たまには自分の事でも。
昨日の日記で、僕が退学(中退)を2回経験していると書いたので、気になっている人もいるんじゃないかと。一度目はヘリコプターの整備を習っていた専門学校の時。ほんとはね、パイロットになりたかったのよ。子供の頃からね。でもさ、残念な事に、目が悪いもんだから、なれないの。裸眼で1.5が必要だったんだっけかな。それでね、せめて整備士になろうと思ったの。しかもどうせだったら、固定翼よりヘリの方がおもしろそうだと思って。で、もちろん通い始めたんだけど、やっぱり違う!僕は操縦をしたいの!操縦するためなら、整備の勉強もする気になるんだろうけど、操縦は出来ないのが分かっていると、力が入らない、全然。もんもんと過ごしちゃったわけさ、しばらく。で、ある日、風呂に入っている時に、こりゃダメだ、なんか違うこと見つけなきゃって思っちゃったんだな。もともと生き物も大好きだったもんだから、そんな方面を探ってみる気になった。で、じゃあ、高3の時に勧められていた大学を受けてみるかと。受からないなんてこと考えもしてなかったから、他の大学を受ける気も無かったし、予備校も通ったものの、嫌いな数学は模試を受けないから、合格判定が出せないらしくて、模試の結果はいつも予備校から問い合わせの電話が来てたっけ。数学はどうなってんのって。一応、理系だったので、数学無しなんてありえないから。でもねぇ、嫌いなんだもん、未だに。そんなこんなで、合格して、無事に4年間過ごしたわけだ。大学3年になると就職活動でしょ?でもさ、結局、大学でやりたいことに見極めはつかないわ、4年でどの研究室に入るかぐらいしか興味が湧かなかったのね。研究室を決めて顔を出すようになり、4年になった。卒論程度の研究テーマですませるか、その先も考えたテーマにするのかって教授に聞かれて、とりあえず、その先もって答えたの。だってさ、研究するならおもしろい事したいじゃない。というより、3年の終わり頃から研究室に出入りして研究を始めたら、卒論テーマ分は4年になる前に結果が出せちゃった。だから、いまさら卒論程度の研究テーマじゃ物足りないでしょう。おかげで4年の時は人生で一番忙しくしていたような気がする。日曜日も研究室で実験してたもん。研究室にシャワーがあったら、アパートに帰らなかったんじゃないかってぐらい。全く就職活動もしないで研究だけしてた。そんな調子だから、教授たちは進学するつもりだと思ってるし、親は就職活動に帰ってこないので、どうするつもりかって心配してるし、それなら進学するかって。でもね、そんな安易な心つもりじゃまずいのは自分でもよく分かってたの。でね、受験だけして不合格になって、仕事探しで実家に戻るつもりでいたんだけど、それがさ、合格しちゃったんだよねぇ......。合格して、あちゃーなんて思うとは考えもしなかった。その頃、僕は通学で車に乗ってたの。すでに車の運転が大好きになってた。田舎だったし、攻めて楽しい林道や、峠がたくさんあったしね。4年になって、車を楽しむ時間も殆ど無くて、大学院でしょ。完全にストレスだね。もうだめーっ!!で、やめちゃった。わがままだし、自分勝手だし、どうしようもない無責任人間なんですよ、実は。でもね、おかげさまで、今は大好きな車に、大好きな音楽に、大好きなのんびりに、これでよかったのかなと、少しは思えるんです。いや、やっぱりまずいのかな。「なるようになるさ。」テンパった時に僕の頭の中に聞こえてくる言葉です。