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　去年の夏、町内のお祭りの金魚すくいでえりちょが貰ってきた金魚が、元気に育っている。その前の年は、3匹を金魚鉢に入れて世話していたら、ひと月くらいのうちに3匹とも死んでしまった。去年もどうせすぐに死んでしまうだろうと、金魚鉢で飼っていたら3ヶ月経っても元気だったので、水槽やポンプや砂利を買ってきて環境を整えることに。

　でもこのポンプの電源をどこから取るかが実は大変だったのだ。部屋は冬は暖房したり夏はエアコンをかけたりするので、昼夜の温度差が大きいので金魚を飼うのには向かないので、普通ではあまり良くないと言われている玄関が一番安定しているのだ。でも玄関には実は電源はどこにもなく、部屋から延長コードを引っ張ってくるのも足をひっかけそうで危ない。

　そこで電気屋さんに来てもらって電源をひいてもらうことになったのだが、床下を通すにも天井裏を通すにも、大きな梁（はり）があったりしてスンナリ行かず、思わぬ大工事になってしまったのだ。そんなことがあったので、それで金魚にすぐに死なれては困ると思っているのだ。

　そんな心配もよそに、3匹の金魚たちは元気に育ち、水槽を覗けば寄ってくるほど懐いている。先日この水槽に掃除屋として新たにヤマトヌマエビを買ってきて入れた。水の汚れの元となる食べ残しや、コケなどを食べてくれるのだ。3匹買って来たが、つい数日前に一番大きかったエビゾウ（市川海老蔵から取って私が命名）が死んでしまった。残り2匹はエビネコとエビウサギ(娘が命名）。

　でもエビネコとエビウサギは小心者で、隠れていることが多く、いつも水槽の中を探してしまう。今日はちょこっと顔を出していたので写真が撮れた。


　金魚は正面顔が可愛いので撮りたかったが、動きが素早くてなかなか撮れない。この金魚たちヒレが体の割りに大きくひらひらと綺麗なのだ。素焼きの鉢はエビたちの隠れ場所にしている。水草は最初カボンバにしていたのだが、急に金魚が食い荒らすようになってなくなってしまい、アナカリスに変えたらエビたちも食べてはいるけれど、急になくなるほどではないようだ。
　我が家に来る人は、大抵玄関のこの水槽をじっと覗き込む。楽しんでいってもらえれば幸いだ。