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　1年生最後の授業参観は、国語の授業でお店屋さんごっこだった。
「何を幾つください。」
とお店の人とやりとりをする学習らしい。廊下の机の上に紙で作ったお金が名前を書いて束ねてあって、自分のを持って行くようにとのこと。１組も２組も一緒にやるので、どちらでも買い物ができ、子どもたちも前半後半に分かれて、店番と買い物を交代でやった。

　えりちょは八百屋さんをもう一人の女の子と一緒にやっていた。前半はえりちょが店番。買いに来るように前もって言われていたので、一番最初に行った。すると野菜の絵がなかなか上手で、きゅうり、キャベツ、ミニトマト、オオバ、ねぎ、たまねぎ、ジャガイモ、サツマイモ、モヤシ、かぼちゃ、しいたけなどが並べられていた。

　笑えたのはモヤシを一本一本丁寧に書こうとした努力。でも途中でめげたらしく３本で終わっていた。値段は30円。面白いことに他の野菜なども、普通に売っている値段にほぼ近い値段が付いていて、他の店と比べたら随分安かった。そういうわけで他の子たちにも売れていたみたい。

　隣のクラスにも行ってみたけど、女の子の方がお店の商品を丁寧に描いていて、色もきれいなのでよく売れているが、男の子のお店は魚屋さん以外は色も地味で、絵も描きなぐったような（失礼）感じだったので、売れ行きが今ひとつだったような。あちこち回って用意してもらった紙のお金をほとんど使い果たすほど買い物をした。

　
　授業の後は懇談会。実は娘の担任の先生。先週の土曜日が結婚式だったので、クラス委員で話し合ってお花を贈った。けれど最初この話が出たときに、委員から他の人に意見を聞いたら、なんと反対した人がいたのだ。それでやめようかってことになったんだけど、贈りたいという人の方が多いだろうと決め、連絡網で100円ずつ集めるということを全員に伝えた。結果、全員がちゃんと100円ずつ出してくれたので良かった。

　先生も結婚式で紹介された子どもたちの手紙とビデオレター（先生が風邪でお休みしたときに隣のクラスの先生が来て撮ってくれたらしい）にびっくりしたらしい。そしてこの花束（私が渡す役だった）も喜んでくれた。

　まだ２年目の若い先生だけど、いつも細かいところにまで目を向けてくれて、叱るところは叱る、褒めるところは褒めるというのがハッキリしていてとても好感の持てる先生なので、来年も同じ先生だったらいいのにと思うくらいなのだが。