Paper City
アメリカ、カリフォルニア州ロングビーチから届いたのは(Marisaありがとう!!)、
Paper Cityの2009年のセルフタイトルアルバム(MOEDOG MUSICより)。
メンバー:
Marisa Predisik: Guitar, Vocals, Piano, Ukulele, Glock, Hand Claps
Aaron Archambault: Bass, Lap Steel
David Waterman: Drums
トラックリスト
01.Tell Nancy
02.Baby's In Love
03.You Make Me So Nervous
04.Hollywood
05.City of the Future
06.From Caroline
07.For Me, For Us, For You
08.Apples and Pears
09.I Show It Now
10.Oh, the Cargo
11.Speed to Find
60年代ポップテイストをカリフォルニア・ロングビーチのバンドが楽しく歌ったら、楽しくないわけがない。
Marisaの歌声は透き通るように優しく語りかけてきたかと思えば、力づよい渋さでせまってくる。
それから、いろんなところで活躍してるアコースティック楽器たちが、とても雰囲気が好い。
5曲目のトランペットは気持ちを一気にはじけさせるし、6曲目のウッドベースとウクレレの組み合わせの気持ち好さと言ったら!
9曲目のMarisaの歌い方、大好きだな~。
こういうアメリカンポップってこれこそ王道なんだよ。
ピアノ一つで楽しくさせられちゃうし、ドラムにベースが作るリズムで体はウキウキしちゃうし。
初めて聴くのに、懐かしい、体が覚えてるみたいな感覚。
僕は生まれてもいないのに、ああなんだか60年代のアメリカを懐かしいと感じる歌だなぁと。
ポップっていつまでたっても、どれだけ時代が変わっても、人がどれだけ歳をとっても、ずーっとポップ。
だからPaper Cityが届けてくれたポップもきっとこの先もずーっとポップであり続けるんだと思う。
以前紹介したSpencer Mcgillicuttyも王道アメリカンポップだったけど、ほんと、好きなんだよ、こういうアメリカな夢見れるポップ。
ドライブでこのアルバムを聴くとしたら57年式シボレー・ベルエア(57' CHEVROLET BEL AIR)に乗りたいぞ。
可愛いくせにグラマラスで、乗ったみんながワイワイ楽しめちゃうような、これこそアメリカン。
若者がワイワイと集まっても好し、大人二人でムードたっぷりに好し。
60年代ポップテイストと言いながら何故57年式かって?
だって、まず新車じゃだめよ。
ピッカピカの新車じゃダメなの。
たとえば、「やっと中古を手に入れてこれからこいつで出かけまくるぜ仲間とさ!!」と言う若者とか、「これまで一緒にいろんな思いで作ってきたのよ、このベルエアでね」っていう50代の夫婦みたいな登場人物が出てくる映画音楽にPaper Cityはぴったり。
アメリカってのはポップだよな~。
Paper CityのMySpaceでアルバムの曲が5曲と昨年のSeries Two Recordsのクリスマスコンピに収録されている曲が試聴できます。
ぜひ、聴いてみてね!!
http://www.myspace.com/papercityband