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　一旦は回復して完治も間近と思っていた金魚。ところが一転してヒレが切れたりし始め、エラの傍のヒレが充血していたり、鱗が剥がれたりしている金魚もいる。元気に泳ぎまわっているように見えるけど、どうやら痒そうに暴れているとも見受けられる。

　一体何がいけなかったのか。もう一度いろんなところを調べなおしたら、わかった。白点病の原因の寄生虫は、金魚の体から離れると薬によって死ぬはずと思っていたが、そうではなかった。底砂などに潜んでいたりするというのだ。

　薬の効果が薄れていくころに、またその寄生虫が出てきて金魚に付いたらしい。なんてしつこい！　だから最初から底砂を取り除いて薬浴させればよかったのだ。そして金魚をバケツに移動し底砂を洗ってみると、なにやら小さくて細い線虫がいた！　これに違いない！

　水槽は念入りに洗って、ポンプもツルツルになるまで洗い、中の砂利みたいな濾過槽も取り除いて空気だけが出るようにして水槽にセット。もう一回薬浴のやり直し。ごめんよ。金魚たち。今度こそ良くなってくれ。