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　最近、日本人の３人に１人が中性脂肪が不足しているというのを聞いた。中性脂肪が不足すると血管の壁がもろくなり栄養欠乏による動脈硬化を起こすというので驚いた。脂溶性のビタミンなどは脂肪が足りないと細胞内に運ばれず、神経の機能が低下したり、脳細胞、脳神経にも影響が出るという。

　植物性脂肪が体に良く、動物性脂肪が悪いと簡単に決められるわけではなく、植物性脂肪の中でも取り過ぎれば、血液をドロドロにしてしまうものもあるというのだ。加工食品やジャンクフードによく含まれているパーム油というのがそのひとつらしい。

　またリノール酸はコレステロールを下げると言うので、サラダ油だけでなくマヨネーズにも入っているものがあるが、悪玉コレステロールだけでなく善玉コレステロールも下げてしまうので、リノール酸の油だけを取っているのは良くないとか。まさに目からウロコだった。

　さらにコレステロールの善玉、悪玉はどちらも体には必要な栄養素であり、細胞膜、胆汁酸、いろいろなホルモン、ビタミンDなどの原料になるのだそうだ。不足すると体内でコレステロールを合成しなくてはならず、その時に活性酸素が作られ、血管や細胞壁を傷つけるという。簡単に言うと老化ということなのだろうか。

　考えていると頭がごちゃごちゃしてくるが、要するに脂肪は太るから取らないと決めつけるのではなく、バランス良くいろいろ食べるのがいいのだというのが、いろいろ調べてみて得た結論。久々に勉強になった。