帰りにコンビニによったら、偶然、後輩も。
レジへ向かおうとする後輩の顔がいっしゅん、あれっ?!という顔に。
手に取った商品を棚に戻し、コンビニの外の車に駆け戻る後輩。
ああ、財布を車に忘れたのか。
しかし、まったく戻ってくる気配がない。
僕が支払いを終えて外に出ると、後輩が青い顔をしながら電話をしている。
どうやら車の中にも財布が無いらしい。
とりあえず、職場に残っている人に電話して机の周りなどを探してもらっている様子。
しかし、机の周りにもないという返事だったようだ。
と、朝から一度も財布を出していないということに気がついた後輩。
そもそも持って出ていなかったかもしれないと言って、奥さんの携帯へ電話をする。
まだ自宅についていないらしく、自宅にあるかどうかも確認が取れない。
さらに問題が。
ガソリンが無くなりかけていて、燃料ランプが点灯しているのだという。
そこで、僕に、お金を貸してくれと。
財布を確認すると、残念、諭吉様と1000円札が一枚ずつだけ。
まさかカードを貸すわけにいかないし。
そこで、1000円渡す。
コンビニのすぐ近くにガソリンスタンドがあるので、1000円分入れれば自宅まで帰れるはずだろう。
しかし、そこで後輩が一言。
どうせガソリンを入れるなら、満タンにしたいと。
いやいや、ちょっと待て、1000円分も入れれば自宅に帰れるんだから、財布があれば財布を持ってガソリンスタンドに行けばいいし、財布がなくても奥さんが帰ってきたら奥さんからもらえるでしょうに。
なにも、他人から借りたお金で満タンにしようとすることはないだろう?
普通、そんな発想ってするもんだろうか?
ちなみに、彼には以前にも少しびっくりさせられたことがある。
職場のすぐ近くで、のどが渇いたので、ジュースでも買いませんか?と彼が言う。事務所に麦茶があるし、今はそれほどのど渇いていないから僕はいらないと答えたあと、入口にある自販機の前で「10円ください、10円足りなくて」と彼言うので10円渡した。
なんとなく、何を買うのだろうと思ってみていると、150円のペットボトル。
120円は持ってたってことか。
そこで冗談で、「120円持ってるんなら小さいペットボトルにすればいいのに?」と言ってみたら、なんと、想像していた答えとは全く違う答えが返ってきた。
「190円持っていたんですよ。100円玉、50円玉、10円玉4枚。」という。
「へ?つまり、僕から10円もらわなくても150円あったの??」
「10円玉4枚が邪魔なんで、10円もらえば50円になるんで~。」ですと!!
もう唖然。
10円が惜しいわけではないが、ちょっとそういうことを知ってしまうと、厚かましいやつだと思ってしまう。
だって、ふつう、そんなことしないでしょう?
僕の普通がおかしいのだろうか?