テーマ:今日の天気は?(1059)
カテゴリ:気象、天文
一昨日の早朝の天気図です。
太平洋高気圧が大きく張り出して西日本をスッポリ覆って梅雨前線は朝鮮半島まで押し上げられてしまいました。 眩しい太陽が早朝からギラギラと照り続けお昼には32℃、もはや梅雨明けと思いました。 そして昨日はさらに暑く35℃の猛暑日となりました。 きっと太平洋高気圧から吹き込む南風のせいと思っていました。 フェーン現象は南風が中国山地にぶち当たり下降するとき2~3℃温度が上昇する現象です TV,ラジオは全国的な猛暑と東日本の大震災関連のニュースを伝えていたようです。 ところが夕方になって突然梅雨前線が南下を始めました 太平洋高気圧は少し西に移動しつつもそのまま居座っていますね。 いよいよ今日から7月です、暑い夏がやってきました ところが早朝から曇り、ついにはポツポツと降りだしてきたのです 昨日の作業であまりも暑かったので枯草は放置しておいたのですがその整理、そして畑の耕耘とギラギラの太陽の下でなくシトシト雨のなかで作業は一段と捗りました ※皮肉な表現ですね(笑) 夏の太陽は美味しい野菜、果物を生産させる有難い存在には違いないのですが・・・・ 農作業となるとあまりにも過酷なのでジャマな存在なのです 当地の農家では夏になると早朝に仕事に出て(朝飯前)、日出後30分程度で即終了、 涼しかった気温が瞬く間に27,8℃くらいに上り無風状態ですからムッーとなって苦痛なんですね。幸い空腹にもなるし一斉に帰宅です また脱線しそうです・・・・ 今日の気温は27℃止まりで陽光は差さず、時々シトシトと梅雨らしい雨が降っていました。 「好雨物を潤して細やかにして声無し」 杜甫 降雨と書かないで好雨と記す・・・・杜甫は天才ですね 「30日、1日あたりは梅雨明け」と予測したのですがまんまと騙されました、どうしてなんでしょうか? この天気図だけでは梅雨明け云々は判断できないのでしょうね、上層部の気流気温、、北からの寒気の強さ温度、偏西風の位置と蛇行状態、梅雨前線のもっと細かい動きなんかが相加されその分析結果で「梅雨明けは総合判断」されるのでしょうね よって見事に「予報士落第」でした 急いで梅雨明けしなくてもいいですね、今から梅雨明けしたら、西日本、四国地方の水不足が待っていますし、なおもっと深刻なのは東日本の電力事情です 年によっては遅いおそい梅雨明けがあってもいいではありませんか。 そのために多くの方が喜ばれれば・・・・夏野菜の出来不出来なんてどうでもいい話なのです。 ※天気図は日本気象協会(tenko.jp)から借用しました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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