カテゴリ:歴史を語る
わが公民館では趣味の同好会の他に「公民館大学講座」があります。
新年度の4月から12月の9ケ月ですが毎月1回の講座が開かれています。 成人病、少子化、白内障、糖尿病、・・・健康講座、そんな講座を著名な先生にお願いして受講生はそれを聞き、質問をして知識を深めています そのうち2回は屋外研修(日帰り旅行)です 1回目の研修はこの4月に県境の「保野揚水発電所」の見学でした。 そして2回目の今回はお隣り岡山、兵庫県での「播州赤穂城」「備前長船の刀剣の里」 に34人 観光バスで出かけてきました 私は赤穂城は初めてです、有名な赤穂浪士「忠臣蔵」の里ですね 忠臣蔵をUPしようとは思いません、皆さんの方がよくご存じでしょうからね。 第一そんな文才なんて有る筈がありません、あったとしたらとっくに作家になっていたでしょうから(笑) <赤穂城>シンボルの天守閣はありません、平地の土地に石垣が積まれて一角に櫓があるのみです。 多分後世になってからでしょうか、城中に「大石神社」「大石邸」の一部があります。 3日3晩の早駕籠で「松の廊下の刃傷事件」を知らせる一場面が人形で作ってありました。 <江戸で一大事>書面で江戸の変事を伝える場面 左2人が早駕篭 右2人が主税、内蔵助 赤穂義士の立像も初々しく(中国に外注したのだそうです)見学したところは赤穂義士にまつわるものが殆んどです <赤穂義士像>頭の恰好が「三国志」の諸侯のような感じでした、中国製です。 12月14日は義士祭りが毎年行われますが、吉良上野介の役者が無いのだそうです それだけ赤穂では今でも嫌われ者とか・・・・ ガイドさん赤穂で「吉良上野介話はしない方がいいですよ」と でもね、私は思うのですが「あの事件があったからこそ赤穂は観光地」として人気があるのではないのかと・・・ <余談ながら> 戦前に作られたと思えるのですが次のような面白い記事を読んだことがあります 日本史上で3大悪人をあげよ!と云われたら まず第一は 弓削道鏡(ゆげのどうきょう);祈祷の力をもって天皇家乗っ取りをもくろんだ悪人 第二は 足利尊氏:建武の中興を壊し王朝政治を奪って武士の政治としてしまった悪人 三人目は この吉良上野介なんだそうです 何故 吉良上野介が大悪人 訳はこうなんです、浅野家なんて禄高にしたら大した事でもなく関ヶ原でも活躍した記録はない平凡な藩・・・ そんな浅野家を後世にまで有名にしたのは「松の廊下刃傷事件」があったからこそだと・・その張本人が「吉良上野介」だ・・・・と云うのです 実に3人ともけしからん大悪人だ!という面白い話で今でも覚えています 1,2は戦前の皇国史観からして尤もなことでしょうけどアンチ忠臣蔵が仕掛けた話ではないのかと・・・またわずか3人しか大悪人がいないこともお笑いですね ---------------------------------------------- さて次は「備前長船の刀剣の里」の見学です。 中国山地には豊富な砂鉄の産地でした。 古代吉備の製鉄技術に由来する備前福岡村長船の刀匠の技術は日本伝統の美術工芸品として今なお愛好者が多く古き良き日本の文化と歴史が息づいているようでした。 ※興味ある方は詳細webでご覧ください 見学した「備前長船刀剣博物館」です。 名刀一覧 私の現役の頃ですが備前出身者の先輩があって出張先では備前長船の名刀、備前焼の話を度々聞きました。 聞くたびに新しい備前物語の話題で「なんて物識りなんだろう・・・!」と劣等感を感じたほどですが聞くほどのことはあったですが やはり「百聞は一見にしかず」を感じた有意義な一日でした --------------------------------------------- <栗>今年もたくさんの栗が実をつけました 味覚の秋ですね、この籠が4杯目でまもなく終わりです。 皮むき、渋とりが大変です(もっとも渋皮煮というものがありますけどね) ※年2回消毒します、そうしないと樹木まで栗虫、カミキリムシにやられてしまいます それではまた・・・・です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[歴史を語る] カテゴリの最新記事
|
|