カテゴリ:健康
西暦2000年10月6日 午後1時半 鳥取県西部地方はM7.4の直下型地震に襲われた
当時私は郡部で携帯電話のエリア調査を行っていました 田舎の坂道、対向車、後続車誰もいません田舎は人通りが少ないのです(あたりまえです) 途端に運転中の車が大きく揺れ、ハンドルを操作しても思うように進みません ちょうど後ろからむりやりに押されているような・・・・・ その昔、まだ未舗装の道路でバラスが敷いてある道路(年配の方ならお判りかと)を走っているようでした。 左右を見ると電線、電柱が大きく揺れているのをみてやっと「地震だ!」と解りました。 ----------------------------------- 早いものであれから11年も経ちました。 それを契機に行政の指導援助のもと各集落に「防災会」が発足し自治会を単位として毎年何らかの防災訓練を行っています 消火訓練、避難訓練、炊き出し、救命措置、通報連絡訓練等 繰り返し行っていますがこればかりは一度聴いて練習して解ったつもりでもすぐ忘れてしまいます 今年は「救急蘇生法、AED」操作法を学習(復習)しました 突然の心臓停止に襲われた人の命を救うために必要となる一連の行為が「救命のリレー」です。 最初は、反応がない人を見つけたら直ちに119番通報する「早い119番通報」です 二つ目は、救急現場にいる市民が行う「早い応急手当」つまり心肺蘇生法を行い、AED(近くにあれば)を行うという事です。 講習には市役所防災課、消防局、校区の消防分団長の出席のもと 来年6月より実施になる火災報知機設置の義務化についての話 後半はメインの「心肺蘇生法」の練習です <手順> 記述では難しいですね 倒れた人の発見→呼びかけ→助けを求める119通報、AEDの手配→気道の確保→(呼吸、セキ、動きの監視)→2回の人工呼吸→心臓マッサージ※30回→・・・・AED到着→電源投入、電極パッドを装着→AEDの自動案内に従う→人工呼吸→・・・・AED→救急車が来るまで行う <お手本です> ※3年前は心臓マッサージ15回だったのですがその後30回に改正された 出席者30人は2班に分かれて実施しました <左に赤く見える装置がAEDです>黒っぽいものはケースです(笑) ※AEDの設置場所が小学校くらいだそうでこれではダメですね(30万円とか?)徐々に公共機関に設置される予定だそうです 30回も連続するとさすがに体が熱くなりますね暖房不要でした -------------------------------------------------------------- 最後に私たち米子アマチュア無線赤十字奉仕団が移動訓練を春、秋2回行っていますがその時の炊き出し訓練「ハイゼックス包装食」を使って炊飯して出席者全員に試食してもらいましたアトラクションです このハイゼックスは強化ポリエチレンという素材を使っています。 普通のビニール製の袋と異なるのは熱に強く膨張に耐えるという長所がありそれを利用して昭和1958年(昭和33年)に世界にさきがけわが国で開発されました。 ※経済成長以前の頃ですね、日本人の開発ということで嬉しくなっちゃいます 大災害時はライフラインの寸断で飲料水も大切なものです。 1合の洗米に同等の飲料水を入れ空気を抜き、袋の先端を輪ゴムでとめて鍋で熱湯(河川、塩水なんでも良いのです)の中に入れてそのまま30分炊き込みます。 引き上げて自然冷却30分後、美味しい暖かい御飯の出来上がりです この特徴は箸もお茶碗も不要です、いまは災害時・・・・贅沢をいっている時ではありません。 そのまま必要な量だけの丸かじりです 今回は役員が予め40個のハイゼックス袋詰めを用意して「救命措置法」の講習時に麺つゆを小さじ2杯を入れての「炊き込みご飯を」作っておいたものを試食してもらいました。 すぐ食べる人、おみやげとしてお持ち帰りの人とあったようです。 左:半分試食後の写真です 右:炊き込み前 今日は小春日和となって大山も丸見えでした 夜半から強風が流れ込んでまた冬型となりそうです 今日は有意義な研修会でした。 休日返上の講師の先生方有難うございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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