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　五校時目が授業参観だったので、学校へ。国語の授業で「ふきのとう」を、全員で音読したあと、グループごとに段落に分けて暗唱。その後、重要な文をその中から先生が読み上げて子どもたちは線を引いた。

　その文章の中に「おどる　ゆれる　ゆれる」という箇所があり、
「その言葉で気づいたことを何でも言ってごらん」
と先生がみんなに聞いた。順番に
「おどるというのが面白い。」
とか、
「ゆれるを２回繰り返している。」
などの答えが返ってくる。そしてえりちょの番。何て答えるだろう？って思いながら見ていると、
「音（おん）が似ている」
と、いう答えが。

　先生が、
「そうだね。じゃ、前に出てきて詳しく説明してみて。」
と、言うので、娘が前に出て指し棒を持たされて、
「どれも『る』で終わっている。」
と。
「いいところに気づいたね。そのとおり。ヒントを出さなかったのに素晴らしい。」
と、先生がめちゃ誉め。みんなが拍手をしてくれた。私もえりちょがそんな答えを出すとは思いも寄らなかったので、よく閃いたなぁと感心ししながら拍手した。

　家に帰ってお風呂に入りながら、何で「音が似ている」なんて思ったのか聞いてみると、私が前にお風呂に入りながら、ある歌の歌詞の最後の字がみんな同じ音だよねって言ったことを覚えていたらしい。それと似ていると思ったのだと言う。そういえばそんなこと言ったかなぁ。お風呂に入りながらの、どうでもいいような話をよく覚えているんだなぁと感心してしまった。こりゃうっかり間違ったことは言えない。


　担任の先生は五十代のベテランの男の先生。声の大きな元気な先生でしかも話が面白い。態度の悪い子には厳しく叱る先生だけど、その子が後でキチンとしているとその倍誉めてくれる先生だ。そして保護者会の時、
「困ったことがあったら、何でも相談してください。お金のこと以外なら力になれると思います。」
と頼りになりそうな先生だ。