カテゴリ:気象、天文
早いもので瞬く間に1週間が過ぎた。
台風23号が反れたとおもいきや続いて24号が本土に向かう公算が強くなったようだ 今のコースでは九州、日本海側は要注意です。 九州の西の海上を北上し九州北端で偏西風にのって日本海に出て東進すれば困ったこととなります、すでに風速50m・SECに発達しています。 ------------------------------- 平成3年の9月、台風19号(東北ではリンゴ台風とよんでいる)・・・あれはすごかったですね
上陸しないまま北上し佐世保市をかすめて急カーブして日本海に入り猛烈な南風が吹きました。 その様子は下記をご覧下さい ----------------------------------- <ウキペディアより> 九州上陸時の中心気圧940hPaは、昭和46年台風第23号以来約20年ぶりで、1951年の統計開始以後では史上5番目に低い(2005年現在)。 北海道再上陸時の中心気圧は955hPaであった。さらに、台風が勢力を保っていた上、日本海を速い速度で北上する最悪な進路を取ったため、各地で暴風が吹き荒れた。 阿蘇山で最大瞬間風速60.9m/s、広島市で58.9m/s、輪島市で57.3m/s、青森市で53.9m/sを記録するなど、最大瞬間風速は26箇所、最大風速は12箇所で観測記録を更新した。 非公式ながら、鹿児島県下甑島の航空自衛隊ヘリ基地の観測で、27日の13時過ぎに最大瞬間風速88m/sを記録した。 日本全土に被害を及ぼし、死者62名、負傷者1,261名が出た。保険支払額は、史上最高の5,679億円に達した。 ----------------------------------------------- この台風の10日後は鳥取県西部地震(M7.2)、2週間後には、幅1km、長さ15kmの地域に鶏卵(小)程度のヒョウが10分間ほど降って大騒ぎ、とんでもない災難が続きました 裏ばなし1 <雨が降るたびに停電?> 台風19号通過数日後の話しです、山陽地方では小雨が降るたびに各都市で大停電が起きる不思議な現象が続出しました(暫くすると自然に復旧するのです) ・原因は「中国山地を走る高圧送電線に付着した塩分が犯人」でした 小雨が降り送電線を濡らすと塩分が溶けて電気が碍子(がいし)で絶縁してあっても通り易くなります。 すると送電線の絶縁が低下して鉄塔で漏電が発生して停電となったのです、大雨なら塩分を流してくれますけどね。 電力会社では困ったあげく「数台のヘリで鉄塔の碍子を洗浄放水する作業が何日も続いた」まさに決死の放水作業であったと・・・・ 強烈な南風に瀬戸内海の海水が吹き上げられて3,40kmも遠方の中国山地まで飛んできたという事実はこれこそ想定外であったことでしょう ・復旧資材も他管区から応援があったそうですが各電力会社とも各々の規格で製造しているので使い物にならなかったそうです。じれったいですね 裏ばなし2 <ヒョウについて> 10/15の夕飯の頃でした、ドンヨリとした空模様程度でしたが・・西方の空からゴッーという音がしたと思ったら屋敷周りの建物の瓦からカチン、カチンという石を投げ付けられたような音がするので悪ガキのいたずらだろうと外に出てみると木灰が点々と付着したピンポン玉大のヒョウがジャンジャン降って来たのです フイルムカメラで撮った写真があるので探しましたが見当たりません、捜し出して後ほどUPします。 あの轟音を聞いた途端、とっさに思いました「とうとう、島根原発が事故を起こしたか・・・・」と 島根原発は直線距離にして20数キロありますがその頃は原発事故なんて(外国では2つの事故がありましたね)皆さんは無関心でした。 ・翌朝、職場でその話をすると皆から「オーバーな・・・」と云って笑われたのを思い出します。 あちこちと話が飛んでしまっています・・・・・ 棟瓦は歪み(地震)、雨樋、ビニールトタンはボロ布のようになるし、ハウスは穴があいて使用不能になるし・・・とんだ災害の連続で職人さんも引っ張りだこだったのですが台風19号後、資材がなかなか入荷出来ない状態でしたがそれでも全国的な規模ではなかったので早めに復旧ができました。 台風接近を思うと過去の辛い思い出が浮かびます、それでも地震と違って台風は2,3日前には大体の進行コースは予測されてそれが凡そ的中しますから十分な備えをしなければならないと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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