カテゴリ:農業,園芸
久し振りのUPとなりました、毎日が早いですね
前回の「サンザシ」の全体をUPしました。雑草、椿の伸び放題ですが我慢してください樹高2mと云ったところでしょうか。 いま、我家では石楠花が咲いています これも放任栽培だったようで昨年は花が咲かなかったのですが今年は2本の木に4つ咲いています さて、いつしか田植えの準備は終わっているのですがこの5月の天候不順(寒い)で思うように苗が伸びてくれません 昨年は既に田植えを終了していたのですが今年は順調にいかないようですね 凡そ苗の長さを13~15cmを田植えの目標としているのですがやっと12cm程度です。 「まあ、いいか!」ということで昨日50アールを植えました 心配した苗の水田水没もなかったようです。 細かい事なのですが水田の田面は入口、出口は水平ではありません入口ー出口で5,6cmの差を付けています。 もとより若干落差をつけておかないと落水時になるといつまでも水が澱んでは困るからなんだと思います 連続してやってしまえば水仕事も一段落なのですが今年はJAからの委託で「光新世紀」という品種を作付けすることにしています。 この品種は鳥取大学農学部で何回も改良した「コシヒカリ」の改良品種なんです。 「コシヒカリ」はもう国内に普及して「**産コシヒカリ」というのがブランド米になっているようですね。 たしかにこのコシヒカリは美味しいですね・・・・それは消費サイドの話です 栽培となるとなかなか技術が必要なんです。 背丈が普通種より長いために成熟期に入ると自然倒伏(台風も来ないのに・・・)してこれが日一日と稲の重さで将棋倒しの現象を起して水田全体がペシャンコになってしまいます。 ペシャンコになれば収量も減少しオマケに病気も発生し刈取作業も困難になり「踏んだり蹴ったり」とはこのことです。 これを防ぐには至難の業なんですね 珪酸カリを投与する事で茎の強度が増してくる・・・ということで使用してもサッパリ効果ありません。 喜ぶのは肥料会社です(笑) それにこの「コソヒカリ」は収量が他の品種に比して少ないという欠点があり最終的には採算を考慮すればあまり作りたくないのが実情です。 私も数年栽培してみたのですが結局「落第でした」 この倒伏を克服した品種がこの「光新世紀」という品種でJAは鳥取県産の目玉にしたいのだそうです。 昨年開発されて栽培希望者を募ってやってみて関西方面で食べてもらったらまずまずの人気だったようでこれに勇気付けられてお鉢が当家に廻って来たという訳です。 <シャクヤク> ところが<裏話し>があるのです 昨年の人気を持続するには・・・・ ●味を維持すること(穂肥を余分に投与すると収量は増すけれど味は落ちるんです) ●不良米を作らない・・・・夏の熱帯夜が続く頃に開花期を会わせると「乳白米」が出来易いのだそうですね、この乳白米は未熟米であってくず米なのです。こんな物が混入しては困るから田植えを5/25以降にして下さいと「お達し」が出ています。 要するに成熟期と熱帯夜が重ならないようにするには田植え時期を考えてくださいということです。 ・・・・・・・・・・・・・ということで約1週間は休憩という事になってしまいました。 したがって農機具も泥だらけのまま「お休み」させています。 暇なので「ちまき用熊笹」がそろそろかもしれないので山奥に行ってみたのですがやっと15cmで葉っぱの部分はまだ半開もしていない様子でここでも春先の低温の余波が残っている事を感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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