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　中学校の同窓会っていうか、同じ学年だけなんだけど、卒業後ウン十年ってことで行ってきた。横須賀の実家に泊まることになるので、えりちょも行くかと思ったら「行かない」と言うので私だけ実家に泊まった。

　その学年は全部で350人ほど。連絡がついたのが260人くらいで、出席が120人って聞いてびっくり。そして女子は割とすぐに誰かわかるのに、男子は半分以上誰が誰やらわからない。雰囲気がまるで違う人、髪が薄くなった人、体型が別人みたいな人・・・いろいろ。嬉しかったのは2年の時の担任と3年の時の担任の先生が来てくださったこと。どちらも今は校長先生になられていて、すっかり白髪なのに、見ればすぐにわかるくらいお変わりなくお元気そうだった。

　特に3年の時の担任の先生は、私のことをよく覚えてて下さってて、
「お前は人に振り回されずマイペースだったなぁ。絵がうまかったよなぁ。」
と仰った。絵が上手いかどうかはわからないが、作品展に二度ほど出して頂いたことはある。本人すら忘れかけていることをよく覚えていてくれるものだ。

　中学時代は絵を描いたりギターを弾いたりしていて、あまり勉強はしなかったのに進学校に受かっちゃったから高校に行ってからはあまり遊べなかった。だから好きなことばかりやってた中学の頃が一番楽しかった。

　前回の同窓会の時に再会して、そこから交際がスタートして結婚に至ったカップルが2組もあった。それはスゴイ。けれども前の同窓会の時にはカップルだったのに離婚してしまったというのも2組あって、それはちょっと残念。

　
　ちょうど横須賀ではこの日と翌日の二日間、とあるイベントをやっていて、漁師に嫁いだ友人が漁業組合の出展のため同窓会には来れなかったというのを幹事の子から聞いた。だから翌日、そのイベント会場をちょっと覗いてみたら、その友人はいた！

　「Yちゃん！」と声を掛けたら、向こうもすぐに私ってわかってくれて喜んでくれた。Yちゃんは元バスケ部で背が高いからすぐにわかった。顔も変わっていないし、相変わらずスラーッとしてかっこいい。
　
　地元を離れてしまうとなかなか昔の友人たちに会うことはないから、地元でよく集まっているんだって話を聞くとちょっと羨ましくもある。でも久しぶりに会っても、すぐに私だってわかってくれるのはすごく嬉しい。