我慢と感情を受け止めてきた子宮
もうかれこれ10年くらい前の話だけど、私は、目の前の人の子宮の状況を心の目で見ることが出来た。頭の中にその映像が浮かぶのだ。 そして面白いことに、私が見た翌日には,その人に生理が来る。何か月も生理が来ていないのに、やってくるという現象が立て続けに起こった。そして同時に、あくまで感覚だけど、子宮には感情が溜まるということが解った。 程なくして、私に大きな子宮筋腫があることが解った。かなり大きいものだけど、面白いことに、まったく痛みが無い。なので筋腫を何とかして治してみせると決めた。 何故か人の子宮は見ることが出来たのに、自分の子宮を見ることが出来なかった。相変わらず痛みは無いけど、貧血がどんどん酷くなっていたので貧血のお薬を飲んだらかなり楽になった。 月日は流れ、相変わらず生理痛もないが、月経量が増えて行った。過多月経だ。 今日、ふと筋腫について考えた。動物は、ストレスがあると、腫瘍のようなものが出来る。それは一目瞭然でストレスだ。 私のこの筋腫も、ストレス??・・・だよね。ストレスだよね。 今日、入浴中に自分の子宮に手を当てて、子宮と話をしてみた。すると 「我慢を貯めすぎ」と言われ、その我慢する瞬間の感情のようなエネルギーを再現してくれた。 あ・・・この感覚、よくあるこのエネルギー。辛いんだよね。胸にグワッとくる、この苦しさ。でも、どんな時になるんだっけ…?よーく考えたら、夫といる時だった。 お風呂から上がると、珍しく夫が起きていた。そして冷蔵庫に入っていた夫からのお土産の焼き鳥を食べており、私の分が無かった。 「私も食べたかったな」そう言うと、夫がふざけてごちゃごちゃいう。珍しく突っ込んで言ってみたくなった。すると、「あ~~~!」と遮られた。 この時、お風呂で先程子宮が教えてくれたあの感覚がモロ再現されるかのように胸に広がった。これかー!これだったのかー!!!そうか。私はいつも腹が立った時、抑え込まれてきたんだ。ずっとずっと・・・。 感情は子宮に溜まる。この抑え込まれた、言いたい、この怒りの気持ち、感情をシャットアウトされて、「あ~!もう!」という言葉にびくついて、時には手を上げられ(今は無いけど)、私は19歳の頃から抑え込まれていたことに気が付いた。 この言葉が怖くて、私は言いたことを飲んでいたので、透き通った関係じゃなかったんだろうと思う。私のわからないような隠し事の多い人だなとは感じていた。私は本当はそうゆう不透明なのはの大っ嫌いなんだけど、あの、まるでこちらがキチガイのように「あ~~~~!」と言われるたびに、どんな理不尽なことでも、呑み込んできた。 当時飼っていたペットは、丁度私で言う子宮の辺りが大きく腫れ上がって亡くなった。きっと、私の身代わりだったんだろうな。その後子供が生まれ、長い授乳生活(卒乳まで)が終わり、数年後に大きな筋腫が発覚。痛さは無いものの、大きくなっているその様子。 そうか。私は全面的な気持ちを、夫に受け止めてもらったことが無かったのか。語り合う夫婦が理想だったけれど、秘密主義の夫。言いたいことが山ほどあっても、ものすごい顔して遮られ、19歳からだからもうそれが癖になってしまっていて。 筋腫をどうにかして小さくすることばかり考えてきた。民間療法とか、色んなことを考えた。 でもね、筋腫はできもの。ストレスから発生したもの。この筋腫が教えてくれることをちゃんと受け止められたのは、今日が初めて。 ゴメンネ私。ゴメンネ筋腫ちゃん。私ずっとあなたを責めてた。こうして大きくなって、「こんなに我慢して感情を溜め込んでるんだよ!」と私に教えてくれたんだ。ありがとう。 私は、人は何のストレスもないと、腫れものも出来ない、と思っている。動物もそうでしょ?そうなんだなー。ストレスだったんだ。それが何のストレスなのか、ちゃんと見極めることが大事だね。 で、子宮や、胸に溜まった、貯めに貯め込んだそのエネルギーを抜き取ってみた。すると、超強力なガムのような、ゴムのような、真っ黒いものが見えたので、そのエネルギーを思いっきり引っこ抜いてみた。 それを手に乗せてじーっと見つめたら、いろんな感情が入り混じって、自分を責めて、相手が悪いことも自分がおかしいかのように言われて、言いたいことをぐっと飲み込み、我慢してきたものが見えた。たとえ相手が悪くても自分が悪くても、ちゃんと感情を出せないといけないよね。 次に、胸。胸も苦しかった。すると、船のスクリューのようなものと、錨のような鉄製のものが出てきた。これもエネルギー。感じると、20代前半によく夫と共に会っていた人のエネルギーが真っ先に感じた。そうか。改めてあの当時から攻撃されていたんだ。夫もそれに乗っかって。辛かったもんな。でもその辛さも「お前がおかしい」と言われて、呑み込んだんだよね。姑のことも。この錨も、言いたいエネルギーを鎮めるかのように入れられたものだった。 さっき、早速夫に筋腫のこと話したら、酔ってたけど、聞いてくれた。でも、嫌々聞いているというエネルギーがハンパなかったなー。でもね、ちゃんと言う。今後は言いたいことはちゃんと言う。私の子宮が、私の体が、極度な貧血を起こしながら、ここまで頑張ってきたんだもん。