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　今朝起きた時に既に雪は積もっていて、止む気配がない。おじいちゃんが病院に行く日なので、タイヤにチェーンを着けようとしていた。私も手伝おうと、おじいちゃんが途中まで着けているチェーンを見た。
「ん？金具の向きがおかしくない？」
教習所で教わったチェーンの着け方だと、確か金具の端がタイヤを傷つけるといけないので外を向いていたはず。そしてチェーンをよく見てみると、ギザギザが内側になっていた。
「これ、裏だよ。」
と、言ってもう一度最初からやり直し。

　今度はちゃんと表を外にして着け直し。タイヤの上側にかぶせてゴムバンドで仮止めして、おじいちゃんに車を少し前進させてもらって、これで留め具を留めればOKというところまで来た。ところが、タイヤの内側の留め具を留めようにも見えにくくてはまらない。びしょびしょになりながら車の下に半分もぐりこんでも無理。

　「これジャッキアップしないと無理なんじゃないの？」
うちの車、年寄り子どもにも乗り降りが楽な低床タイプで、バンパーも低い位置についているので地面からの隙間が少ない。このチェーンは前の車では着けられたらしいのだが、この車に変えてからは雪が降ったことがなくて着けたことがないという。私は子どもの頃冬には大雪の降るところに住んでいたので、父の車のチェーンを着けるのを手伝ったことがあったが、それは金属のチェーンで、意外に単純な留め具の構造になっている。

　ジャッキはあるにはあるのだが、おじいちゃんが言うにはうまく上がらないらしいのだ。悪戦苦闘したけれど着けられなかった。幸い雪が積もっているのはうちの周辺だけで広い道路に出れば雪はないらしく、おじいちゃんはチェーンなしででかけた。

　滅多に雪が降らないところに雪が降るとこういうことになる。天気の良い日にチェーンを着ける練習をしなくては。

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　調べたらあった！　チェーン取り付けのコツ。ハンドルを切れば裏側に簡単に手が届いたのだ。なぜ思いつかなかったのだぁ。おじいちゃんは無事帰ってきたから良かったけど。

これを使うとジャッキアップしなくていいらしい。タイヤを動かさなくてもいいから、ひとりで着けられそう。