カテゴリ:電気講座
彼方此方でゲリラ豪雨が出没し、気象庁もお手上げみたいですね
・被害の出た地方の皆さまには心よりお見舞い申し上げます。 この神出鬼没のゲリラ豪雨、毎日地域、時間帯を変えて暴れまわっているようですが 一地域に停滞して数日間降り続けるような居坐りタイプではないようです。 こんなこと言ったら不謹慎ですがヒョットすると日本列島の弱点箇所を検索しているのかもしれません(負荷試験) 誰も頼みもしない事をやってあれこれと難くせを付けるのは要らぬお節介というものですね なにはさておき、こんな夏は初めてでもうアジアモンスーンではなくて熱帯雨林帯のスコールですね。 ーーーーーーーーーーーーーーーー さて、今日は昨日行った校区の「夏休み子供電気工作講座」について記します。 この企画、館長の提案です。 眼を付けられたのが私の所属する「電子工作講座」、小学校に公民館から参加者募集をされたそうです。 「だれがこんな暑い時期にしかも電気だなんて人気がないものを」 と思っていたのだがそれでも11人の児童の申し込みがあった もっと希望者があったそうですが部品の取り寄せ関係でこの程度としたのだそうだ。 時期については夏休み早々、終わり頃は心身ともだらけるので早々に実施となった。 定刻20分前には全員集合! 大人も見習わなければなりません ※以下順を追って説明しますが「料理のレシピ」のようにはまいりません (1)<館長挨拶>みなさん大人になったら立派なエンジニアを目指して下さい (2)<完成品>事前に作成しておいたものです(5cm×5cm) するというおなじみの回路ですが今回は昔と違ってICを使っています (3)<エッチングの前後>基板(銅板)にマジックで回路図を書いてエッチングします 黒く塗った回路が被膜になってエッチングしても銅が溶けません、塗っていない場所はエッチングされて銅が溶けてしまいました。 仕上げは黒の回路をシンナーで拭えばピカピカの銅が現われてきます <エッチングとは>塩化第2鉄水溶液で銅を熔かす事を云います ------------------------------ <作業開始>予め回路図が書いてありそれを基板にセロテープで貼りつけます。 動かないようにしっかりと張ったら次は部品を取り付け用の穴あけをします。 (4)<穴あけ>1mmの穴を27箇所あけます、子供には無理!です 型版紙をはぐり基板の上に型番紙通りの回路を各自油性マジックで書いていきます(3)の左図です それが済むとエッチング(銅を熔かす)作業にはいります <エッチング>この小さなBOXの中には塩化第二鉄溶液が暖湯で薄められています約4分で仕上がりです
水洗いしたらドライヤーで乾かして電気(電子)部品の取り付けに入ります。 <黙黙と・・・>部品取り付け、ハンダ作業 火傷に注意! ハンダづけ作業というのは易しそうですが案外難しいものです 回路に部品を取り付けそれを半田子鏝で温めたら素早くハンダをその個所に持っていき短時間でハンダを熔かしします ------------------------- <休憩> 以下、余談です <きれいなハンダ作業を行うには> ここで右手にハンダ鏝、左手にハンダ 基板を固定しなければコロコロと動いてハンダが付けられないのです。 第3の手が必要です、だれかにジット持ってもらっておくのも1案でしょう しかし、いつもそうではありません、実際は一人で行う事もありますね。 2案:荷造りガムテープで仮留めるするのも名案です 3案:洗濯バサミ等摘まむものを用意する 4案:はさみ作業台の使用(専門で行うには必需品です) --------------------------- (5)<だいぶ出来たぞ>この児童は上手でしたね・・・拍手! 熱中症にならないように室内でも水を飲みます、半日で終わる予定がずれ込んでしまいました。 みんな一応帰って食事して午後2時からやろうという事にして昼食に帰りました。 しかし、そのまま続行しておった児童もいたようです。 私はドリルの穴あけ、エッチング作業を担当しましたがそれが終われば部品取り付けの手伝いを行います。 5cm×5cmの基板内のハンダ付けの部分をヒョイと差し向けられて「ここは良いですか?」と問われてもなかなか直ぐには解りませんねえ・・・ きれいな作業をやる児童はユックリでもそつがありません 机の周りが作業中でもきれいなのです すぐに私たちに要請をかける児童は回路図、部品配置図等の説明書をまったく見ないのです、その先困ったなら遊んでしまう・・・そんな光景が見られました これも小学1年生が2人 2年生が1人の事もあって無理もない事なのですが「電気工作」の面白さを楽しんでもらったと思っています。 3人の生徒が未完成で午后3時に解散したのですが永井先生はさすがですね その3台を自宅に持ち帰り回路点検、付け直しを行ってその日のうちに3台とも完成 明日、早朝未完成のお宅に電話をかけたら早速保護者の方と昨日の児童が恐縮して先生宅まで受け取りに来たと先生から電話をもらいました。 やはり指導者にはなれませんね、先生は淡々としています 「私は子供の頃からラジオを組み立てたりアマチュア無線を楽しんだりして電気は好きだった、まして電気、電子教員生活を長くしたから生徒の扱いには慣れている」 さすがですね、もっと早い時期で先生を知っていたら私の人生も変わっていたかもしれません 写真を撮る時間もないくらい当方も手伝いに没頭していました。 中途半端なブログとなってしまいました。 この作品、生徒たちは「夏休み自由研究」として提出するそうです。 結局は子供たちの宿題のお手伝いしたはめになってしまいました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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