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カテゴリ:日頃のおはなし
以前、私の知人女性のお父様が亡くなられた時に誰も居なくなったお通夜の席で、自分はお義父さんに対してとても冷たい人間だったと、彼女のご主人が男泣きをしていたという事を、葬儀が終って落ち着いた頃に彼女から話を聞かされました。
ご主人とお義父様との間にどんな事情があったのかは分からないけど、それ以降彼はまるで人が変わったようだと言っていた彼女。 彼女達の事を知っている私の旦那にその話をした事がありました。 ご主人のお気持ちを充分理解した上で旦那が言ったのは、 「誰かが亡くなった後に墓前で何を話してもその人には届かないと思ってる。生きてるうちに伝えたい事は表現しないとその人には届かないんだよ。後悔してからでは遅いと思って毎日家族を大切にしている。」という言葉でした。 それはクリスチャンの方々が普通に思っている事なのか、旦那の持論なのかは分からないけど、そう言われれば確かに旦那はストレートに愛情表現をする人です。それは私に対してだけじゃなく私の実家の家族、旦那のお母さんや姉弟全てに対して。 愛情表現だけじゃなく怒ったり嫌だと思った事はその場で口にし、話が終ったらすぐに怒った事はもう過去の事として二度と蒸し返したり長引かせる事はしない。 私はどちらかと言うと子供の頃から感情表現をするのがヘタだったし、怒ったり喧嘩をすると長いことヘソを曲げてしまうタチ。旦那のように生きられたらどんなに気持ち良いだろうといつも思ってました。 そんな時にリンクさせて頂いてる♪ぱある♪さんが先日日記で紹介されていた「最後だとわかっていたなら」という詩。 読みながら私の旦那が言っていたのはこういうことなんだと改めて思い知らされました。 この詩がとても心に響いて忘れられなかったので、つい本屋さんで購入してしまいました。 「最後だとわかっていたなら」公式HPはこちらです。 プロモーション映像はこちら。ここで詩を読む事もできます。 もし愛する人との明日が来なかったら、きっと今の私を生涯後悔するような生き方を旦那に対してしている。後ろから頭を殴られたような衝撃を受けました。 もっと愛情表現しよう、彼を見送る時には何があっても後悔しないようにその姿を焼き付けよう、喧嘩しても口をきかないまま眠りに就くのはやめよう、つまらない事で怒った顔ばかりするのはやめよう・・。旦那に対して反省する事ばかり。 この本は綺麗な写真に英語の原文と日本語訳とが綴られていて、旦那と一緒にページをめくりながら読みました。 明日何が起きても何の後悔もなく生きているように私には見えていた旦那にも何か深く感じるところがあったらしく、読み終えてからしんみりと「本当に大切な事だね」と一言。 人それぞれこの詩で感じる事は違うかもしれないけど、とても大切な何かを教えられた気がします。 この一冊で優しい自分になれそうな気がする私に愛の手を♪ ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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