カテゴリ:歴史を語る
また2.26がやって来ましたね
だいたい東京に雪が降るとロクなことが無いと昔の先輩はよく云ったものです。 ・元禄時代の「赤穂義士の討ち入り」 ・桜田門外の変・・・・井伊大老暗殺事件 ・2.26事件・・・・・・昭和11年陸軍青年将校叛乱事件 どの事件も雪が降りましたねさて昨日は2.26日でした TV、ラジオも何にも伝えてくれません、すでに70年以上経過しすでに若者には風化したのでしょうか。 地震、津波の天災とは類を異にしますから「忘れてもいい」のかもしれません 当時は日本を震撼させた大事件だったようですね この田舎でもラジオが聞こえなくなり、やっと大阪朝日新聞でその内容が分かった・・・とか 「何か東京で大事件が起こったみたいだ・・・」と村じゅう大騒ぎであった そんな事を父から聞いたことがあります。 昭和30年代の高校歴史の授業で教師は当時は10代後半の「若き血燃ゆる多感な青年」であったから鮮明に事件の概要をよく覚えておいででした。 しかもこの米子から反乱軍として民間出身の「西田 税」氏が母校の先輩だったということもあって教科書にない当時の裏話も話してくれたものです。 <小説:叛乱>西田税 2.26への道 著:伯耆坊俊夫 1997/11 初版 ※「西田 税」に関する書籍は沢山発行されていますし私は2.26事件の研究者でもありませんのでコメントは差し控えます -------------------------------- さてこの歴史の先生・・・ これを題材にして授業中にこんな笑い話をしてくれました。 反乱将校の一部は手分けをして各政界、軍部の主要人物を襲撃したが時の大蔵大臣「高橋是清」の官邸を襲撃したがなかなか見つからない、やっと見つけたのは悠然とした姿で入浴中の蔵相であった。 すぐさま銃を向けたが、なんとも風呂の中の彼の素っ裸に閉口し、指揮官のひとりは乱れ脱ぎ捨ててあった下帯を鷲づかみにし、彼に差出して毅然たる態度でただ一言「高橋 コレキヨ!」 青年将校にも武士の情けがあったのでしょうか ----------------------------------- 級友は一斉にゲラゲラ笑うと思いきやニヤッとする程度でした 日本人同士だという事と戦後といえど20数年しか経っていない苦い事件だという意識は生徒にもありましたしまだその2.26事件が高校生には理解されていなかったかもしれません。 私も瞬間「西田 税」の事が頭を過りました。それもそのはず彼の生家が登校途中に在り自転車で通る度に解らない2.26事件を意識しながら通過したものです 笑話は5年前の楽天ブログの再掲です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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