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テーマ:日常の雑談(2719)
カテゴリ:日頃のおはなし
昨日の日記で暴露したように、下の階のお宅へ考え事をしながらぼけーっと侵入してしまうような小学生だった私。
この「なんだチミは?事件」に限らず、ボケにまつわる話はその後もありました。 まず、下校時に途中で友達と別れると、家までの道程が一人で退屈なので妄想の旅が始まるのであった・・。 車道と歩道の区切りに引かれてある白線。 この細い白線の外は実は深い深い海で、この白線を踏み外すと私は海に落ちる・・とか。 泳げないくせにそんな想像をして、めっちゃ真剣にその白線の上だけをバランスを取りながら早歩きし、交差点で白線が途切れちゃってるのを見たときには「どうしよう・・。」と困ったり。(←勝手に自分で妄想してるのに真剣に悩んでる。) 後ろから走ってきてる車には謎の秘密結社(←って何よ?)の人が乗っていて、この車に追い越される前にあそこの電柱の影に気付かれないように隠れなきゃ拳銃で撃たれる・・と、これまた勝手な妄想で一人でセコセコ早歩きする変な小学生に早変わり。 天気予報の「曇り一時雨」の「一時」は時間の事だと思っていて、「お母さん、1時になったのに何で雨が降らないの?」と何でもそのまま真に受ける変な小学生。 そんな私も高学年になると、さすがに登下校時に妄想する事はなくなり、ごく普通の中学生に。 この中学にはめちゃくちゃ恐くて有名な物理の先生がいた。 授業中の私語はもちろん厳禁。先生が説明をしてる間は下を向いて本を見たり、勝手にノートを取り始めてもならない。それだけ真剣に話を聞けっていう事だったんでしょうね。 それを破ったり、話を聞いてなくて指されても答えられなかった人は、男女関係なく平手かゲンコツもしくはキックが飛んでくる。 しかもこの先生、男子バレー部の顧問で体も声もばかデカく、バレーボールのアタックかよって位の迫力の平手パンチをお見舞いしてくれる。 もう恐くて恐くて、この先生の授業がある日は朝からみんなブルーだった。 あれは忘れもしない「作用・反作用」の授業中。 前から2番目の席だった私は目の前の先生にビビリながらも、先生の顔を見上げ、真剣に話を聞いていた。 もちろんノートも取らず手は膝の上、直立不動の体制で、確かに真剣な顔で話に聞き入っていた私。 ・・が、突然この先生が私に向かっていきなり指をさし、 「おい!お前!!何をボケーっとしてるんだ!!」と怒鳴り出した。 え?私??真剣に聞いてるんですけど・・と何の事か解らず固まっていると、 「こらっ!ボケッとしてるお前だ!立て!」 真剣に先生を見上げる私の顔が、ボケーっとした顔に見えたんでしょうねー。 何故なんだ?こんなに真面目に聞いてる顔がボケて見られるなんて・・。 別に口を開けてたとか、鼻を垂らしてた訳でもないのに、今思えば失礼な話だわ。 「え?私ちゃんと聞いてますってば。」なんて口答えしたら、容赦なく彼のアタックが飛んで来るし、私はバレーボールの球にはなりたくないし・・。 どうしよう・・。まさにチビリそう。 周りは「あーヤバイよー。今日の生贄決定・・。」って雰囲気。 「前へ出て来い!」鬼の一声。 「ひゃ~!アタックナンバーワンの刑だ。」とビビッてる私に、 「作用点はどこだ。」 「これです。」と黒板の絵を指す私。 「反作用点は?」 「ここです。」もう勘弁してモードの私。 「何だちゃんと聞いてたのか。眠いのかと思ってた。」 ええー??・・って、私は真剣にあなたの話を聞いてたじゃないですか、 先生~。ビビらせないでよ先生~。 しかも年頃の娘に向かって「ボケーっとした顔」は無いんじゃないのー? 真面目な顔が眠そうな顔って、そんなにボケーっとしてたのかしらあの頃の私。 まあ、張り手は飛んで来なかったし、教室は爆笑の渦だったので一安心だったけど・・。 あの後、しばらくクラスの語りぐさにされました。 ボケた子の素質は顔に表れるんでしょうか。 おそるべし・・。 今はボケてると言われなくなった私に愛の手を♪ ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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