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　終業式だというのに、朝から気持ちが悪いと言うえりちょ。熱はないが、お腹が時々痛くなるらしい。あと１日で2学期も皆勤だったのに、本人が
「行けそうにない。」
と言うのだから、かなり辛いんだろうと思い休ませた。

　えりちょの荷物や通知表は、下校時刻に私が学校へ受け取りに行った。先生が仰るには、えりちょの席の近くの子が同じような症状で２～３日休んでいたらしい。ノロウィルスではなく胃腸風邪のようだった。

　夕方になっても、気分が悪くなったり治まったりを繰り返していた。ふと、えりちょが
「今、郵便がきたみたい。私にも手紙がくればいいのに。」
と言っていたら、実家の父からえりちょに宛てたサンタクロースの絵葉書だった。しかも文面の間にえりちょの好きな「おしりかじり虫」の絵があったので、凹んでいたえりちょが笑顔になった。
　滅多に手紙などくれない父のタイミングの良いクリスマスカードに感謝。