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「計画停電」はて・・・・いつ頃か聞いた言葉だがと思い悩んだ挙句
平成初期、省エネ時代であった。 これは事業所のお話しであり一般性はない ------------------------------------ 受電設備を人為的に停電させて、事業所の高圧電線路、高圧受電回路の定期検査を実施したものである。 当然事業所は停電であるがそれは人員の最低配置の日曜日に行った。 通産省の法令に基づいて実施する「高圧受電装置の一斉試験」を思い出します。 勿論その間の電話交換機、無線設備の伝送路は止められない。 そこで考案されたのが通信設備等の直流化であった。 空調設備は停止しても通信に無関係であり全ての通信設備を交流回路から直流設備にした。 これによって数時間の蓄電池対応が出来るので設備は確保できた。 これは産業界での例としてお話しました。 ----------------------------------------------------- しかし残念ながら現代の世の中の電気器具は交流回路である。 所詮直流化は無理な話である。 突発停電より「定期停電」?・・・・そんな言葉もあった。 離島での発電所の月2回の発電機の点検整備が行われたので通信の確保をするために事業所ではその間は「自家用発電機」を終日運転したものであった。 時代は進歩した 「日本の平均停電日数は・・・?」と電力会社に問い合わせした事がある。 電池耐用保持時間を計算しどの程度の蓄電池容量が必要か? を割り出すつもりであった。 その質問には中国電力は応えようともしない、「停電なんてあり得ない!」というのである。 「強いてお答えするのなら台風等考えても2分/年程度です」 これが20年前の会話であった。 けっして電力会社の傲慢さを攻めるつもりはない、電力会社が豪語するとおりであった。 そんなことを思い出しながらこの度の「計画停電」を注意深く見守っています。 たしかに、療養器具、病院等 生命を預かる事業所では大変なことである。 計画的に必ずスケジュール的実施ではなくて 需要が発電能力を超えたのみにしなければならない。 ご存知のとうり 西日本では60HZ,関東以北は50HZである。 この周波数の合わせが簡単に出来れば西日本の送電応援も可能となるのだが交流というのはそんなところに問題があるのである。 たとえ周波数を合わせても2つの電力の位相が合致しないと反ってマイナスとなる 交流というものは正弦波形を描いている生き物だ。 その基本波形に合致させなければ意味を持たないのである。 周波数の異なるものをどのように合致させるのか? 一度交流を整流して再度交流にして(50HZにする)いわゆるINV方式 が採用されてはいるがそれは極めてごく狭い装置間のこと・・・・ このあたりは退職後のことで小生の知識不足です 福島1,2原発は燃料棒は半分が冷却中という・・・不安ですね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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