カテゴリ:歴史を語る
連日の猛暑で・・・・と書きだしていたところですが
2日ほど前から日本海の前線が南下して島根県は大雨に襲われました。 当地では少しも降らなかったのですが150km西の大田、浜田の島根県の中部から西部にかけて大雨が降ったようです これで一気に秋めいてくれればいいのですが・・・ さて、「下書き保存」から取り出してこのブログを書いています 勿論写真もですので我慢して下さい。 今回は前回UPした写真のなかに昔の「火消し壺」が写っていましたのでその話題です。 この「火消し壺」、方言でもなさそうだし、あまりに単刀直入な云い方なのでWEB検索してみましたが、やはり「火消壺」と説明されて用途は自宅が使用していたと同じで少しも変わったところはないようです。 簡単に云うと 使用済みの木炭を灰になるまで放置しないで人工的に消火させる道具です。 空気を遮断することにより自然消火します。 という説明になるのですが昔はこのようなものしかなかったのですね ------------------- 昭和30年代はまだ各家庭は台所の燃料は主に材木を主とした薪を利用していました だんだんと石油コンロが入りそして爆発的な燃料革命がやってきました。 プロパンガスの普及です 火力は強いし、煙は出ないしすぐに着火、消火するしの灰も出ないし・・・・いいことずくめですね 瞬くまに各家庭に普及したのは高度成長と無関係ではないようです ------------------------------- この「火消壺」はそれ以前の話です。 コンロ、炬燵・・・このような物に対する最初の火種を起こすにはこの「火消壺」の炭を使用しました。 勿論、従来の商品の木炭は販売してあるのですがこれの弱点は火起こしに時間が掛かることが難点でした。 この「**木炭」の着火にもこの「火消壺」の炭を利用していました。 ------------------------------- 薪が燃えた後は赤々とした状態のオキ(と云っていました)が残りますがそれを火ばしで摘まんでこの火消壺に入れて蓋をすると酸素を絶たれて自然滅火となります、それを取り出し保管しておき、必要の都度それを利用したのです。 今から思えば・・・取り扱いも簡単ですが火事という事は考えなかったですね 拙宅の火消壺ですが壺の素材は素焼き、瀬戸物でもないし石をくり抜いて作成してあるようで安心ですが蓋を観て下さい。 木製なのですね それに薄い鉄板が貼ってある程度です。 この鉄板もトタン程度の薄ものですから昔の人は不用心でもあったと思いますね ----------------------------- 次の写真はWEBからの借用ですが、こんな立派な火消壺! 陶器で出来ているようですね、工芸品のように見えます 実用的に使ったものなのかは不明ですが立派すぎます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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