テーマ:ちょっと、お出かけ。(2315)
カテゴリ:自由欄
わが校区では公民館主催で公民館大学「まなびや会」なる講座が開講しています。
新年度の5月から12月でまで月平均1,2回合計10会の開講が行われています 簡単に今年度のテーマを見てみますと 5月:人権講座「拉致被害者の人権 家族の思い」 6月:健康講座「目の話」 7月国際理解講座「イスラームの国 パキスタンで暮らして」 ・ ・ ・ ・ 12月:音楽講座:「歌ってゆれて楽しいコミュニケーション」 となって興味あるテーマを毎年考え講師の手配も大変だと思います さて、先日6月9日 現地学習講座「揚水発電所」 大山寺園流院、需要文化財阿弥陀堂」 に出かけてきました。 春の農繁期も一段落、行き先がお隣り大山町、江府町で近いという事でしょうかマイクロバス2台満車で出かけることとなりました 鳥取県の山間に昭和59年開業の西日本一の発電量(120万KW)を誇る県境にある巨大地下発電所「俣野川発電所」です。 この揚水発電所、ちと風変わりな水力発電所なんです。 つまり水力発電にはなんら変わりはないのですが使用した水量を何回も再利用する「揚水発電所」なんです。 簡単に説明すると 県境を隔てて(標高差500m)1対の池(ダム)があって標高の高い岡山県側を上池、500m低い鳥取県の俣野ダム(下池)を用意します。 水力発電機は両池を結んだ直線状の山の中にあって(岩盤をくり貫いて巨大な洞窟の中にあるのです・・・・5階建です)上池から下池に放水して水車を回して発電するのです。 当然その水力で発電機は運転し発電機を回した水は下池に貯めておきます(川に流してしまわないところがミソですね) 説明によると日中の発電で4台の発電機が7時間発電するのだそうです。(7時間で水が無くなるのでしょうね) よく聞いてみると毎日の昼間に必ず運転するのでなく需要が切羽詰ったところでピンチヒッター的存在なんだそうです さて、下池に溜まった膨大な貯水は島根原発の夜間電力の余り分で水車を日中とは反対に回転させ上池に汲み上げるのです。 500mもの高いところに・・・・スゴイ圧力でしょうね ですからこの方式は夜は発電所ではないという事ですね(笑) 中国山地は山峡もありませんので巨大な貯水ダムを作ることはロケーションがないという事です。 いかにも日本人らしい発想だと思います。 今回は生憎とその発電設備が工事中というのでトンネルを通って発電所を見学することは出来ませんでしたが屋外で案内ホールで社員の方から説明をうけました 実のところ・・・・私は現役の頃は電気関係の職についていましたのでこの設備には何回か見学もし詳しい説明も聞いていたのですがリタイアーして10年・・・・どうなっているのかという事もあって参加した次第です。 観光地でもありませんしポツンとした場所で連日の訪問者もなく結構「お暇まなホール」であったような記憶をもっています。 折しも今は非常時、あの東日本大震災、東京電力福島原発事故で関心はことのほか皆さんにはあるという事で当事者もわざわざこのために説明に来られていたようでしたが話されることはすべてTVで毎日みるあの説明でした 1回だけでは揚水発電の仕組みすら解らないのに原発の被災状況をペラペラ喋られてもサッパリ解らない方ばかりではなかったかと思いますね しかし、この原発事故で国内の原発の再点検、安全施策を説明してくれたのは有意義でしたがこれも先日報道されたものの再周知の感がしました。 <主な質問は> 1.地震と共に発電機は停止したなんて格好いいこと言うけど発電機は止まるのは当然のこと それよりも停まっていないのは核分裂なんですからね、いつまであの状態が続くのですか? 2.原発は大量の海水で冷却するので海の傍に建設せざるを得ないのだが、海が近ければいいのならもっと高台に原発を立てればどんな津波にも安全ではないのか? 3・周波数50、60HZとはいったい何なのか? 東西で応援できないのか? となかなか厳しい質問も・・・・・ でもここは揚水発電所なんですからね(笑) 文句を言うのはこの程度にしておこうとということになったようでした。 時はお昼時、腹の虫の鳴るのを我慢してマイクロバスは一路20km先の大山に向かいました 残念ながら写真はありません、施設見学出来なかったのが残念でなりません お暇でしたら俣野川発電所のHPでもどうぞ 次回は大山の「阿弥陀堂」・・・重要文化財の報告の予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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