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　結局「パイレーツ・オブ・カリビアン　デッドマンズ・チェスト」を観ていないんだけど、ちょいと前の「妹の恋人」を観た。この映画はジョニー・デップの芸達者ぶりが充分見られる映画。文句なしに面白かった。

　精神的な病気のジューンと、その面倒を見ている兄ベニー。ある日ポーカーの賭けの代償に友人の従兄弟であるサム（ジョニー・デップ）を預かる事になった。サムは古い映画が大好きで、バスター・キートンのような格好をしている。２６歳なのに字が書けない。けれどとてもユニークな青年。そしてジューンと恋に落ちて・・・っていうストーリー。はしょりすぎ？

　ジョニー・デップはこの映画の中でパント・マイムやいろいろ楽しい芸を見せてくれる。けれど面白いのはそれだけではなく、その風変わりで純粋な青年の役を見事に演じているし、家事を手伝う様子がまた面白い。壁を掃除するシーン、ホットサンドを作るシーン、マッシュポテトを作るシーンは一瞬だけど特に笑えた。

　そして、ジューンとベニーが住んでいる家もきれいな家じゃないけど、窓辺や部屋に吊るしてあるものなんかがいい感じで好きだ。


　ジョニー・デップが出ている映画では、今のところこの映画が一番好きかも。まだ観ていないのもあるので変わるかもしれないけど。