事をしていたので、懐かしくて怒る気にならないのかもしれない。 私も子供の頃は社宅の4階建て鉄筋アパート暮らし。 2棟あったアパートはガキんちょだらけで、下は幼稚園から上は小学6年生まで、各学年勢揃いで遊んでた気がする。中学生ともなると、ちょっと大人になって小学生と遊ぶのは卒業となるのだが・・。 あの頃は、ゲームと言えば人生ゲーム位でTVゲームも無く、子供は外で遊んで来い!とばかりに、息が出来なくなるほど強い木枯らしが吹く真冬でも、マフラーぐるぐる巻きで外に出されたものだった。 子供は風の子とか勝手な大人の思い込みで外に出されても、子供だって寒いのは寒い。 そうなると格好の遊び場がアパートの階段。そこで昭和のガキんちょ軍団の大運動会が始まるであった・・。 あの頃は近所のおばちゃんも迷惑してたんだろうなー。 今の子だって、そんな事は知らずに遊びに夢中になってるんでしょうね。 そういえばあのアパートで思い出したことが・・。 当時小学生だった私。 学校から帰って来て、アパートの階段をボケーっと考え事をしながら昇り、ドアを開けて「ただいまー。」と部屋に入って行ったら2階の全く他人の家だった・・。 そう、我が家があるのは3階。家にはもう1階昇り足りなかった。 アパート特有の同じドアで、同じ作りの部屋の間取り。 でも玄関の雰囲気とかカーテンとか何か違うものを感じるだろうに、私は何をボーっとしてたのか、そのまま靴を脱いで茶の間まで入り込み、さらに「ただいまー。」と・・。 するとそこのおばちゃんと、そこの兄弟の私より年下の弟の方がギョッ!として振り向いた。 いつもはきかんぼうの彼が嬉しそうに母親とおやつを食べていた。 「あれー?何で彼らがここにいるの?」と頭が混乱する私。 彼らにしてみれば、何であんたがここで「ただいま」なの?だろうが。 いきなり他んちの子供が玄関から入って来て、茶の間でボソッと「ただいまー。」ですよ。 ボケーっと考え事して、赤いランドセルを背負った子が住居侵入ですよ。 しかも訳が解らない顔してボケーっと突っ立ってるんですよ。 心臓止まりますよねー。 今でもまるでお化けでも見たような、ホラー映画みたいな振り向きざまの二人の顔を覚えてます。 人って驚くと無言になるんですね・・。 彼らは声も出せなかった様子。 数秒後やっと間違いに気付いた私は「あっ!」と声をあげ一目散に逃げたのだった。(←おいおい、普通逃げる前にごめんなさいだろうが・・。) 翌朝登校する時に、彼の家に侵入した私と、おやつを食べてたのを見られた彼は、何となく気まずくなり、お互いあの事件に触れることは無かったのだった。 今思えば、あの頃は玄関に鍵なんて掛けてなかったのかな。 もし今、他んちの子供が「ただいまー。」なんていきなり部屋まで入って来たらビックリするだろうなー。 そんなボケた子供は私だけかもしれないけど・・。 後で母と兄に話したら爆笑してました。 何だか呑気で平和な時代でしたねー。 子供の頃から妄想癖があった私に愛の手を♪ ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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