子育て9年・最大の失敗
クールポコ風に言えば・・「なぁにぃ」「やっちまったなぁおい」です。と・・こんなにおどけていますが、かなり落ち込んでいます お宝の一言・・「僕が馬鹿やけん、お母さん、叩くんやろ?」彼は勉強の後、自分の部屋を片付けながら、呪文のように唱えていました。その後姿を見て、彼を抱きしめて「ごめんねごめんね。お宝は馬鹿じゃないよ。馬鹿じゃないよ」 馬鹿なのは、わたしだった・・ お宝はご存知のとおり、学習障害まではいきませんが、成長がのんびりで、療育に通っています。3年生になって、お宝の友達関係を大切にするあまり、自分のペース(我が家のペース)を失ってしまっていました。3年生にもなると、6時間目もあり、帰りが4時半を越えることも・・いつもなら、宿題を済ませて6時まで遊ぶんですが、彼の場合、時間がかかるため遊ぶ時間がなくなり、宿題が後回しに・・溜まり場である我が家は、土日祝おかまいなしに、朝から子供たちがなだれ込み復習用に購入している教材すら1ページも片付かず・・それでも、宿題の算数・漢字・本読みだけは必ず、親子で取り組んでいました。 3学期の宿題の算数は3年生の復習が主で・・お宝は計算は間違うことはないんですが、文章問題やグラム、キロメートル、時計などになるとひっかかるんです。理解するまでに時間はかかりますが、理解すると早いです。宿題のない春休みは、教材を使って勉強していたのですが・・昨日・・時計の復習・・お風呂場の時計で勉強する時は、間違うことがないのに紙面で取り組むと・・ダメなんです。何度も同じことを教えても、まったく同じ文章で、時間が違う問題でも・・間違うのです。 「何で、わからんとね馬鹿が!!!」後頭部を何度も叩いていましたお宝は泣いていましたその後、彼は必死だったんだと思います。勉強のノルマは終えているのに、母を喜ばせる一身で「僕、やるよ!」って、国語を数枚、一生懸命、解いていました。 私の最近の口癖は「お宝の親友のT君やJ君は、頭がいいから、遊んでばかりでもいいけどお宝は違うんよ!人の10倍20倍勉強せないかんの!同じように遊んでちゃあ、ダメなんよ!」 なんてひどい母親なんだろう。普通の子でも、療育の子でも、誰一人として同じ成長をする子供なんていない。比べちゃいけないんだ。お宝はお宝。そんなの、わかりきってたことなのに・・ 周りが見えてなかった?必死だった?自分に余裕がなかった?このことはきっと、お宝にもわたしにも、一生こころに、残ってしまうだろう。。。お宝に治らない傷をつけてしまった。。。いつの日か、笑ってこの話ができたらいいな。それまでは自分への戒めとして、この日記を残そう。