テーマ:古い写真・思い出の写真(2)
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お断り ※新旧の写真を同一画面で対比させるため再編集しています
誰にとっても若き日の「思い出の場所」はあることでしょうね 白黒写真は高校遠足バスの後部座席から撮った南大山の残雪雪渓です <昭和37年4月撮> <平成16年4月撮>40数年後同じ場所で、松の木は? ------------------------------------- 当時交通手段は自転車、バスだったから自宅から40kmもあるこの付近にまで出かけることはなく、大山といえば正面から見る出雲富士の姿しか知らなかったのも無理からぬことでありました。 遠足の往路は正面からであったので普通の大山に変りはなく、広い高原地帯で級友と弁当を食べ輪を囲んでバレーボールを楽しんだ思い出はほのかな恋心となって忘れ難いです(冷汗) 帰路は南壁方面、江府町経由で帰った。 悪路の田舎道をバスは走りふと後ろを振り返ると今まで観た事のない異様な大山が迫っているではないか あわてて祖母の形見で購入したカメラでバスの中から中腰で「パチリ」がこの白黒写真です。 深田久弥氏は「日本百名山」で大山を 「何々富士ならどこにでもある。大山がそれ以上に私を感嘆させたのは、その頂上の崩壊ぶりであった。東西に長い稜線は、剃刀の刃のように鋭くなって南面、北面へなだれ落ちている。 まるで両面から大山を切り崩しにかかっているふうに見えた。 その北壁が夕陽に染められた時の美しさは、古陶の肌を見るかのようであった。 南壁は晴れた朝日の陽で見た。もろい崩壊の一つ一つがクッキリした影を持ち、その上に尖ったピークが突っ立っている。これも美しい眺めだった」 と絶賛される。 あれから40数年・・・・幸いにもネガを保管していたので焼付けをして同じアングルで撮ったのが2枚目です。 大山は私には目前の山ですが思い出の1枚といえばこの古写真がカメラ好きの原点になっているようです。 撮影の翌年・・・・集落、墓地とも埋めつくし後世の語り草となった「38豪雪」はもう、そこまでやって来ていたのです 2枚とも正面の茅葺小屋が写っています、老朽したので取り壊そうとしたのですが町が買い取り現在は観光スポットとなって週末にはカメラマン、絵描さんの絶好の場面となっています。 <正面からの大山(出雲富士)・・・・おまけです>自宅付近から お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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