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　この私が車のエンジンかけて運転している？って、ふと我に帰ると自分でも思いも寄らないことをしている。と言っても、まだ技能３回目で、実車に乗るのは２回目だから、所内のコースをグルグル廻っているだけなんだけど。

　初めての時は、内回りで縁石に３回乗り上げた。今回は外回りなので下手をすれば塀にこするところだけど、慣れたので失敗は障害物（プラスチックの棒）に後ろが１回かすっただけ。前回よりはアクセルも思いきり踏んでスピードを出したつもりだったんだけど、指定速度４０キロのところでメーターをちらっと見たら３０キロちょいしか出ていなかった。

　前回はコースを走る車が少なくて安心してはみ出してたけれど、今回はコースに普通車が何台かとバイクも何台か走っていたので、バックミラーに映ってたり、向こうから走って来るとちょっとドキドキだった。

　時々センターラインに寄っちゃったり、ハンドルの切り方が下手くそなので、もう一度やり直しかと思いきや、終わった時、
「じゃ、この調子で次も頑張って。」
と、言われたので、え？こんなもんでいいんですか？って思った。

　その後、学科教習もひとつ受けたが、見せられた映像の中に、運転席から見た歩行者の様子が映っていた。場所は狭い商店街で、前を走る自転車、いきなり飛び出す子ども、横に広がって歩く学生たちと、ヒヤヒヤするものばかり。歩行者の動きを予測して徐行するというのが、この映像のねらいなのだろうけれど、こういうのを見ると、商店街に車で入るのはやめようと思う。