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　自分の作るべきものは完成したので、お節介しに男の子の衣装作りの集まりに行った。今日は少なくて５人だけ。みんな少しずつ進めているようで、段々形になってきた。N君パパは今日も夜勤明けだけど、一度家に帰ってからさっぱりして来たらしい。前回から全く進んでないだろうと予測していたのに、片側の身頃は手縫いだけどちゃんと縫って来たのにはビックリ。しかも縫い目が案外きれいだったりして。衿もちゃんと接着芯を教えた通りに貼って裁断してあった。

　「それじゃ、今度は反対の身頃も同じように縫って下さい。」と言って、私は衿の縫い合わせとズボンを手伝う事にした。ミシンを持って来なかったんで、もちろん私も手縫い。手縫いで浴衣は縫ったけど、洋服を縫うのは初めてかも。

　手を動かしながら、N君パパにみんなでいろいろ聞いてみた。ひとつの事に取り組むとのめり込むタイプだそうだ。それで縫い目も初心者にしてはきれいなのだと納得。家の掃除は滅多にしないけど、始めると徹底的に綺麗にして終わると満足するとか。なるほど、それなら衣装も最後までちゃんと自分で完成させたいだろうなって思う。縫っていて何だか楽しそうに見えたし。
「できたら嬉しいっすね。」って言っていた。
　
　最後、時間がなくなってきたので、身頃に衿を縫い付けるしつけだけはかけてあげて、衿の仕上げ方の説明をして、今日は終了。来週はN君パパは日勤なので、もう集まりには来られないらしい。あとは本人に頑張ってもらうしかないけれど、この分だと土日の休みで完成するんじゃないかと思う。何だか自分が作り上げるよりも完成が楽しみになってきた。