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カテゴリ:日常茶飯事
このところ、同じ幼稚園のS君と遊ぶ約束して来るえりちょ。家も比較的近いし来年通う小学校も一緒なので、お母さんともいろいろお話できて楽しい。毎回同じ町内の公園をアチコチ場所を変えて遊んでいるけれど、この日は小学校の傍の公園。公園自体は特にこれと言った物もないのだが、周囲に小川があったり桜やいろんな木がたくさんある。
小川では笹舟を作って流して遊んだり、卵を産む寸前の大きなお腹のカマキリを見つけたり。そしてちょっとコーデュロイのような表面の黒っぽいキウイフルーツくらいの木の実が柵の外に転がっているのを発見。 「これ、何だろうね?」と外側の袋状の皮がふにゃふにゃなので、簡単に破いて中身を出す事ができた。外側の繊維がくっついて黒くてちょっと尖っているけれど、これって・・・。 「くるみだ!」とS君のお母さん。 「割れるかな?」と大きな石の上に置いて、石ころでゴンゴン打ち付けてみたけど傷ひとつつかない。 「簡単に割れるくらいなら、くるみ割りなんてないもんね。」とS君のお母さん。 ごもっとも。 きっと、おじいちゃんなら割れるかも。おじいちゃんが子どもの頃、山クルミ(非常に堅いらしい)をとって割って食べたと言っていたので。ついでに2~3個拾って持って帰った。 家に帰ると、えりちょはおじいちゃんに 「これ割って!」とくるみを渡した。 おじいちゃんは早速、くるみを水で洗ってグリルに入れてほんの少しあぶった。そして割れ目に包丁を入れるときれいに二つに割れた。 中身は生だけど、このまま食べられると言うので、えりちょと食べてみた。 「くるみの味! 美味しいね。」 よくケーキの材料に使うアメリカ産のクルミのようなコッテリ感はなく、豆のようなあっさりした感じ。 公園の小川の畔には、くるみの木は1本しかなかった。毎年実を付けて落としても、芽が出たりして増える事はなかったのだろう。柵の外で小川の傍だから、簡単に実は拾えないし。どんぐりみたいにすぐには生えてこないのではと思う。しかもこのくるみの木は桜の木の幹にくっつくように生えているので、植えた物ではなさそう。どこからやって来てどうやって芽を出したのだろう。 おじいちゃんの言う東北の「山くるみ」。「鬼くるみ」ともいうくらい殻が堅いらしい。けれどコクがあって美味しいんだって。食べてみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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