テーマ:楽天写真館(355846)
カテゴリ:農業,園芸
前回のUPで自作品「野菜の芽だし機」について触れました
その時に一緒に書いてしまえばよかったのですが、長くなるので分割することにしました。 今回は「失敗談」の巻です 話は4年ほど前のことです この芽出し機の容器の中は設定温度一定で(10度~40度の任意の値)自動管理してくれますので非常に便利です。もはやこんな類の事なんか当たり前の世の中ですね 厳密に云えば野菜の種類によって発芽温度は異なるのですがだいたい25℃~30℃なので設定温度は30℃にしています 適温25℃の種子に30℃は悪影響があるのかないのか解りませんが芽を出してくれますのでOKとしております それはそれで良いのですが・・・・・ 大失敗というのは・・・つまり、うっかりミスをしたのです 放置していたら火事になったかも知れないのです この感知器(制御素子)を外に出したままで蓋をして現場を離れてしまったのです <感知器>センサー(サーミスタを6個直列接続しています) 感知器を外に出しておいたら当然なことですが気温は周囲温度となります。 容器の中では赤外線ランプが点灯して温めるのですがいつまで経っても温度が上昇しないので点灯しっ放し状態が続くことになります 中はだんだんと温度上昇し30℃を越えてもまだ上昇を続けていたのです。 製品にはこんなポカを防止するために何らかのインタロックが組み込んであるのですが(一例では温度ヒューズの設置)私の製品はただのヒューズのみですからこの場合は役に立ちません。 幸いにも昼間のことでしたので何気なく監視に行ったら(監視なんて勿体らしいですが、芽出し状況の点検です)上蓋から湯気らしいものが立ち上っていたのです <使用中>感知器を外に出したまま運転してしまいました この写真では感知器は箱の中にチャンと収まっています なんと恐ろしい事でしょうよく見るとズバリ「感知器の入れ忘れ」でした ポットの中の地温は60℃くらいになり中の保温用発砲スチロールが所々融けているのではありませんか 幸い火事にならず済んだのですが背筋がヒヤッーとしたのはいうまでもありません 当然ながら中身のポット苗は湯だってしまって 想定外・・まさかうっかりミスなんですが大事に至る重大ミスですね反省です 電気回路は勿論の事「100%絶対安全」なんていうものはありますまい。 それをより安全なものにするのが人間の英知だと心得ます。 話を逸らすようですが最近の車は停車時にKEYを差し込んだままドアを開けるとブザーが鳴りっぱなしになりますね。 これもうっかりミスの対策ですが私の場合はウッカリミスが火災に直結するという最悪なコースをたどる一番悪い例なのです そんなポカが出来ないように感知器を任意の場所に固定してしまう方法に改良しています そして温度ヒューズも設置しました。 事が事だったのでいまだにまだなにか気が付かない危険が潜んでいないかと時々点検は怠りません これから学んだ教訓は自作は(危険が潜んでいるもの)過信は絶対ダメということです。 敢えて失敗談を披露いたしました、参考になれば幸いです ※さて・・・・と、書き終えましたのでUPしておいて「芽出し器」の点検に行ってきましょうか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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