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　幼児クラス最後の発表会に向けてのレッスンで、１曲の振り付けがようやく最後までできた。前の発表会の時の曲に比べてハイテンポで振り付けもバレエらしい動きになっている。年長さんが６人に対して年中さんが２人いるけれど、難しいのに年長さんに遅れる事なく頑張っている。

　えりちょと去年幼稚園で同じクラスだったKちゃんが、今回一緒に踊る事になった。Kちゃんは３歳になってすぐにバレエを始めただけあって、すごく上手なのだ。今回のその曲もKちゃんが皆を引っ張ってってくれている感じ。そのKちゃんと同じくらい上手に踊りたいとえりちょも張り切っている。

　そういう頑張りを応援する気持ちもあって、レオタードを作った。手作りの３着目である。今回は色をラベンダーにしたけれど、スカート部分のストレッチジョーゼットに本体と同じ色がなくてグラデーションのようになってしまった。けれども生地を見せた時にえりちょは
「この色が好き！」と喜んでくれた。デザインは来年小学生になっても着られるように少しお姉さんぽい、シンプルな形にして、トレッスルバックっていう大きく開いた背中に網のような形に紐を組んで付けてみた。

　正直言うと、これがかなり難しかった。縫い目も良く見るとつれてたりするけど、着てみるとあまり目立たないので良かった。えりちょのお友達のNちゃんが、
「すごくキレイ。ねえ、見て見て。背中がカッコイイんだよ。」って他の子たちに、まるで自分のみたいに言ってくれているのがなんだか恥ずかしいような嬉しいような（笑）。

　レッスンが終わった帰り道に、えりちょが
「今日、上手だったでしょ？　新しいレオタードだから頑張れたんだよ。」って言っていた。
そうか、それは作った甲斐があるというもんだよ。