カテゴリ:'10ワラビーズ
ワラビーズ:20 (2T,1GK,3PG) @シドニー、観衆:48,392人 ~~~~~~~~~~~~~~~~
これが若さというものなのか・・・。 快勝が2試合以上続かない、今どきのワラビーズ。 対するイングランドは、前の試合で課題だった守備と攻撃の焦点を修正し、ほぼ完勝と思える試合運びで03年W杯決勝以来となるアウェーでの勝利を見事に飾り、ヤング・ワラビーズにとっては、この試合もまた「学習能力の差」を痛切に感じる試合となりました。 (ノ∀‘) アチャー
ワラビーズは第一戦で随所に見られた、刺さるようなタックル、地上戦を制圧するかのようなブレイク・ダウン、テンポのいいHB陣のパス攻撃が見られず。 スクラムの劣勢が顕著となった後半は、策も無く攻め手を欠き続け、いつになく精気を感じない敗戦だったかなと。。。 (´・ω・`)チョボーン
イングランドに奪われた2つのトライを見てみると、これまで何度となくABsに献上し続けたトライのパターンと全く同じだったのが気になります。 ショート・ラインアウトから、ラインアウトの最後尾をSHに走られた1つ目のトライ。 グラウンドを広く大きく使ってBK展開され続けた2つ目も、(サボりなのか?)選手が着いて行かなくなり、壁を作れなくなった密集横を快走されてのトライ。 攻撃では非凡なプレーを見せるFBオコちゃまにいたっては、この試合でも2線防御や勝負所のブレイクダウンでまたもや活躍出来ず。 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン
ディーンズ監督が就任して以来、今年で3年目に突入するワラビーズですが、新しいことを一つ覚える度に、既に学習したものが一つずつ抜け落ちていくかの様で、ディーンズ監督もいい加減、呆れているやうな気がしないでもなく・・・。 年を経るごとにチームの底が上がってきたABsと比べ、ワラビーズは来年のW杯も、きっとこのレベルからさほど成長せずに時間ばかりが過ぎていくのやもしれないですね。 (/ω\*)ハァ~~
かたやイングランドは、大型ながらも機動力に溢れたFWの運動量が、いつも以上に素晴らしかったように思えました。 ブレイク・ダウンへの素早い集散で何度となくワラビーズのBKが孤立させ、そこからの押し込みでSHゲニアの球出しをスローダウンさせ続けたのは流石です。 とはいえ、これだけ走り負けていながらも策なく展開し続けたワラビーズHB陣のプランニングに明らかな問題があったようにも感じ、ウィルキンソンの登場とともにトライの目を摘み取り続けたイングランドの試合巧者ぶりだけが光った試合に見えました。 w(* ゚∀゚)w・∵. アッパレ!!!
ところで、この試合で注目していたのが、「1stコンタクト」および「開始10分間の試合運び」についてです。 ここまで何連敗中なのかを忘れるぐらいに、ずっと負けっぱなしのABs戦(ブレデ杯)に勝つためには、これまで勝った試合のほとんどがそうであった様に、試合の入り方がムチャクチャ重要になります。 そして、HBの経験値が低いからか、入りが悪いとそのままズルズルと行ってしまう若いチームだけに注目していたのですが・・・。 蓋を開けたら、やりたい事を先にイングランドにやられ続け、全てに渡って後手を踏み続けた印象が残る試合でした。 (#^ω^)ピキピキ
開始早々のラインアウトからの守備。 イングランドの7番が見せた突き抜けるようなタックルは、ポコック&ブラウンの三列陣にやって欲しかったプレーでした。
また、イングランドHBの見せた、早く長いパスで敵のBKラインを切っていくような大外への展開ラグビーは、良いとこなしで終わったゲニアと経験不足を露呈しただけのQクーパーのコンビよりもはるか上のレベルでプレーしていた気がしつつ・・・。 後半は半分以上の時間を敵陣でプレーをしていながらも、ここまでトライを奪える気配の無いチームも珍しく、これで今後の課題が浮き彫りになったので、ギタウのPGが外れ続けたのは、かえって良かったのやもしれませんね。 いずれにしても、1対1に勝つ事が前提となるディーンズ・ラグビーにおいて、相手に秀でるものが無いのでは負けて当然と言える試合でした。 (*´Д`)=33
それと良かった点については、スクラムでイングランドのFWを僅かなりとも本気にさせたことですかね。 次戦は、昨秋に敗れているアイルランドが相手だけに、いい試合になりそうです。 (*-ω-)ノ゛ ぽまいら、ガンガれよー!
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(。+ ・`ω・´) ディーンズ監督: 「敗因は守備です。 大事なところでミスが出て、自分達の勝利の芽を摘んでしまいました。」
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