「ガマの油」
役所広司さん初監督の映画「ガマの油」。感謝デーとレディースデーが重なっていたので午前中に午後のチケット買っといて正解でした。お昼食べて戻ってきたら、「劒岳 点の記」を見に来た山好きそうなおじ様達でチケット売り場はすごい行列。1日で億単位の大金を動かすデイトレーダーの矢沢拓郎(役所広司)は、プール付きの豪邸に妻輝美(小林聡美)と心優しい息子の拓也(瑛太)と暮らしていた。ある日、少年院から出所する幼なじみのサブローを迎えに行った拓也が事故に遭ってしまい意識不明に。拓郎はしばらくの間サブローを自宅に預かることにした。そんな折り、何も知らない卓也の恋人の光から卓也の携帯に電話がかかってきた…。役所さんてどんな映画を作るんだろ?と興味があったので見てきました。コロッケ、ガマの油売り、見世物小屋、そして熊が出てきた。(熊ネタは引っ張り過ぎと思う…笑)ワシが子供のころの夕飯のおかずと言えばコロッケ。そろばん塾の帰り道に肉屋で5円の揚げたてコロッケを買って、箸で穴を開けてもらってその穴にソースを入れてもらってアツアツを食べながら歩いた懐かしい記憶が甦ります。見世物小屋は、映画ではお化け屋敷だったけどワシが見たのは「蛇おんな」キャー!“親の因果が子に報い~ お代は見てのお楽しみ~」みたいな事をおじさんが言ってた・・・。ガマの油売りも1回だけ見たことがあるんだな(歳がバレる)刀で腕を切って血がたら~り、そこへガマの油を塗ると、あ~ら不思議ってやつ。マジで信じてた純粋だったワシ(笑)そんなこと思い出しながら見ました。(あ”~っ 歳がバレる)子供の頃の心に残ったものなども描きたかったようで、人はいろいろなところで繋がっていて、人はそんないろいろな人のいろいろな出来事に関わって成長していくんだ。そして大事な人は遠く離れていてもずっと心の中にいて、ありがとうという気持ちを忘れず、仏壇を綺麗にしましょう・・・みたいな気持がいっぱい詰まった映画でした。いっぱい詰まり過ぎでちょっぴり戸惑いましたが、登場人物がみな癒し系で、役所さんの優しい気持が溢れていて癒されて帰ってきました。