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カテゴリ:小学校
娘の財布がなくなるというビックリする事件があった。しかも友だちが遊びに来ている我が家で。遊びに来た友だちはYちゃんMちゃんT君の3人。娘は間違いなく財布は引き出しに入れたと主張。友だちも一緒に部屋じゅうを探し回ったが見つからない。その様子は見ていなかったのだが、Yちゃんが出した財布が娘のものと同じだった。でも同じものをお母さんに買ってもらったのだと言う。
疑っては悪いと思ったが、その財布随分昔のキャラクターで、娘が2歳の時にお財布を欲しがったから買ってあげたもので、しかも小学生が使いそうにないような形をしている。だから同じものと聞いて、もしやと頭を過ぎった。やがて5時になったからとYちゃんは帰って行った。他の子たちもその後帰って行った。その時に娘に 「引き出しに財布しまったことをYちゃんは知ってたの?」 と、聞いたら、 「うん、『お財布見せて』って言われたから見せた。」 と。 「じゃ、その時に『私のと同じ!』って言ってなかった?」 と聞くと、 「言ってなかったよ。」 と。 ここで、もし同じ財布を持っていたら、普通なら同じだ!って見せ合うはず。Yちゃんはウソをついているかも知れないと思ったので、 「Yちゃんのお母さんに、同じ財布を持っているかどうか聞いてみよう。」 と、Yちゃんの家まで娘と一緒に行った。 Yちゃんのお母さんに会って事情を話し、同じ財布を持っていないか聞いてみたところ、そんな財布は買ってあげたことはないと言う。そして問題の財布をYちゃんが出したので、お母さんが 「この財布はどうしたの?」 と聞くと、 「Hちゃんにもらった。」 と言う。お母さんが何度違うでしょ?と問いただしても、Hちゃんにもらったの一点張り。HちゃんとYちゃんは物をやりとりするほど親しいわけではないことをお母さんも気づいているらしく、 「これは、えりちょちゃんのだと思う。Hちゃんにも本当にくれたのか確認したら、また連絡しますね。」 と、言うので財布は返してもらってその場は帰った。 1時間以上経ってから、Yちゃんはお母さんに連れられて泣きながら謝りに来た。 「正直に言えて偉かったね。」 娘も気にしている様子はなく、財布が戻ったことでもう平然として、 「また遊ぼうね。」 と、言っている。 Yちゃんは本当のことがなかなか言えずにいたのだろう。時間はかかったけど、財布を盗ったことを自分から言えたのは良かった。Yちゃんのお母さんは、 「担任の先生にもこの事を報告しておきます。」 と。別にそこまでしなくてもいいのでは?と思ったが、担任の先生はとても信頼できる先生なので、子どもたちにいろいろ注意してくださるのならと思った。 そして担任の先生からも電話があり、とても驚かれていた。 「Yちゃんは本当のことを言うまで1時間もかかったんですってね。まず、そのことでお母さんを叱っときました。普段から何でも話せるような親でないといけないんだと。」 先生のお話でYちゃんのお母さんが先生に報告された理由も何となくわかった。 財布のお金は最初に入っていたと思われる金額から5百円ちょっとなくなっていたが、娘もきちんとお小遣い帳につけていなかったことで、証明できる手段はない。でもYちゃん、ウチに遊びに来ている間に、二度も近所の文房具屋さんへ買い物に行ったのだ。娘の話では一回目はお菓子を買って来て友だちに振舞った。そして二回目はMちゃんに250円くらいの手帳を買ってあげたと言うこと。これらはえりちょの財布から出したと思われる。このことYちゃんはまだ正直に自分からお母さんには言えていないようだ。謝ったことで良しとすべきか、使った金額についてもキッチリさせるべきか悩む。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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